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東京都の猪瀬直樹知事が医療法人「徳洲会」から5000万円を受領していた問題で、猪瀬氏が受領当日(昨年11月20日)の行動について事実と異な る説明をしていたことが新たに分かった。これまでは、衆院第1議員会館(千代田区)で徳田毅衆院議員から5000万円を受け取り、そのまま帰宅したと説明 していたが、毎日新聞が情報公開請求で入手した猪瀬副知事(当時)の公用車使用記録では、5000万円を受領した後の時間帯に港区内に立ち寄っていた。毎 日新聞の取材に猪瀬氏は、同区にある自分の事務所で「秘書と打ち合わせをした」とこれまでの説明を訂正。5000万円を「選挙活動とは関係ない」とする主 張はますます揺らいでいる。【竹内良和、川口裕之】
これまで猪瀬氏は5000万円について「個人的な借り入れで、自分と妻以外は知らなかった」と説明してきた。しかし新たな説明だと、知事選立候補表明の前日に5000万円が入った紙袋を持った状態で自分の事務所に立ち寄り、秘書と打ち合わせをしていたことになる。
猪瀬氏は10日の都議会総務委員会で、徳田議員の事務所には「(午後)6時とか、6時半とか、そういう時間」に訪れ、その後は「まっすぐ自宅に帰ったと思う」と答弁。徳洲会側との一連のやり取りで移動に公用車は使っていないと説明していた。
一方、当時の公用車使用記録によると、猪瀬氏の専用車は午後7時に無人で都庁を出発し、同20分に港区内に到着。同40分に猪瀬氏を乗せ、多摩地域の自宅に向かっていた。
この食い違いについて、猪瀬氏は特別秘書を通して「改めて確認したところ、議員会館からタクシーで港区の個人事務所に行き、秘書と打ち合わせをした。その後、公用車で帰宅した」と説明した。
猪瀬氏が説明を一転させたことに都議会与党の公明幹部は「11月20日の行動は一番重要な点で、議会答弁を翻すのは極めておかしい。真相を徹底的に究明する必要がある」と話した。
◇解説 「個人の借用」根幹揺らぐ
5000万円を誰にも見せずに自宅に持ち帰り、妻に貸金庫に入れるよう頼んだとする猪瀬氏のこれまでの説明は「知事選と無関係な個人的借用」との主張を支える根幹部分だった。これが事実と違うなら、説明全体の説得力が失われる。
猪瀬氏は昨年11月20日、午後5時半ごろまで荒川区のホテルにいたことが、毎日新聞の取材で確認されている。その後は7時40分に公用車に乗車す るまで記録がない。猪瀬氏はその間に徳田議員事務所で5000万円を受け取ったと説明するが、徳田議員と交わした会話の内容も、タクシーを呼んだのか拾っ たのかも「記憶にない」と答えない。自宅に直帰したとの答弁は、その中では比較的はっきりしている方だった。
事実経過が新たな説明の通りだったとしても、5000万円を「泥棒が入ったら困る」と貸金庫を新たに契約するほど用心深い猪瀬氏が、紙袋を持ったまま個人事務所に寄り、秘書に中身の説明もしないのは不自然だ。選挙資金だったとの疑念は深まる。【清水健二】
猪瀬知事:「自宅に直帰」ウソ 5000万円受領日 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20131212k0000m040106000c2.html
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