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http://31634308.at.webry.info/201312/article_13.html
2013/12/14 11:25
政府は、「エネルギー基本計画案」を了承した。その中身と言えば、いくつかあるが、一番気になる項目を挙げた。
■原発は引き続き活用していく基盤となる重要なベース電源。必要規模を確保。
■原子力規制委員会は安全性を確認した原発を速やかに再稼働
■核燃料サイクルを引き続き着実に推進
自民党は、総選挙では東北地方の候補者は、原発ゼロを叫び、党として原発は1、2年掛けて検討し、原発をなくす方向で進めると言っていた。それが大勝して、国会運営上、何の障害も無くなった途端、公約にもない秘密保護法を強行採決し、未だにこれだけ原発事故で被害を受けた教訓もなしに、上記の基本計画のように、敢えて「重要な基盤となる電源」と決定した。また再稼働は「速やかに」と催促している。またもう既に10兆円程度注ぎ込んで、全く目処も立たない「もんじゅ」の研究に引き続き「着実に」継続しろと書かれている。
国民の70%程度が脱原発を望んでいるのに、この決定である。安倍政権は、かつての自民党政権の中でも、もっとも国民の民意を踏みにじって政治を進める政権であることが明らかになった。
現在、国内の原発は1基も動いていないのに、電気はまかなわれている。政府は、原発がないために、原油の調達に莫大なお金が海外に流出していると宣伝し、だから原発を使わなけれならないと言っている。
しかし、原発を稼働すれば、大量の核廃棄物が生じる。しかし、その廃棄、保管コストは計算に入っていない。この保管場所もまだ決まらない。その代替策として、福島の原発で汚染された地区を国が買い取り、そこに核廃棄物の「中間貯蔵地区」としようとしている。文字通り、「中間施設」であり、一時保管場所である。永久保管の場合、一声、10万年の保管が必要である。高々、電気を使うために、人類がこれからも生きているかわからないほどの年限の間、日本の将来の子孫たちが、その費用、手間、リスクを負担しなければならない。
よく政府、自分達の子供や孫達に負担を残さないように、消費税を上げると訴えている。原発の費用は、数千世代が負担しなければならない。これはあり得ない話である。
しかも、日本は2度も核被害に不幸にも遭遇している。原発は安全だ、安全だと言ってきて、この有様である。最近、東電は津波前に原子炉建屋の冷却配管系が破損して冷却出来なくなっていたことを認めた。消防車で給水した水は途中で漏れて、原子炉内まで届いていなかった。つまり、深度6程度で日本の原発はメルトダウンしてしまうということである。
それを外国に政府自ら売ろうとしている。政府が売るのだから、当然買う国は、事が起こって被害が出れば、損害賠償を要求するだろう。これは、売買契約の中に条文として書かれている考えている。しかし、政府は秘密保護法で決して公開はしないだろう。
我が家では、3.11で原発事故が起こって、すぐに太陽光発電のソーラーパネルを導入した。これは自分が使う電気は、なるべく化石燃料、原発に頼りたくなかったからである。このパネルを導入してみて、太陽発電の凄さを感じている。何も文句も言わず、ひたすら電気を発電してくれている。初期投資は当初20年ぐらいで回収と考えていたが、しかし10年ちょっとで回収出来る計算である。
よく、国民が太陽光発電すると、昼間の発電量がオーバーし、電気を蓄える手段がないと、ケチを付け、だから昼夜関係のない原発が必要と言う。
しかし、皆さん知っているだろうか、新エネルギー貯蔵を。
オーバーした電気は、無尽蔵にある水を電気分解して水素にし、タンクに貯蔵する。水素を燃料として、燃料電池というもので電気を発電するものです。
既に自動車会社は将来の究極のエコ自動車として水素燃料電池車を開発して、2020年頃には大衆車と販売する計画です。水素と酸素で燃やすので廃棄物は水となります。究極のクリーンエネルギーです。そのため、各地に水素タンクステーションが出来ます。各家庭で余った電気は、水素タンクステーションに集められ、水素で貯蔵します。
日本のように、太陽、水はあるが、原油を持たない国にとって、究極のエネルギーです。それこそ、安倍首相が好きな安全保障にも最適です。こんなエネルギー開発に何兆円使っても構わない。日本こそ原発をゼロにして、このような新技術のエネルルギーに転換すべきである。
それにしても、国民はもう目覚めるべきである。このままだと、人災によって日本沈没である。
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