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派遣労働の常態化は庶民から搾取し、庶民を支配するために行う「レジーム・チェンジ」の一環 櫻井ジャーナル
http://www.asyura2.com/13/senkyo157/msg/827.html
投稿者 初心に帰るお天道様に恥じない生き方 日時 2013 年 12 月 14 日 07:42:09: 4hA5hGpynEyZM
 


派遣労働の問題は多くの人に指摘されてきた。庶民は劣悪な労働環境を押しつけられ、貧富の格差が拡大し、社会は崩壊へ向かっている。その一方、社会の崩壊で支配体制が揺らぐことを恐れてファシズム化を推進しているわけだ。
 厚生労働省は12月12日、すべての職種で企業が派遣労働者を使い続けることができるようにする骨子案を労働政策審議会部会に対して示したという。労働環境の劣悪化、貧富の格差拡大、社会の崩壊を推進するという姿勢を同省は明確にしたということだ。
 低賃金で不安定な雇用を広めるメリットが支配層には少なくともふたつある。
 ひとつは庶民から富を吸い上げ、自分たちがより豊かになり、支配階級としての地位を確かなものにできるということ。もうひとつは、支配層に反抗的、例えば労働環境の改善を求めるような人びとを容易に排除できるようになるということ。
 日々の生活に追われる庶民は社会について考える余裕をなくし、経済的な理由から教育を受けることも難しくなって被支配階級として固定化される。生きる糧を奪われる恐怖を常に意識させることで保身に走るように仕向け、反抗心をなくそうというわけだ。
 似た仕組みは1960年代に学校へ導入されている。こうした制度変更の背後には60年安保闘争、そして来るべき70年安保闘争があった。
 1966年に東京都では高校入試に学校群制度の構想を発表、学力試験の科目数を9から3へ減らし、9科目の内申と学力試験を同じように評価することにした。制度を変えた名目はともかく、内申とは教師による生徒の監視にほかならず、学校の管理強化につながる。内申書によって子どもに監視を常に意識させ、権力に服従する人間を作り出すことが支配層の思惑だったのだろう。
 それ以前、日比谷高校をはじめとする進学校も存在したが、都立高校は数の多さもあり、社会のさまざまな階層の子どもが集まる学校でもあった。その都立高校では管理が強化されるのと並行して進学校としての地位を失い、国立や一部の私立がエリート輩出のルートになる。受験産業の資料によると、こうした進学校は「自由な校風」という特徴があるらしい。
 国立や私立は中高一貫、または小中高一貫の学校が多く、東京都の制度変更は「勝負の年齢」を下げることになった。受験の低年齢化は早い段階から受験準備でき、長期にわたって教育費を負担できる富裕層が有利だ。
 社会で「エリート」と評価される地位を固定化するためには、「エリート輩出大学」へ特定の階級の子どもが進学する必要がある。どれだけ学習環境が恵まれていても、試験が客観的であれば、こぼれ落ちる支配階級の子どもが出てくる。「教育再生実行会議」が10月31日に提言した「高等学校教育と大学教育との接続・大学入学者選抜の在り方について」(PDF)は、そうした問題へのひとつの回答。情実入学を公然と認め、恣意的に合格者を選べるようにすべきだという内容だ。
 派遣労働の常態化や情実入学の容認は支配体制を固定化する。つまり、官僚の情報独占を実現するために成立させた「特定秘密保護法」と目的は同じだ。


派遣労働の常態化は庶民から搾取し、庶民を支配するために行う「レジーム・チェンジ」の一環 櫻井ジャーナル
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201312130000/
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コメント
 
01. 2013年12月14日 09:13:49 : 2D6PkBxKqI
搾取という言葉を聞いたのは何十年ぶりかな?

そろそろマルクスの時代が再開するんだね。


02. 2013年12月14日 09:19:32 : 2D6PkBxKqI
しかし、阿修羅で小沢の様な反動側の代表でアメリカの犬、極右が人気あるというのも不思議だな。

阿修羅見てるのは在日と右翼だけだったりしてねwwww


03. 2013年12月14日 09:21:59 : p4TlRONmCI

 派遣というのは 産業界の要請があって 政府が作ったものだろうけど

 ===

 たとえば マツダという会社が 現在は ちゃんとした会社になってるけど

 一時は 何時つぶれるか 何処に買収されるかと言う位に 財務内容は悪かった

 ===

 マツダが 今日有るのは 派遣によって フレキシブルに労働力を確保出来た

 からだと 愛は考えている

 その間 マツダの正社員だって 給与が上がらなくても 一生懸命頑張った

 ===

 いずれにしろ  フレキシブルな労働力と言うのは 産業界にとって

 絶対に 必要な仕組みだ
 


04. 2013年12月14日 13:46:06 : puMup5ZIao
03の言う通りだとすると、 凄いことになるね。


働く社員は一生懸命一生低賃金で正社員と、もっと低賃金のハケンかバイトかバカり。
それでしか会社制度は成り立たない、ということになる。

===
深刻なのはゲームばかり子供のときからやってきた世代の知能が明らかに低下していることだ。今はおとなになってるが、ちょっと詳しく話をすればわかるように、明らかにぶっ飛んでる。是非曲直が自分で論理立てて考えられない他人依存症だ。でっかい図体した幼稚園児だ。


マウスだってスマホだって100ミリガウスを超えてる。子供の時から触っていいもんじゃない。

容易に操縦される人畜の完成だろう。

===
小魚を大魚が喰らうごとく地球の隅々まで多国籍大企業が容赦無くむさぼった結果
もうほとんど資本主義企業の薔薇色の夢を描ける場所がなくなって、描けるのはイバラの絵ばかり。


コンゴもボルネオもニューギニアも、アマゾンも借り倒されて銀行口座の数字に化けたが、そう遠くない将来、酸欠空気が現実になるだろうよ。


05. 2013年12月14日 15:57:15 : UnrQufj6EM
派遣という雇用形態は労働組合に手を焼いた会社側の考えた方法。たしかに労働組合は正規雇用にあぐらをかいてやり過ぎたが派遣などの非正規雇用は社会的にもかなり問題だ。
いっそのこと一部の職を除きすべ非正規雇用にしたほうがいい。給与や待遇は仕事内容に応じて決める。社会保険はすべて廃止して医療は原則無料、年金は勤続累計年数と労働強度に応じて支給、介護、育児休暇中の給与は労働保険で充当すれば必要な時に必要な分野に労働力を集められる。仕事のための仕事、管理するための管理が減り無駄に働くことがなくなれば1日4時間労働や週休4日も可能となりそうだ。エネルギーの節約にもなる。

06. 2013年12月16日 19:47:23 : Y7jSSXbgtw

 労働者派遣は二重搾取(派遣先と派遣元)になり、雇用責任が曖昧になるので、かつては原則禁止されていた。

 

 


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