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12/4放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1481.html#sequel
(12/05) ぼやきくっくり
徳州会事件は4分頃からです。
※抜粋引用 全文はトップURLでご覧ください。
前半のキーワードは『パンダ・ハガー』。
米バイデン副大統領との共同会見、バイデン氏のある発言のところで安倍総理の表情が険しくなりました。中国の防空識別圏設定の本当の狙いは「尖閣共同管理」で、アメリカもそれに寄り添っている!?
後半のキーワードは『外堀と本丸』。
徳州会事件の捜査の行方。捜査のターゲットになっている本丸とは実は猪瀬都知事ではなくて…。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
青山がズバリ!『外堀と本丸』
青山繁晴
「…さあその上でですね、今日はまた、これもずっと欲張りなんですが、もう1個やっぱり緊急の話題をやらざるを得なくて、今、チャイナマネーの問題をずっとやってきましたが、ずっとやってきた、意味もあるんですが、日本国内では別なマネー、つまりこの件が問題になってますよね」
村西利恵
「それが、徳州会マネーの問題。猪瀬知事はどうなる?と」
青山繁晴
「はい。これも皆さんのご関心事のひとつだと思いますが、それを後半やります。キーワードは、これです(フリップ出す)」
村西利恵
「後半に向けてのズバリキーワードは、『外堀と本丸』。捜査のターゲットになっている本丸とは一体誰のことなのか。このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
岡安譲
「先週のこのコーナーでも扱った、この徳州会マネーをめぐる問題ですね。一体今後どのような広がりを見せるのか。青山さん、よろしくお願いします」
青山繁晴
「はい。少なくとも途中まで、東京地検特捜部の、腰は引けてた」
村西利恵
「はい、おっしゃってましたね」
青山繁晴
「つまり、本当に事件としてきちんと、この猪瀬さんの側を立件するのかどうかは、分からない状況が続いていたんですが、ずーっと接触を続けていきますと、実はこういう明言が最近ありました。はい、出して下さい」
村西利恵
「捜査関係者によると、『東京地検特捜部は、猪瀬直樹東京都知事の逮捕の検討に入っている』」
青山繁晴
「はい。逮捕状を用意した、までは言ってませんが、逮捕を前提にしつつ、はたして逮捕した場合、起訴できるのか、起訴したら、裁判で有罪に持ち込めるのかっていうことを極めて具体的に検討に入った。これは、あえて申します、100パーセント間違いがありません」
村西利恵
「そうですか」
青山繁晴
「で、その大きなきっかけのひとつは、こないだ『アンカー』でもやりました、借用書の問題ですね。で、あの、番組をご覧になった弁護士の方から一部、ご意見もいただいて、自分で自分の借金を手書きで書いてんだから、その、偽造うんぬんには、私文書偽造にあたらないんじゃないかってご意見もいただき、それはもちろんよく分かるんですが、但し少なくとも猪瀬さんご自身の当初の説明では、用紙自体、借用書自体は、この、徳田さん側が、徳田側が作ったと。で、自分はそこに書き入れただけだと、言ってるんで、その、単純にこれが偽造にあたらないと、いうわけじゃないと、僕は改めて捜査陣に聞いてもそうであり、そして、まさか私文書偽造で事件を立件するんじゃなくて、そこまで悪質であり、つまり、そういったものを、それを偽造するってことは、悪いことがあるからですから、ますます犯意がしっかりしてきた、犯罪の意志がしっかりしてきたと、これは、公平に申しますが、猪瀬さんがそうだっていうんじゃなくて、捜査側のあくまで見方ですよ? まだ裁判にすらなってませんから、そこは、ちゃんとフェアに申さなきゃいけませんが、その容疑についても、かなり踏み込んだ、検討が行われてます。それはこれです」
村西利恵
「捜査関係者によると、『容疑は今のところ、公職選挙法違反をまず固めつつあるが、刑法の贈収賄の可能性も探っている』」
青山繁晴
「ええ。あの、公職選挙法違反っていうのは、選挙に使った費用っていうのは、誰に寄付をいくらもらってたとえば、誰にいくら借りてどう使って、どう残りましたか、どう赤字でしたかを全部明らかにしなきゃいけない。それに違反してるんじゃないかっていうのが、まあ、当然入り口になるわけですけれど。しかし、ズバリ刑法の贈収賄、でやってるという話が出ましてですね、それは実は、もともと2つあるんですね。1つは、その、都道府県知事っていうのは、病院の開設について、知事さんは許認可の権限持ってます。ね。許可するかどうか。それから、たとえばそれが老人保健施設だったら、実際に徳州会が東京都内に開いた老人保健施設に、都税から、7億円、7億数千万円の補助金が支払われているんですよね。僕、今、東京都民ですが、そんなに支払われてるってことは、改めて、知りました。で、そうやって一般的な職務権限あるんですけれども、いや、それどころか実は具体的な、問題が出てます。それはこれです」
村西利恵
「それが徳州会による、東電病院『買収計画』」
青山繁晴
「はい。えー、東京電力病院っていうのは、東京新宿区にあってですね、えー、信濃町って駅から、もう歩いて5分ぐらいの、一等地なんですね。で、この徳州会って全国に病院を広げていきました。そして東京都にもあるんですが、23区内にないんですよ」
岡安譲
「へー、そうなんですか」
青山繁晴
「ええ。で、従って、この東電病院に関心が前からあったんですが、猪瀬さんが、この徳州会からお金受け取った去年の11月の前から、猪瀬さんがもう副知事時代から、東電はけしからんから、ま、福島原子力災害も含めて、けしからんから、この病院を手放せってことをですね、あの道路公団民営化を主張されてた時みたいに、ものすごい勢いで言ってて、そして結果、東電はそれに押されてですね、特に知事権力を手にした猪瀬さんにはもうもちろん刃向かうことはできなくて、それ手放して、入札になったんですよ。で、徳州会はそこに本当にその、大札していったんです。ところが事件の摘発があったんで、その、どいて、別の不動産業者が、この東電病院を落札したんですが、事件が表に出てなかったら、これ、東電病院は、徳州会、として初めて23区内、それも新宿の超一等地の病院が、猪瀬さんの肝いりで、できることになったわけですね。えー、これを検察をはじめ、捜査陣がどう見てるかというと、こうです。出して下さい」
村西利恵
「捜査関係者によると、『知事の職務権限については、やりやすい。猪瀬知事を逮捕できれば、3億円をもらった大物元知事を狙う』」
青山繁晴
「はい。これ、やりやすいとか狙うとかね、もう、あえてその、捜査陣が言ってる言葉をね、そのまま出しましたけれど、僕は決していい言葉とは思ってません。但し、この職務権限についてやりやすいっていうのはですね、その、妙なことをやるって意味じゃなくて、逆に言うと国会議員の職務権限って、その、泥棒が刑法作るようなもので、法律を作る国会議員が、その、上手くやるから、要するに国会議員の職務権限ってすごく、その、捜査しにくいわけですよ、本当はね(一同同意)。だけど、知事は法律、条例は別にしてですね、条例も議会が作るんですけど、ごめんなさい、条例も議会が作ります、従って、その、条例や法律を作る立場じゃない知事からしたら、その職務権限、を、自分でガードする、国会議員がやってきたようなおかしなことできないから、要するに、あの、事件になりやすいわけです、実は。で、従ってさっきの東電病院なんかをきちんと立証していって、もしも、猪瀬知事を逮捕できれば、その、猪瀬さんに、徳州会そのものを紹介した、ことが確認されてる、大物元知事、そして、これ3億円っていう具体的な金額を10月16日の『アンカー』ですでに出しましたから、金額具体的に言ってるから今なお、これ名前出すべきじゃないと。これはあの、遠慮して出してるんじゃなくて、報道の倫理として、まだ出してはいけませんが、この、本丸は、こちらだということを、はっきり捜査関係者は認識してて、で、これは、日本の都道府県行政の、根本に関わる問題になります。そして、政治献金も含めて、つまり政治資金収支報告書に記載された政治献金も含めて、徳州会が政界全域、あるいは自治体に、たくさんお金をばらまいてた。それも含めてですね、えー、これはやはり、大事件になる要素があり、私たちの自治も含めた政治を見直す機会だと思います」
岡安譲
「これあの、政界を巻き込んだ汚職事件って過去に、たとえばリクルート事件とかロッキード事件ありました。それクラスの広がりになっていきますか」
青山繁晴
「それクラスです。はい。で、だいたいこの方(大物元知事)が、いわば、猪瀬さんがどこで生まれた、ね、あの、長野出身ですけど、知らない人の方が多いでしょ。でもこの人の場合は知らない人いないですよ。だからそれぐらい長い期間に渡っての、日本政治のあり方を、自治体のあり方を問うことになりますから、えー、これは、僕らはいわば、心を澄ませ、耳を澄ませ、目を澄ませて、ありのままのことを見たいと思いますし、『アンカー』でそのように努力したいと思います」
岡安譲
「はい、分かりました。ありがとうございました。青山さんの“ニュースDEズバリ”でした」
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