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2013年12月01日
我々は今度の防空識別圏問題に関する報道で、何度も何度も見せつけられている。
米国が設定し、日本の防衛庁が1969年に誰にも知らせずに訓令でこっそり引き継いだ防空識別圏なる線引きの存在を。
そこで我々は気づく事になる。
こんなに広く、しかも韓国や中国に迫る形で、米国は極東の公海上に防空識別圏なるものを設定していたことを。
当時は泣き寝入りせざるをえなかった中国が、国力を強化した今、遅ればせながら独自の防空識別圏を設定するのは無理もないことを。
しかし私がここで言いたいのはそのことではない。
その防空識別圏の中に、尖閣は含まれているが北方領土と竹島は含まれていないという事実だ。
いうまでもなく防空識別圏は、領土を守るために、領空に接近する脅威を事前に識別し、必要とあれば警告、威嚇して領空侵犯阻止に万全を期すために設定されたものだ。
沖縄を占領していた米国が尖閣をみずからの領土とし、防空識別圏の内側に置くのは当然だ。
その一方で北方領土と竹島は防空識別圏の外に置いている。
これはすなわち米国が北方領土と竹島は日本の領土ではないと見なしていた動かぬ証拠ではないのか。
おりからこの三つの領有権をめぐる紛争は日本外交の最大の問題となっている。
その解決のために日本は米国の支持を必要としている。
だから日米同盟の重要性が高まっていると皆が思っている。
その米国が日本の領土の範囲について日本と異なる立場を取っていたとすればどうか。
この事を誰も指摘しすことなく、日米結束して中国の防空識別圏を撤回させようと騒ぐ連中はお笑いであるということである(了)
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