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中国防空圏「黙認せず」 首相と米副大統領が一致 [日経新聞]
2013/12/3 21:14 (2013/12/3 23:12更新)
安倍晋三首相は3日、首相官邸で来日中のバイデン米副大統領と1時間25分会談した。中国が設定した沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海上空の防空識別圏(ADIZ)に「深い懸念」を表明、一方的な現状変更を認めないことで一致した。バイデン氏は日韓両国との連携を強化すると同時に日中が偶発的な衝突回避に向けた危機管理の枠組みをつくるよう提案した。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の年内妥結への協力も確認した。
首相は会談後の共同記者発表で、中国の防空識別圏に関して「力による一方的な現状変更の試みを黙認しない。自衛隊、米軍の運用を一切変更しない」と強調。「民間航空機の安全確保を脅かす行動の一切を許容しない」と述べた。
首相は会談前、防空識別圏の撤回を迫ると明言しており、表現が後退したのではないかとの指摘に、日本政府高官は「同じ姿勢だ」と反論した。
バイデン氏も中国の挑発行為が「地域の緊張や事故や誤算の危険を高めている」と非難。「現状を一方的に変えようとする試みを深く懸念する」と訴え、日韓と協力して対処する意向を示した。「同盟関係から出てくる義務について揺るぎない立場で対処する」とも語った。
バイデン氏は防空識別圏などで「不測の事態」が起きた場合、日本の防衛義務を明記した日米安全保障条約に基づき対応する考えを示唆し、中国をけん制した。一方で東アジア地域の緊張緩和のために「日本と中国の危機管理の枠組みや対話が必要だ」と強調。首相と会談した内容を4日に会う中国の習近平国家主席に直接伝える考えを示した。
中国は防空識別圏内を通過する民間航空機に飛行計画の提出を要求している。日本政府は国内の民間航空会社に提出を自粛するよう求めているが、米政府は米民航会社の提出を容認したため、足並みのズレが生じているとの見方もあった。会談で日米が結束して対応する姿勢を前面に打ち出した格好だ。
大詰めを迎えるTPP交渉を巡っては、首相が「日米が主要懸案を直ちに解決したうえで年内妥結に道筋をつけたい」と表明。バイデン氏は「妥協が難しいのは否定しない。農業や自動車の対処が必要だ」と語った。1時間25分の会談のうち20分は同席者を外し、2人だけで話した。
会談の冒頭、首相は「副大統領の来日で日米の同盟関係をより一層緊密なものに強化したい」と力説。バイデン氏は「日米同盟はわれわれの安全の礎だ。オバマ大統領は首相が短期間のうちに日米同盟の強化に実績を上げたことに感謝している」と述べた。
バイデン氏は4日に北京で習主席、6日にソウルで朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領と会談する。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0304I_T01C13A2MM8000/?dg=1
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