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人々が良心に従わない「立場ゾンビー」になってしまうのには理由があります。会社の都合、家庭の事情、自分の理想、周囲の視線、プライド、習慣、気分などと様々です。異なった状況に見えますが、良心に従わずに無視する事。つまり良心を眠らせるという心理的な態度は同じです。悪として現れるか否かは露見するかしないかだけの違いであり、心理的にはアイヒマンと同じ事を実際にやっているのです。ですから、社会全体が「悪」に転落しないほうがおかしいというものです。
庶民は、自分の立場はさておいて、「権力のある人が立場を生かさないのが悪い」と思っています。しかし、権力的な地位も立場に強制されています。立場を維持向上させるのが立場です。その努力によって立場を得たのですから、立場を否定する可能性がある良心に目覚めることなんてできません。地位が上がるほどに分厚い立場の目隠しをしなければならなくなるのです。官僚や政治家がとんでもない法を作ったりするというのは、「立場がそれをさせている」とそれぞれに思い込んでしまっているのです。平然と嘘が言えるのは、そうしなければならない立場文化があるからです。
良心に目覚めて、立場の都合を否定すれば、例えば、総理大臣であることさえできません。 また、総理の立場を支える周りの立場の人たちにしてみれば、「立場の要求を否定する総理大臣の係りをしている、あの男を支えるのは自分の立場ではない。引きずり降ろすのが自分の立場を支える道であり、それが自分の立場だ。」ということになってしまいます。
立場を得る過程で彼らは何でもやってきました。立場のために大きな嘘、綺麗事を平気で言える訓練を積んでいるのです。マスコミ関係の人たちにも立場があって、立場を危うくしかねかい報道はしません。自主規制が習い性になっていて、社会全体の邪悪な真相を暴露する新聞は存在しません。売ることが許される立場として存在できるし、それは買って読む立場だと思う庶民の立場によって支えられています。
すべての段階には「良心のフリをする立場」も紛れ込んでいるので事態が複雑に見えます。しかし、全体の心理状況が単純ですから解決方法は非常に単純です。それは、立場を引き受けたままで「王様は裸だ」と言えるかどうかだけです。 悪人やそれに引きずられている人々が良心に目覚めるというのがしばしばドラマのテーマにされます。人々はずるいのでドラマなどを見て、自分の卑怯に対する無力感をごまかしているのです。
社会を変えるのは自分自信です。自分が変われば自分の環境が必ず変わります。それまでは、社会を変えないように抵抗しているのが自分自身です。ですから、徹底的に自分の卑怯を直視すべきです。 それができれば立場という考えに安住しては居られなくなります。そして、そこが良心の目覚めのはじまりです。
「悪」の原因の原因 住民至上主義 権威の足もとは墓場 前阿久根市長 竹原信一のブログ
http://blog.livedoor.jp/jijihoutake/archives/54681671.html
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