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5日夕方4時過ぎに特別委員会での強行採決が伝えられると、国会前の「怒りのドラムデモ」のエリアでは人々による抗議の声がいっそう大きくなった。(撮影・三上英次 以下同じ)
戦後68年 民主主義の危機に、宇都宮弁護士「今の政権を倒そう!」
http://www.janjanblog.com/archives/104749
2013年 12月 5日 23:59 三上英次 JanJanBlog
たとえば今から10年後、まだ「日本」という国が存続していたら…の話だが、その時、国民の多くは「2013年12月5日」という日を、戦後68年かけて続けられて来た〈民主主義〉が踏みにじられ、ファシズムが跋扈(ばっこ)し始めた日として思い返すかもしれない――。
12月5日夕方4時過ぎ、参議院特別委員会で秘密保護法案が強行採決され、いよいよ明日6日には本会議での採決が強行されようとしている。
前日に引き続いて、国会周辺には多くの人々が集まり、口々に「秘密保護法 反対!」を叫んだ。夕方からは帰宅途中の人たちも加わり、一時は地下鉄永田町駅から国会議事堂前駅までのひと駅分の歩道に人があふれた。
元日弁連会長を務めた宇都宮弁護士も集会にかけつけ、以下のようなスピーチを通して「安倍政権を倒そう!」と力強く訴えた。
◇
民主主義に必要なのは、〈情報公開〉です。これまでも国家権力は自分たちに都合の悪い情報を隠して来たのです。沖縄返還時の“密約”だけではありません。最近の福島原発事故もそうです、メルトダウンの事実、スピーディ(SPEEDI)の情報などが隠れさて来ました。
――今まさに、官僚をはじめ国家権力にとって都合のわるい情報をきちんと出させるという「情報公開法」の改正こそが必要なことです。
しかし、参議院特別委員会で強行採決こそされましたが、「秘密保護法」に反対する世論は高まっています。安倍首相は、もっと謙虚に国民の声に耳輪傾けるべきです。そして、さきの石破自民党幹事長の“テロ”発言にはあきれました。石破幹事長は、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」という憲法21条の条文を知らないのでしょうか。
これは、私たちにとって最も大切な基本的人権のひとつです。ビラをまく、集会をひらく……これら、私たちにとって大切な権利を奪おうとするのが「秘密保護法」なのです。
この「秘密保護法」は、憲法違反の法律であり、それゆえに無効の法律です。こういう法律を力で成立させようとするというのはおごりであり、そういうおごった政権というのは、必ずしっぺ返しを食うのです。私たちは、この政権を打倒しなければいけません。安倍政権打倒のために、みなさん、がんばりましょう!
◇
宇都宮弁護士がマイクを握る前、少し離れた場所で84歳の男性が「秘密保護法」へ反対の声をあげていた。軍国主義を一身に受け、16歳で敗戦を迎えたその男性は、日本が新しい憲法の下で変わっていく様子をじかに感じることができたという。
そして男性は、「戦争をしない国になることを、日本が世界に表明できたことを心から嬉しく思いました」と1945年当時をふり返り、「戦争ほどの悪はありません。今の憲法で保障された基本的人権を抑圧し、再び、その…人類にとって最悪の戦争を可能とする国になる第一歩が今回の秘密保護法なのです」として、秘密保護法案の廃案を訴えた。
明日6日は、国会正門前での「怒りのドラムデモ」や参議院会館前での集会などの他に、午後6時半から日比谷野外音楽堂で大規模な「秘密保護法」反対集会が開かれる予定である。今回の参議院特別委員会での「秘密保護法」強行採決は、68年かけて築き上げられて来た民主主義への挑戦とも言うべき暴挙である。強行採決阻止に向けて、さらなる世論の盛り上がりを期待したい。
(了)
《秘密保護法案への抗議行動》
◎12月6日(金)8時半〜17時 有志による座り込み・抗議アピール
18時30分より日比谷野外音楽堂で集会:http://www.himituho.com/
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