http://www.asyura2.com/13/senkyo157/msg/629.html
Tweet |
若者と政治(従来若者は政治に無関心層大。秘密保護法で若者が出てきた)
http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/2353532b1c49028899a433d21dc7608d
★孫崎享氏の視点ー<2013/12/09>★ :本音言いまっせー
我々年配層からすると、原発、TPP等は若者の世代に一番影響を与えるはずなのに、若者が積極的に発言しないことは不思議であった。
しかし、秘密保護法を契機に、変化の兆しが出た。
少なくとも3つの出来事に遭遇した。
第一は永田町の国会周辺の動きである。秘密法案阻止に多くの人が集まった。
かつて、原発再稼働反対は年齢層はまちまちであったが、それでも年齢の高い層が多かった。しかし、今回、20代の参加が目立った。
第一は、秘密法案可決後、代々木公園ケヤキ並木通りでの集会を起点としてのTPP反対大デモである。
東京都渋谷区の代々木公園から渋谷・原宿を巡った。
8日付朝日新聞「東京・西武・都心」コーナーでは「反対する約5500名が集まった」「集会はインターネットなどを通じて輪が広がり、
子供連れや若いカップルも多数参加した」と報じた。反TPPの呼びかけであったが、秘密法案を掲げるプラカードも目立った。
呼びかけ人が三宅洋平氏だったこともあって、集まってきたのは若者である。
三宅洋平氏は1998年頃から2009年の解散に至るまで、レゲエ・ロックバンドのボーカル・ギターとして活動した。
参議院選挙で緑の党からの推薦を受け、比例代表で立候補176,970票の個人票を得たが、緑の党が当選枠を獲得できず落選。
なおこの票数は、落選した候補の中で最多の個人得票数であった。
ついで、私は8日京都に講演に出かけた。
そこで、秘密保護法反対のデモの主催者側の人々と話した。
彼らの発言。
@ 秘密保護法反対のデモには1200名ばかりが参加した。自分達は200−300名程度が参加するかと思ったが何と、1200名が参加した。
A これまで原発のデモを行っても、参加しなかった20代が多く参加したのが特徴である、
B 更にビラは高校生が受け取ったのが新しい動きだった。
若者の政治の関心の低さは、若者の政治姿勢にも影響しており、原発で言えば世代別にみれば20代の再稼働容認が最も高い。
現在の政治課題はどの世代よりも20代世代に影響を与える。
@ 原発
A TPP
B 消費税
C 雇用等
こうした問題にかかわらず、20代、30代が参加できない理由は解る。
今彼らをめぐる就職の環境はいつの時代よりも厳しい。
正規雇用の枠がどんどん狭まっている。
この中、雇用側はデモに参加する層を嫌う。生き残りがかかっているのだ。
個人個人の生き残りで参加でしない。しかし参加しないことによって、この世代の環境はますます厳しいものになっていく。
旧世代も、新世代に問題意識を伝達する努力が不十分である。
新世代への訴えはビラでは意味がない。ソーシャル・メディアが主流になりつつある。
代々木公園ケヤキ並木通りでの集会は「インターネットなどを通じて輪が広がり、子供連れや若いカップルも多数参加した」といわれている。
しかし、旧世代でソーシャル・メディアを利用している人は少ない。
旧世代が新世代の政治意識を懸念するなら、新世代の利用する手段で訴えていく努力をする必要がある。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK157掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。