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顔色が冴えなかった/(C)日刊ゲンダイ
政権に激震 検査入院した甘利経再生相の“本当の病状”
http://gendai.net/articles/view/news/146410
2013年12月3日 日刊ゲンダイ
2日朝、甘利経済再生相(64)が体調不良を訴え、「検査」のために3〜4日の日程で入院した。政界はこの話題で持ちきりだ。
「甘利大臣が担当するTPPの年内妥結に向けた閣僚会合が7日からシンガポールで開かれます。臨時国会も会期末の大詰めで、こんな時期に突然、検査入院なんて通常では考えられない。それに、検査だけで3日も4日もかかるでしょうか。難航するTPP交渉から逃げたという仮病説から、本当に深刻な状態だという説まで、噂が噂を呼んでいます」(官邸担当記者)
TPP閣僚会合への出席は、検査結果を見て判断するという。出席するなら、6日に日本を発たなければならないが、ドクターストップがかかる可能性があるということだ。5日には、消費税アップに合わせた経済対策の取りまとめもある。この担当者も甘利だ。
■狭心症の発作で緊急手術か
菅官房長官は、甘利が不在の間も「入院先から指示はできる」と言って代理は置かない方針だが、TPPなど重要案件を抱える現職閣僚が倒れれば政権へのダメージは計り知れない。甘利の実際の病状はどうなのか。
「入院の前日、米通商代表部のフロマン代表と会談した甘利さんは<合意に向けて、7日のシンガポールまで協議を続ける>と言っていて、入院を考えている様子ではなかった。ただ、会談で一緒だった茂木経産相は、<甘利さんはずいぶん顔色が悪かった>と話しています。言葉に詰まる場面もあったそうで、狭心症の発作で入院したのではないか、という話が出回っている。実は10月にも極秘入院していたそうです」(自民党関係者)
もし本当に狭心症なら、3〜4日の入院というのもうなずける。医学博士の米山公啓氏が言う。
「狭心症は動脈が硬くなり、血が固まる病気です。50〜60代の男性がなりやすい。比較的軽い症状なら心臓カテーテルで治療できますが、ひどくなると、心臓に血液と酸素が送られなくなり、心筋梗塞や心不全に進んでしまう。短期間で2度目の入院となると、悪化している可能性があります。血管の詰まり具合によりますが、大掛かりな手術なら最低1週間は入院でしょう」
今国会中に復帰できるのか。
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