http://www.asyura2.com/13/senkyo157/msg/339.html
Tweet |
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131203-00000006-sasahi-pol
AERA 2013年12月9日号より抜粋
「徳洲会」から5千万円もの現金を受け取ったことが大きく報じられている猪瀬直樹知事。選挙資金の提供だったのか、個人的な借り入れだったのか──その決定打として出してきたのが、11月26日の会見で猪瀬知事本人が持ち出してきた「借用証」である。ところが、そこには「5000万円」という金額に日付、署名こそあるものの、返済期限も実印も印紙もない。後から慌てて作ったのでは、と勘繰られても仕方のないシロモノだった。政治資金問題に詳しい岩井奉信(ともあき)・日本大学法学部教授(政治学)は、こう語る。
「現金でやりとりするなど、表に出せないカネなんだろうという印象ですね。広く言えば選挙資金だし、悪く言えば裏ガネ。しかも自分自身が取りに行っているから言い逃れしにくい。選挙のためとなれば、公選法違反の共同正犯が成立するので、猪瀬さんに即責任がいく可能性がある。百歩譲ったとしても道義的責任は免れられません。無利子・無担保で徳洲会という利害関係団体から借りるということは、許されるわけがない。『厚意で貸してくださるのに、お断りしたら申し訳ない』というのは、もはや政治家としての資質の問題。本来、断るべきです」
もともと徳洲会の徳田虎雄理事長は、石原慎太郎前知事と自他ともに認める「盟友」の関係だ。それが、一面識もなかった猪瀬氏に多額の資金提供をしたことについて、『トラオ〜徳田虎雄 不随の病院王』の著者でジャーナリストの青木理氏は、
「半分は石原氏の後継だから、半分は次の都知事と繋がっていて損はない、という考えだったのだろう」
実際、都知事選で猪瀬氏の資金繰りは厳しかったようだ。
「副知事職で年収1500万円程度はあったが、著述業時代から個人事務所を構え、秘書も何人か雇っていただけに蓄えがあるわけじゃない。自分で銀行口座の出入りを一件一件確かめては、たとえばテレビ局からの未入金に気づくと、深夜であっても担当者に電話を入れ、早く振り込むよう促していた。さらにはギャラが数年前より下がったと腹を立てて、ネチネチ文句を言ってましたよ」(知人)
それでも選挙では、都庁近くのビルの吹き抜け1階フロアを選挙事務所として借り切った。当時の選対関係者が言う。
「選挙素人の猪瀬さんは、石原さんの組織力に頼った。いわゆる“選挙屋”と呼ばれる実行部隊が送り込まれた。彼らは選挙のプロですから、ポスターの貼り方から選挙カーの稼働まで経験則で仕切った。その“業務委託費”が2500万円。なんやかんやで、全部で4千万円くらいかかったと記憶している」
そんな懐事情で「5千万円」となれば、誰もが疑惑の目を向けたくなるだろう
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK157掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。