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みんなの党を離党した14議員。ほとんどの議員が晴れやかな表情だった。=9日夕、衆院会館 写真:田中龍作=
みんな大量離党 反対求める市民の声、決断促す
http://tanakaryusaku.jp/2013/12/0008386
2013年12月9日 21:25 田中龍作ジャーナル
今国会の大詰めで国民を裏切った みんなの党 が瓦解を始めた。江田憲司・前幹事長や川田龍平氏はじめ14議員がきょう離党した。所属議員35名のうちの4割にあたる。
最大の原因は結党精神である「官僚政治の打破」「地方分権」を忘れてしまったことだが、「特定秘密保護法」で自民党にすり寄ったことが、予想を上回る大量離党者を産み出すことになった。
「いつ頃から離党を考えたか?」とする記者団の質問に江田前幹事長は「(幹事長を解任された)この夏以降」と答えた。そのうえで「決定的になったのは特定秘密保護法の審議で、だ。密室で与党の党首、総理と手を握ってはいけません。与党寄りと言われても仕方ない」と話した。
土壇場に来て みんなの党 が秘密保護法案で自民党に抱き込まれたことは、国民の失望と怒りを買った。
みんなの党所属議員の事務所には夥しい数の抗議のFAXやメールが送りつけられた。市民団体が再三再四訪れ「法案に賛成しないよう」陳情した。議員会館前では連日、抗議のシュプレヒコールがあがった。
「官僚政治打破」を掲げて選挙を戦ってきた みんなの党 が、官僚独裁体制をほぼ完璧にする秘密保護法に加担する。有権者への明らかな裏切りである。
江田前幹事長は「官僚政治を助長している。政策よりも政局、と迷走したのは致命的だ。もはやこの党に将来はない」と言い切った。
川田龍平議員。「6日(採決の日)の夜、離党を決心した」という。=写真:田中龍作=
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「官僚の情報隠しが薬害エイズを生んだ」として秘密保護法案に反対してきた川田龍平議員(参)は次のように話す――
「薬害をなくしたいという思い。秘密保護法は情報を官僚にゆだねてしまう。自分自身の存在意義をなくしてしまう。秘密保護法案で質問に立ちたかったのに立つこともできなかった。脱官僚の原点に賛同して入党したのに、それが失われていくことが残念。原点に戻って自分の意見を出していきたい」。
ジャーナリスト出身の真山勇一氏(参)も秘密保護法の危険性を訴えてきた議員の一人だ―
「国民に情報を伝えることが大事。秘密保護法はこのままでは報道の自由が侵される。このままでは賛成できない。反対するしかない」。真山氏は離党の理由をきっぱりと語った。
椎名毅議員(衆)は「きょう未明、離党を決めた。大事な法案(特定秘密保護法)が党内政局に利用された」と唇を噛む。
大量離党劇の下地には独裁的とも言える渡辺代表の党運営に対する反発があった。だがくすぶっていた議員に決断を促したのは「特定秘密保護法案」に反対する市民の声だった。
※
離党議員:
衆議院=江田憲司、井坂信彦、井出庸生、林宙紀、青柳陽一郎、
椎名毅、畠中光成、小池政就の8名。
参議院=小野次郎、寺田典城、川田龍平、藤巻幸夫、真山勇一、柴田巧の6名。衆参計14名。
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