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会見を繰り返す猪瀬氏だが、疑惑は晴れるか
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131127/plt1311271533003-n1.htm
2013.11.27
医療法人徳洲会グループから5000万円の資金提供を受けた東京都の猪瀬直樹知事(67)。問題発覚以降、4度にわたって会見を行ったが、「個人的に借りた」という弁明は疑問符がついたままだ。危機管理のプロも「都民が納得できる説明ができなければ辞任すべきだ」と“提言”。市民団体からの告発を受けて東京地検特捜部の捜査も及ぶ中、猪瀬氏は「重大な局面」を迎えているといえそうだ。
22日に徳洲会グループからの資金提供が明らかになった猪瀬氏。資金提供の目的や経緯について釈明するものの、その内容に次々と矛盾が生じるという“負のスパイラル”に陥った。26日午前には4度目の会見を行い、徳田毅衆院議員(42)との間で交わした「借用証」を初めて公表した。
「起こした問題が非常に重大で、さらに説明が二転三転しているという点では、次男の問題でバッシングを受けたみのもんた氏よりも対応がまずい。説明が二転三転することは、危機管理上、最もやってはいけない」
危機管理対策に詳しい「リスクヘッジ」代表の田中辰巳氏はこう指摘。「たとえ苦しい説明であっても、内容は一貫することが非常に重要。謝罪会見は『解毒』のために行うものであり、説明がコロコロ変わるとかえって『毒』を増やしてしまう」と話す。
そもそも、知事選前に5000万円の提供を受けた事実について、田中氏は「相手に見返りを与えなくてはならなくなり、政治家として極めて脇が甘い」と断罪する。
猪瀬氏は26日の会見で「選挙資金ではなく、個人的な借入金」を証明する“切り札”として「借用証」を公表。印紙や実印、返済期日もない簡素な文面を報道陣に追及されると、「これは間違いなく原本です!」と気色ばむ場面もあり、「金利は考えていなかった」「借用証というものをあまり知らなかった」などと無知がゆえの“迷走”だったと強調した。
「無利子で多額のお金を借りて、何のためのお金かを説明できなければ、提供を受けた時期などから『選挙に使おうとしたのではないか』と推測されることは当たり前。『借用証』についても、借りた相手の徳田氏が認めて初めて『借用証』として成り立つ。今の段階では、借りたことの証明にはなっていない」(田中氏)
また、田中氏は、猪瀬氏の置かれている状況を一本の木に例えて、こう解説する。
「人間としての信用という『幹』があり、政治家としての信用の『枝』が出て、その先に、知事の肩書という『実』が成っている。都民が納得できないような説明を続けていて、最も重要な『幹』の部分である人としての信用を傷つけてしまっている。成った『実』を捨ててでも、人間としての信用を守らないといけない時期にきている」
企業不祥事の場合では幹が「企業の信用」、枝が「商品の信用」、実が「売上利益」となり、同様の判断が求められるという。
危機管理上では、予防的な危機管理と、事後の危機管理があり、後者はダメージコントロールとも言い換えられる。「ダメージをゼロで終わらせるのではなく、ダメージを受けても70%、60%は残すという発想をしないといけない。猪瀬氏に求められていることは言い訳や反論ではなく、都民が納得できる説明」と田中氏は警告する。
史上最多の得票数で当選、東京五輪招致も勝ち取った猪瀬氏。首長のポストは惜しいはずだが、説明責任を果たさなければ、進退問題は避けられない。
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