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「読売新聞社新社屋竣工パーティー
平成25年11月28日、安倍総理は、都内で読売新聞社新社屋竣工パーティーに出席しました。
安倍総理は、冒頭のあいさつの中で次のように述べました。
「本日は、読売新聞新社屋竣工、誠におめでとうございます。先ほどのお話では、このビルは200mということでありますが、やはり、マスコミは、遠く遥か地平線まで見据えながら、大所高所から物事を判断するこの視点が必要であり、読売新聞に相応しいビルが完成したとこのように思っております。
2年前に、このビルの着工を決定されたということでありますが、まだ日本の景気は厳しい状況であったわけでございます。その状況の中において、設備投資をするというのは、勇気のいる判断ではなかったかと思います。そういう設備投資を景気の底で判断する、この見極めが大切であります。この大手町につきましては、かつて1971年から、ずっと読売新聞は攻めの姿勢で1000万部、世界一の部数を誇る世界一の新聞社となったわけであります。常に、強い意志と責任感を持ちながら戦い続ける、これこそ、読売新聞に相応しい姿勢だったんだろうと思いますし、私達自由民主党も安倍内閣も、少しそれに学びたいと思うところであります。
そして、今ちょうど話題になっている特定秘密保護法案でございますが、すでにある秘密が増えるわけではないわけであります。すでに指定されている、様々な種類の秘密でありますが、これを更に絞っていくということになるわけでございます。今ある特別管理秘密42万あるわけでありますが、この9割は衛星写真、日本が撮った衛星写真か提供を受けた写真が9割でございまして、さらには暗号がございますから、それ以外は本当に数万の単位になっていくわけでございますし、これは更にしっかりと、我々で法律に則って厳しく設定していくことになるわけであります。今までは特別管理秘密というのは、法定ではございませんでしたので、共通のルールをちゃんと法定することになることも、申し添えておきたいと思う次第であります。今後とも、のびのびと、どんどん取材をしていただききたいと思います。
また、この社屋には託児所があるということでございますが、安倍政権の大きな課題の1つは、女性がもっともっと社会に進出できるような、そういう環境を作っていくということでございまして、我々は2年間で20万人分の育児の受け皿を作って、5年間で40万人分という目標を立てているわけでございますが、時代を先取りして、いわば読売新聞で働いている女性の皆さんが仕事をしながら子育てもできる環境を作っていくこと、素晴らしいなと思いますし、また、診療所を開放すると、これはずっと、医療ルネッサンスという掲載を92年からされておられた、「医療の読売新聞」に相応しいことではないのかなと思う次第でございます。私も一度、読売新聞のその医療のコラムに、元々の持病において登場させていただいたこともあるわけでございますが、医療専門の部局も作っておられるということでございまして、その記者が病気に深く通じてこられたと、大変感心したことを思いだすわけであります。今後とも、勇気と責任ある報道、これが読売新聞のモットーだということでございますが、新社屋完成を機に、益々勇気ある、そして責任ある報道を続けていただきまして、日本をよりよい方向に導いていただけることを祈念いたしまして、お祝いのごあいさつとさせていただきたいと思います。」」
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201311/28yomiuri.html
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