http://www.asyura2.com/13/senkyo157/msg/598.html
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/5fee29866430312ffbc25c91efe33034
2013-12-09 07:11:40
みんなの党の江田憲司・前幹事長ら10人ほどが離党して新党を結成、政界再編を働きかける動きを鮮明にしてきました。民主党の細野豪志・前幹事長や維新の会の松野頼久・国会議員団幹事長らと勉強会も立ち上げ、連携を強めようとしています。
安倍政権の暴走を止めるブレーキ役が出てくることは歓迎ですよね。しかし、大きな疑問がつきまといます。新しい勢力がめざすのは、結局、「対米隷従路線の枠内での日本ではないのか」。それに、官僚主導政治の打破はどうなのでしょうか。
細野・江田・松野三人が大前提とする政治的立場は、「日米同盟の深化」です。江田氏は、一応官僚政治の打破を掲げていますが、どうなのでしょうか。
三人は、基本的にTPP(環太平洋経済連携協定)は推進の立場であり、辺野古米軍基地の建設に賛成し、集団的自衛権の行使についても認める立場です。
彼ら三人にとって、アメリカとの随関係は単に安全保障の分野ばかりでなく、経済の分野も重要です。大きな日米一体化の流れの中で、消費税増税も位置づけられています。政治的な分野を含め、特定秘密保護法に対しても基本的に制定推進の立場です。
つまり、細江松連合による新勢力も、なんのことはない、対米隷従路線です。安倍政権の補完勢力に過ぎない、とすらいえます。行き着く先は、市場原理主義にもとづく「奪い合う競争社会」です。
めざすべき政界再編の理念は、社会的弱者にも目配りする「支え合う社会」ではないでしょうか。それには、国の根幹をアメリカにあれこれ指図されて決めるのではなく、対米自立が不可欠です。いまほど、「独立自尊」の言葉をかみしめるべき時代はないともいえるのではないでしょうか。
具体的な政策は、消費税増税を撤回させ、特定秘密保護法を廃止し、普天間基地は国外へ、そして集団的自衛権の憲法拡大解釈は阻止、TPPに反対、原発ゼロを踏まえたエネルギー政策、食糧の安全保障など。
といって、アメリカと疎遠になるのではなく、むしろ、アメリカとの友好関係維持はトップランクの重要外交課題であることに変わりはない。しかし、これからの世界は、中国がますます力をつけてくると見て、中国とも友好関係を強める。米国と中国との二つの大国にはさまれて、私たちの国は「両にらみ外交」で行かざるを得ない。歴史の必然とも言えるように思います。
政治が大きく動いています。いまは、日本のこれからの姿を真剣に考える絶好の機会だと思います。対米隷従から、そして官僚政治から脱する道を考えましょう。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK157掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。