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2013年12月11日
自公与党が、国家安全保障戦略(NSS)に「愛国心」を明記することを了承したそうである。国を愛するか、自己愛に生きるか、地球を愛するか、人それぞれの心模様であり、プライベートな領域、国が口を出すことではない。“口を出すなら、金をくれ”そう言いたくなる人々も多いものと思われる。アベちゃんが、「通常の生活が脅かされることは断じてあり得ない。今ある秘密の範囲が広がることはない。報道などで友達から聞いた話をブログで書いたら民間人でも厳罰とか、映画などの自由な創作活動が制限されるということは決してない」と弁解調で語っていたが、“アベちゃん問題”が存在する以上、彼の指し示す「普通」がどのようなものか、その定義から解釈しなければならず、到底人智の及ばぬ領域の咀嚼力が求められる。
注:「アベちゃん問題」:ネット上に、にアニメソング・「ひみつのアッコちゃん」の替え歌出回っている。歌の題は「ひみつの安倍ちゃん」。「ひみつ ひみつ ひみつ ひみつ ひみつの安倍ちゃん」−。特定秘密保護法案に反対する 杉並区の市民団体が署名活動の時に歌ったテレビアニメ「ひみつのアッコちゃん」の替え歌の歌詞が、ネット上に出回っている。市民団体の呼び掛け人には「ひみつのアッコちゃん」 を作曲した小林亜星さんも名を連ねている。 替え歌の歌詞は5番まであり、それぞれ冒頭で「野党を抱き込み 高飛車で がーんとゴリ押し それはなあに」「役人から一般人まであみかける 脅しの法律 それはなあに」などと、 法案をめぐる国会の動きを表現している。 5番の始まりは「国民主権 平和主義 わすれちゃいけない それはなあに」。答えとして、 「情報公開 ドンドドン 死んではいけない民主主義」と歌っている。筆者の追加的認識では、基礎的知識を欠いたまま、難題への答えを官僚から聞き出し、平気で口にできる出来る才能を持つ人の意味もある(東京新聞参照)
「愛国心」を国家安全保障戦略に明記する方針を固めた与党自公が、今度は、犯罪の謀議に加わる行為、それ自体を処罰する「共謀罪」の成立まで目論んでいる。半分冗談政治をしているのかと思っていたが、どうも自民は「集団的自衛権」の次には「国家総動員法」へのスケジュールをこなしているようにさえ見えてくる。現時点では、仮想の敵国に相当するのは中国という流れだが、アフガンやイラク駐留米軍の交替用軍隊に自衛隊が充てられるシナリオがありそうだ。また、中国と米国が本格的に戦闘を交える気がないのは、いつの間にか日中の仲介役に変身したオバマ政権の変わり身から想像できる。つまり、中国を仮想の敵国と想定する前提が壊れている。風雲急を告げている感じがするのが北朝鮮の政権内抗争だ。中国の北朝鮮コントロールが弱体化した傾向は、朝鮮半島が最もキナ臭くなっている。この半島問題に、米中そして日露はどのように関わるのか、そのことの方が迫っている危機だと思う。
本日は、書きたいことが山盛りてんこ盛りなので、いつもの乱暴の上に乱暴を乗せて、乱暴に切り刻む。異論反論は数限りなくあるだろうが、他人様のご意向など寸借していては、忖度ジャーナリズムで、糞マスメディアと同じ“肥溜にハマって、さあ大変!”になる。野田ドジョウが出てきたら、民主共々成敗してくれる(笑)。さて、ガマの油汗でのたうち回っているのは猪瀬君のことだが、世界中の人間が敵に見えているのだろう。筆者は問題発覚当時から、徳田虎雄イジメ、猪瀬イジメのニュースに接し、違和感だらけの印象を持っていたことを書いた。徳田毅はどこに隠れているのだろう。毅議員が、どこかで自殺していたなんて不幸な出来事はないのだろうね。無論、猪瀬と云う男は厭味な人間なので、いい気味な面もあるが、この騒動には違和感がある。
田中角栄や鈴木宗男、小沢一郎たちが貶められたものと同じような臭いを感じる。100億円の強盗犯を追いかけている特捜検事が、その追跡の最中に、手配中の万引きチビ男を見つけたので、職務質問をしているようだ。当然のことだが、100億円の強盗犯は、難を逃れ、左団扇で高笑い、そんな感じなのだ。猪瀬が都議会、都庁から総攻撃を受け、様々な齟齬発言が噴出している。しかし、確信犯であれば、仲介人を挟むことが、危険を増大させることを知っている。逆に、アリバイを朗々と暗記したように語る筈だ。おそらく猪瀬は嵌められている。話すたびに、事実関係が迷走するので怪しいではない。記憶の曖昧と云うものは、不用意に活動していれば、常につきまとう曖昧とか、記憶の混同である。特捜の堅持でさえ記憶の混同はあったし、それで無罪放免だったのは、極最近の事である。感情のフックで、猪瀬万引き犯魔女狩りは、日本人の論理性のなさを象徴している。言っておくが、猪瀬は拙いことをしたのはたしかだから、サッサと辞任が身のためだが…。
なんだか判らないが、江田憲司新党紛いの「既得権益を打破する会」が初勉強会を開き、みんなの党脱党組と維新、民主の有志50人が顔を揃えたようである。マスコミ関係者の数は、その倍はいたというから、芸能政治ネタとしては美味しいのかもしれない。江田新党は、維新への吸収合併が視野にあるように見えるが、細野ら民主の一部メンバーが、現時点の維新への吸収合併に呼応する可能性はないだろう。橋下に、立ち上がれの面々を切る勇気があれば、細野らが触発的に動くこともあるのだろうが、橋下が石原を切るとは思えないので、アデランス江田騒動は、空騒ぎになるのだろう。ただ、芸能政治ネタに踊らされる国民も多いわけだから、年内に立ち上げる新党が、一時的に5%程度の支持率を得るかもしれない。しかし、そこまでだろう。
さて、TPPの「知財分野」の話をしておこうと思ったが、年内妥結にはほど遠い現状が曝け出され、話が空中分解しないように、継続性が存在することを強調しなければならない奇妙なフロマン代表の共同記者会見での様子だった。関税撤廃、知的財産権、国有企業の扱い等々、WTOが嵌り込んでいる泥沼と同様の原因で身動きが取れなくなってきているようだ。並行的に行った日米関税協議も双方の自己主張に終始したようである。各国が共通して抱いた一番が、米国の頑迷さであったことは、今回の会議の一番の功績だったのだろう。筆者の肌感覚だが、オバマ政権が、TPPへの意欲を失いかけているのではないのかな、と感じる。
米国が中国を包囲すると云う説に共感しているのは、日本の政治経済等々既得権勢力の連中や釣り上げられた情緒的な人々だけで、世界の目は、米中が闘うことは、表向きあるが、現実問題あり得ないと観察している。現に、中国や韓国の防空識別圏への、米国政府の第三者的仲介役と云う演じ方が、それを無言で示している。人の国の軍事力を、自国の軍事力にカウントして、世界の警察の地位を守ろうなんて覇権国家に、畏敬の念をいつまでも世界が抱くわけもない。そろそろアメリカも、自国の覇権の器量を見極める時が近づいているのだと思う。内政的経済問題を、その都度弥縫策で切り抜けるのがやっとの繰り返しをしていても埒は明かないと思われる。この忠告は、中国にも、日本にも、韓国にも当て嵌まる問題だ。
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