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江田、松野(左上)、細野(同下)で勉強会/(C)日刊ゲンダイ
「江田新党」立ち上げ 雪崩打つ「維新」「民主」野党再編
http://gendai.net/articles/view/news/146537
2013年12月9日 日刊ゲンダイ
みんなの党の江田憲司前幹事長が、ついに離党する。9日午後、離党届を提出し、記者会見を開く。
井出庸生衆院議員(比例北陸信越)らを含め、同調者が10人を超えるのは確実な情勢。寺田典城参院議員(比例)は9日午前、秋田県庁で会見し、離党の意向を表明。井坂信彦衆院議員(比例近畿)や小野次郎参院議員(比例)らも離党届を提出する。
江田の離党は遅すぎたぐらいだ。党運営を巡る渡辺喜美代表とのいがみ合いは、幹事長を更迭された夏以降、修復不可能な状態に陥っていた。党内でくすぶっているより、離党した方がスッキリする。
それに、喜美代表は秘密保護法の修正協議で安倍政権に取り込まれた。
「渡辺代表は11月に安倍首相と会食した際、<改革を進めるなら、(我々は)てこの原理を働かせる存在になる>と伝えたそうです。安倍政権に協力するなら野党とはいえません。大臣ポストをほのめかされ、気持ちが揺らいだとすら囁かれています」(永田町関係者)
もはや、みんなは“与党”みたいなもの。党の与党化に反旗を翻す形で、江田の離党に“大義”はできた。同調者が10人超に増える可能性が出ているのも、国民の理解を得られるという判断があるのだろう。
江田は維新や民主を巻き込んだ再編を目指すとしている。秘密保護法の賛否のドタバタで分かったように、維新や民主も党内はバラバラだ。今後、野党再編の動きはどこまで広がるのか。
「いまの1強多弱の政治状況は、昨年の衆院選と今夏の参院選の結果とはいえ、野党各党が内部抗争の内向きのエネルギーばかり使っていることで、結果的に安倍政権を助けている面もあります。維新は、東京VS.大阪の対立でギスギスしているし、民主は海江田執行部の求心力が風前のともしび。来年以降は維新や民主でも離党者が出たり、分裂騒ぎが起きるのではないか」(政治評論家・浅川博忠氏)
維新は最近も、原発輸出の賛否をめぐって党内が二分し大揺れだった。党首討論で安倍首相に再三エールを送る石原共同代表への不満も根強い。「橋下人気も下火になり、次の選挙では維新の看板では勝てそうもない」(維新関係者)だけに、早々に見切りをつけ、江田新党に流れる若手が続出する可能性はある。
民主では、江田や維新の松野頼久国会議員団幹事長と一緒に勉強会を立ち上げた細野豪志前幹事長が、来年4月に派閥を結成する予定だ。影響力の拡大に向け、落選中の元職にも声をかけている。細野が民主の党運営に限界を感じて、江田新党に合流すれば、元職を含めた広がりが出てくるかもしれない。
いずれにしても、秘密保護法の強行成立で、多くの国民が安倍政権の危うさにようやく気づいた。次の選挙までに自民党に代わる野党の「受け皿」が必要なのは言うまでもない。
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