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江田氏と行動をともにした14人/(C)日刊ゲンダイ
みんなの党に続き民主も分裂…行き着く先は大政翼賛会
http://gendai.net/articles/view/newsx/146559
2013年12月10日 日刊ゲンダイ
みんなの党を離党した江田憲司衆院議員は9日、一緒に離党した14人らと記者会見し、すでに無所属になった柿沢未途・衆院議員らと年内にも新党を結成する考えを表明した。渡辺喜美代表の独善的な党運営、与党への擦り寄りが「許せない」ということらしい。
しかし、ただでさえ、与党の一党独裁体制なのに、弱小野党が分裂してて、どーすんのか。野党が馬糞の川流れになれば、行き着く先は大政翼賛会である。
江田憲司は会見で、「政権交代を可能にする一大勢力結集の触媒になりたい」と言っていた。その気持ちはわからないでもないが、みんなの党はたった35人の政党だった。そんな小所帯もまとめられないで、野党結集なんて、できっこない。どうせ、「アイツは独善的だ」「だったら、おまえが出ていけ」みたいな話だったのだろう。政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言った。
「結局、皆こらえ性がないのですよ。自分の政治信念を実現させるために30年、40年かけてやり抜くのが政治家なのに、野党暮らしになると、すぐにソワソワして、我慢できなくなる。投獄生活を27年間も続けた南アフリカのマンデラ元大統領を見習って欲しいものです。思想、信条の幅が狭いのも問題ですね。結局、一番、ウイングを広げているのは自民党で、数の力をよく知っている。数がない野党が狭い価値観で排除し合っているのですから、どうしようもありません」
■「ええじゃないか」と浮かれている罰当たりの結末
もちろん、これはみんなの党に限った話ではなくて、民主党にもいえることだ。
「いま党内は大きく3分裂しています。執行部、細野豪志前幹事長のグループと前原誠司元代表のグループです。江田氏のグループは細野氏らと勉強会を立ち上げる予定で、おそらく、細野氏は代表選を前倒しさせるように動き、出馬する。そこで代表になれなければ、離党すると思います。細野氏と前原氏に共通しているのは組合との距離感ですが、両者の間には世代間抗争がある。そこに自公との連携を模索した野田前首相の一派や、馬淵澄夫氏のグループが参入、入り乱れている。野党再編は必至です」(政治ジャーナリスト・山田恵資氏)
すでに民主党では秘密保護法採決の土壇場で山口壮・元外務副大臣が「党に限界を感じた」と離党し、松本剛明政調会長代理が不信任案に棄権した。もう勝手にやってろ、という感じで、気がつけば、野党はバラバラになっているのだろう。小所帯がさらに小さくなって、自民党という権力に収斂(しゅうれん)されていくのは間違いない。政党政治は権力から干上がった野党議員の自滅という形で、消えていくことになる。
そうなれば、翼賛体制、ファシズムになり、戦前の悪夢がよみがえる。与党にこれだけ勝たせた選挙民の自業自得とはいえ、今の政治状況は絶望的になってくる。
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