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後戻りの聞かなくなった日中関係:そうは思わないが参考になる見方
http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/173.html
投稿者 あっしら 日時 2013 年 12 月 18 日 15:45:01: Mo7ApAlflbQ6s
 


 転載する『ロシアの声』の記事に、「両国(引用者:日本と中国)ともあまりにも激しく罵り合ってしまったとの見方を示している。見方を変えれば、日本も中国も事をあからさまな武力対立に持ち込みたくはない。外交官らが、現在の対立状況を軍事紛争の段階までエスカレートさせぬよう、裏工作で対話を行って、状況打開、非公式的合意の締結の道を探るだろうことは明白」とあるが、既に(昨年11月頃から今年5月にかけて)、日中は“裏工作で対話を行い、状況打開や非公式的合意の締結の道を探った”と考えている。

 記事はさらに、「新リーダーの習近平国家主席の政治ブレンドは中国が長い間待ち望んできたものだからだ。これを実現化するためには、ナショナリズムのスローガンの下に国民を一致団結させねばならない。このためには、目に見える形での外敵があることが必須となる。その役割を日本が担わされている」とあるが、これは、安倍首相にも当てはまる観点である。

 具体的に表現するなら、“安倍首相の政治ブレンドは日本の多数派が待ち望んできたものである。安倍首相は、政治的基盤を強化するために、自身にかけられた期待を裏切らず国民の支持を高めなければならない。このためには、目に見える形での外敵があることが必須となる。その役割を中国が担わされている”というものである。

 これらに加えて、米中関係を何より重要な関係と考えつつも、中国を牽制・制御したいとも考えている米国支配層の存在がある。
 米国支配層は、中国が言うところの「第1列島線」の主要部を担う日本を対中抑制の最前線に立たせたいと願っている。
 それにより、中国海軍の太平洋進出を牽制できるだけでなく、日本を抑制したい中国支配層が日本支配層と並んで米国に擦り寄ってくると考えているからである。


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後戻りの聞かなくなった日中関係[ロシアの声]

特集: 論争クラブ (56 記事)
アンドレイ イワノフ  17.12.2013, 17:00

日本は、国際法に違反し、東アジアの状況を一方的に自国に有利に変えようと試みたとして、中国を非難した。これは日本の内閣が17日に採択した国家安全保障戦略の中に記載されている。日本政府は同時に、自衛力の強化の5ヵ年計画、10ヵ年計画を採択したが、これは第1に中国に対抗していくことを方向性にすえたものだ。

有名なロシア人東洋学者のモスクワ 国際関係大学のドミトリー・ストレリツォフ教授は、こうした文書の採択は、日本がこの地域で地政学的関心を積極的にポジショニングしていくための戦略に続くものとの見方を示し、次のように語っている。

「これは昨年末、安倍内閣の発足とともに始まったが、私の見た感じでは、この夏、秋あたりでどうにも後戻りが利かない状態になってしまった。日本の安全保障政策において軍事的要素が他の要素をあからさまに凌駕するようになった。これは特に海上自衛隊に力を入れた軍事政策の路線の活発化にも現れている。日本がまさに尖閣諸島の紛争に焦点を絞った、ある種のミサイル・ポテンシャルの創設に着手したことも重要だ。これはすべて、技術的、軍事技術的に非常にシリアスな決定であり、政治にも影響を及ぼすものだ。これらがどれだけ確固とした基盤をもつものであるかは言いがたいが、その全体的なロジックは中国抑止である。2013年日本は、中国が尖閣諸島に上陸した場合は武力報復までをも含めた最も厳格な措置を講じることを、明確な形で示した。」

ストレリツォフ教授は、両国ともあまりにも激しく罵り合ってしまったとの見方を示している。見方を変えれば、日本も中国も事をあからさまな武力対立に持ち込みたくはない。外交官らが、現在の対立状況を軍事紛争の段階までエスカレートさせぬよう、裏工作で対話を行って、状況打開、非公式的合意の締結の道を探るだろうことは明白だ。

ロシア人の中国問題専門家のウラジーミル・コルスン氏は、中国との関係を整える上で、日本の政治家も外交官も中国の情勢を考慮する必要があるとして、次のように語っている。

「現在、中国のブログ界やイエロー・プレスでは生活圏の拡大、中国に対する西側の犯罪、世界資源の公平な分配に中国が従事する義務について盛んに討議されている。こうした声明はよりバリューのある見解を表わす人たちも行っている。厳しい発言の大方の部分は日本に関係している。というのも、新リーダーの習近平国家主席の政治ブレンドは中国が長い間待ち望んできたものだからだ。これを実現化するためには、ナショナリズムのスローガンの下に国民を一致団結させねばならない。このためには、目に見える形での外敵があることが必須となる。その役割を日本が担わされているのであって、これは尖閣だけが悪いのではない。現在、日本が批判されている点は外交政策上の行動のみならず、憲法または国防戦略を見直し、集団防衛権を獲得しようとする意図があることだ。この批判は日本の政治に対する国内の見解でも伺える。たとえば中国では『谁在统治日本』(誰が日本をコントロールするのか)という本が出版されたが、これは新華社通信で翻訳され、あらゆる新聞で公表されている。この本は中国人読者に対し、日本の体制は不安定であり、封建主義的性格を持っていると説明している。見方によっては日本は北朝鮮と似たり寄ったりで、その理由は日本を牛耳っているのは5つの家系だけであり、議員制度も何度も同じ家系から当選するしくみになっており、役人の大半は東大の出身者で固められているというわけだ。」

コルスン氏は、こんなふうに中国で世論形成が行われていることで一定の成果が生まれているという。北京の東には、いまやものすごく人気のレストラン、「毛沢東」があるが、そこにいくと成果の一端がうかがえる。半時間ほど酒を飲ませ、反日的プログラムを鑑賞したあと、可愛らしい、教養あるインテリの中国人がいきなりテーブルに飛び上がってこう叫ぶ。「東京を空爆せよ!」「日本人をぶっ殺せ!」

コルスン氏は、日本は残念ながら中国の反日感情をあおるために頻繁にその原因を作ってしまうと語る。特に、尖閣諸島の国有化についてはあまりに悪い時期を選んだとしかいいようがない。ところが日本はそうは思っていないのだ。

http://japanese.ruvr.ru/2013_12_17/126055881/


 

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コメント
 
01. 2013年12月18日 16:09:21 : h9X6jjcf8A
その端緒を開いた、石原慎太郎はよほどの弱みをにぎられて、脅されたのだろう。

02. 2013年12月18日 16:58:32 : 7CacKTUh7k
日本人だってリアルでは言わないけどネットでは「北京を空爆せよ!」「中国人をぶっ殺せ!」くらいは言ってるよ。
リアルで中国人の前では言わないけどね→リアルでも言う中国人の勝ち!


03. 2013年12月18日 17:02:04 : SrmPqLSMME
石原の前に、中国が領有宣言をしている。
ま、誰が先かと言う前に、そもそも尖閣は日本の領土だ、
中国が取りに来ているの図、

日本の糞左翼は、安倍が悪いように言う、
中国が悪いのだよ


04. 2013年12月18日 17:25:35 : ARPqnfsBvs
安倍そしてその同類の政権が退陣すれば日中関係の改善など簡単だよ。

安倍に石破、麻生、石原慎太郎らが束になってこの関係を悪化させている。

さらには、前原、岡田もそうだよ。


05. 2013年12月18日 17:54:16 : LT6YHRlYrI
日中関係が悪化?
両国軍事大国に向けて阿吽の呼吸にしか見えん。

06. 2013年12月18日 18:56:05 : keKRLqCahI
安倍のような馬鹿に、簡単に日本が壊されるのか?

信じられない現状だ、今のところは。


07. 2013年12月18日 19:58:58 : BDDFeQHT6I
このままじゃ日本は北朝鮮と同じになる、北朝鮮が中国に頼るように益々対米従属が進み戦後70年で築いた日本の国富がアメリカに簒奪される。
自民党政権じゃ駄目なのを再確認した1年だった、やはり09年の政権交代は正しかったのだ、謀略で菅・野田と馬鹿議員が党首になったため国民の正しい選択が生かされなかっただけだ。
もう一度、小沢氏の力で政権交代を実現しなければ、今度は鳩山も居ないし小沢主導で日本が正しい道を進めるだろう。

08. 2013年12月18日 22:12:36 : r9oYPs9qlM
どちらの国も内政が糞だからだよ、
日本は破滅的な原発事故、中国は官僚腐敗の末期的な状態だからな。

09. 2013年12月19日 00:03:08 : c8uYroBnUM
最後の此れが重要だ。
> コルスン氏は、日本は残念ながら中国の反日感情をあおるために頻繁にその原因を作ってしまうと語る。特に、尖閣諸島の国有化についてはあまりに悪い時期を選んだとしかいいようがない。ところが日本はそうは思っていないのだ。

日本は…或いは「日本人は」と云った方がいいかな。空気を読む事にかけては無意味と揶揄される程に世界一だった。
海外での商戦で急成長を遂げて来たのも「慮る」事に長けていた御蔭だし、外交でも然り。
「日本人はニコニコしながら聞くばかりで自分の意見も云わなければ喜怒哀楽すら読み取れない」
云われたもんだが、云われなきゃ解らない鈍な世界に比してその感覚の異常な程の鋭利さは充分武器だった訳だ。
ムラ社会の特殊性だったと云ってしまえば其れ迄だが、それで此処迄生き抜いて成長して来たのも事実だ。そして外交官僚でさえそう云う日本人の一人一人であった。…が、

「ノーと云える云々」とボケをヌかし始めたアホが居た。
所謂尖閣の件でモロに空気の読まんタイミングで世紀の大惚けをぶっかましたエログロ小説家風情のあの爺さんだ。

以後の外交の醜態も政府に入り込む議員の醜態も見ての通り。
何時の間にやら先鋭的な世渡りをやって退けて行ける本来的な特性を文化背景に負った日本人てのが追い出されて、
何やら得体の知れない突然変異達に乗っ取られてしまって居た事が露呈したのが恐らく相見えている今日此の頃の其れなのだろう。

しかも事はあの周辺だけで済んで居る訳では無く、この中枢に巣喰ったセイタカアワダチソウは恰もカビの胞子やタンポポ宜しくその種を撒き散らし続け、元の優れた特性を持った在来種を「空気の読めない」アホウに変質させ駆逐来して来た訳だ。

そして原発にせよ治安維持法にせよそう云った背景の積み重ねの成れの果てだ。
元に戻さない事にはえらい事になる。


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