http://www.asyura2.com/13/senkyo157/msg/804.html
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近著の書名にも使うなど「突破」という言葉がお気に入りの猪瀬氏。危機を抜け出せるか
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131213/dms1312131541020-n1.htm
2013.12.13
医療法人「徳洲会」グループから5000万円を受け取った問題で釈明に追われる東京都の猪瀬直樹知事(67)。都議会総務委員会でウソの答弁をしたことも発覚し、ますます窮地に陥っている。そんな猪瀬氏だが、過去に出版したエッセーの中で「負けが込んできたときの自分の支え方」や「自分に不利な“空気”を変える方法」など苦境を脱するノウハウを説いていた。自著にならえば、すでにこの状況を突破していてもおかしくないのだが…。
「質問に正確にお答え致します」
今週開かれた都議会総務委の冒頭で、こう宣言した猪瀬氏。今となってはその言葉も空虚に響く。真実を語ると誓った舌の根も乾かぬ間にウソが露呈したからだ。
10日の総務委で、議員会館の徳田毅衆院議員(42)の事務所で現金を受け取ったとされる昨年11月20日の行動について「(現金受領後)まっすぐ自宅に帰ったと思う」と説明していた。
だが、まっすぐ戻らず、港区の事務所へ。猪瀬氏は「秘書と打ち合わせしていた」と慌てて訂正したが、「選挙資金ではない」とする主張の信憑性は一段と薄らいでしまった。
絶体絶命の猪瀬氏だが、2011年に出版したエッセーの中では逆境をはねのける秘策を披露している。
書名は『突破する力 希望は、つくるものである』(青春出版社)。月刊誌『BIG tomorrow』(同)で、06年3月から10年7月にかけて連載したコラムをまとめたもので、全5章187ページ。一介のライターから東京都知事にまで上り詰めた猪瀬氏が、自身の経験で培ったさまざまな「突破する力」を語っている。
ページを繰ると「壁を打ち破るには“頭”を使え」「自分の最大の武器は、弱点の中にある」などの言葉が並び、窮地からの反転攻勢を指南する記述もある。
「どん詰まりを抜け出す、頭の持久力」と題されたテーマでは「絶体絶命だと思ったところからが、本当の仕事のスタート」とし、「負けが込んできたときの自分の支え方」として、「今日の負けは、明日に取り戻すことも可能」とアドバイスする。
ポジティブ思考の重要さを唱え、「自分の中に眠る自信を取り戻す法」として、「自分で自分を励ましましょう。これを毎日100回唱えれば、言葉の力で元気が出てきます。さあ、顔を上げて! 前進あるのみです!」と提案。閉塞(へいそく)状況を打ち破るには「不利な状況を逆手に取ってみる」こと。会見や都議会で自信なさげに答弁する猪瀬氏を見ると、著者本人が実践できているかどうかは疑わしい。
気になるくだりはまだある。「みなさんは自分のふだんの行動を振り返って、公共性を大事にしていると胸を張って言えますか」とし、「『お天道様が見ている』という感覚(中略)それが失われると“なんでもあり”の混沌とした社会になってしまう」。
道路公団民営化に取り組んだ際にバッシングを受け、知人に励まされた経験も披露。「信頼に足る人を得るには、自分がまず信頼される存在になること」。
本人がいま読み返してみたら、恥ずかしくなりそうなくだりがこれでもかと続くのだ。
今月18日には五輪招致成功の経緯などをまとめた『勝ち抜く力』(PHPビジネス新書)も出版する猪瀬氏。日に日に信頼を失う現状をどう突破して、勝ち抜くのか。見物ではある。
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