http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/910.html
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中国政府が公示した防空識別圏を“試す”ため、米軍が戦闘機ではなく戦略爆撃機B52を飛ばすというのも“異様”(戦闘機の護衛もない爆撃機では対応力に難)だが、飛行ルートも、日本の防空識別圏の範囲で南北方向の移動にとどまっていたようだから、“ガチンコ”の示威活動ではないことになる。
(日本の防空識別圏を超えて西に飛行を続けていれば、“従来通り”、中国側もスクランブルを行ったと思われる)
中国領空に隣接する空域に防空識別圏の設定自体に文句は付けられないが、尖閣諸島領土領海上空(日本領空)を含む防空識別圏は、日本の主権を侵害するものであり看過することはできない。
中国共産党が今回のような危険な動きに出た第一義的な狙いは、重複する防空識別圏区域を生み出すことで、日本政府を尖閣諸島の取り扱いをめぐる交渉の場に引っ張り出すことにあるのだろう。
尖閣諸島上空を日中の防空識別圏が重複する区域とすることで、民間航空機のスムーズな飛行が妨げられたり軍用機同士の睨み合いが起きる事態を回避するため、日本政府も、尖閣諸島の扱いを含む協議に否応なく進まざるをえないと考えたのであろう。
中国にただ文句を付けているだけでは尖閣諸島領域の“二重権力状況”は深まるばかりであり、安倍政権は、日本の領空にかかる中国の防空識別圏を排斥するためにも、中国側に協議を呼びかけるべきである。
ここまでの強硬策に踏み切った中国は、ずるずる放置すると、日本政府を促すため嫌らしい挑発を行う可能性も高い。
武力衝突を選択するわけにもいかず、このまま放置するわけにもいかないのだから、日本の正当性を堅持し交渉に臨むことが、安倍政権に課された喫緊のテーマである。
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米B52が防空識別圏を飛行、中国側から警告なし
米国防総省が明らかに
2013/11/27 10:42
【ワシントン=吉野直也】米国防総省は26日、中国が設けた沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海上空の防空識別圏(ADIZ)を米軍機2機が事前通告せずに訓練飛行したと明らかにした。爆撃機は核爆弾を搭載できるB52。今回の飛行では爆弾を積まず、戦闘機の護衛もなかった。米国防総省によると、中国側からの警告や航空機による緊急発進(スクランブル)はなかったという。
米軍は防空識別圏設定など中国の挑発は日本だけでなく、米軍に向けられたものと分析。非難声明による外交的な非難だけでは尖閣周辺空域の偶発的な衝突の危険性を抑えきれないとみて、その回避のために爆撃機による示威行動が必要だと判断した。
B52はグアムのアンダーセン空軍基地から飛び立ち、米東部時間の25日夜に防空識別圏に入った。中国側は防空識別圏を飛ぶ場合に「中国国防省の指令に従わなければならない。指令に従わない航空機には防御的な緊急措置を講じる」と公告していた。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2700Q_X21C13A1MM0000/
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中国、「全航程を監視」と発表 米軍機B52飛行で
2013/11/27 14:25
【北京=島田学】中国国防省は27日、米軍のB52爆撃機が中国の防空識別圏を飛行したことについて「中国軍は全航程を監視し、直ちに識別した」との談話を発表した。防空識別圏ですでに監視体制を敷いていることを強調したものだ。今後も中国の識別圏内を飛行するあらゆる航空機について監視していく方針も示した。
談話によると、中国軍は、米軍機が26日の午前11時(日本時間正午)〜午後1時22分(日本時間午後2時22分)に、防空識別圏の東端で南北方向に往復したことを識別したと公表。航空機の種類も特定したとしている。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2701R_X21C13A1000000/
- 中国防空識別圏:米中対立に困惑する韓国政府:韓国「離於島問題は領土問題でない」=中国防空識別圏で あっしら 2013/11/27 23:31:05
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