http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/885.html
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私事片々(辺見庸のブログから)
http://yo-hemmi.net/article/380881368.html
・特定秘密保護法案可決の記事で「これが民主主義か?」といふ見出しがあって、笑った。
笑ろたよ。
おまえら、そんなことも知らなかったのか?
「人類の貧困を生産する作業に加担して、骨の髄まで腐っていないような民主主義国家は存在しないのです」と、ジル・ドゥルーズはトニ・ネグリにたいし至当の発言をしたけれども、それを読んだとて、たれひとりわが「恥」とも、わが「罪」ともおもひはしない・・・といふのが民主主義なのである。
民主主義とはまた、女が結婚指環をはめた指で浮気あいてのオチンチンをしごいてやったり――そう、小指をピンと立ててね――、フェラってやったり、新聞記者たちが首相や官房長官や防衛大臣のアナル舐めをしてやったり、してもらったりすること(→アナリスト成立)なのだ。
権力への懸命のご奉仕である。
今日の民主主義とはまた、国家神道と創価学会系列とチンピラ・ファシストたちが、ハグしあい、なかむつまじくまぐわふことである。
そんなことも知らなかったとはおそれいる。
第一次そして第二次安倍ファシスト政権が成立したとき、米つきバッタのごとくペコペコと挨拶へとかけ参じ「どうぞ、どうぞよろしくお願いします」と三拝九拝したのは、安倍じしんではなかった。
社会のボクタクを僭称する新聞、通信、放送各社社長、編集担当役員、政治部長らであった。
これがこの国のまぎれもなひ民主主義である。
白状しろよ。
いつも下痢がちの安倍のケツを、いったい何人のクソバエ記者たちがペロペロと舐めてきたことか。
安倍の官房副長官時代、しきりにかれにとりいり、テレビへ大学へと請じ入れては、言いたい放題をゆるしたのはだれであったか。
田原総一朗、故筑紫哲也らではなかったか。
安倍はかつて早稲田大学で講演し
@(日本にたいするミサイル攻撃に着手した)外国基地を(自衛隊が)たたくことは憲法上できる
A大陸間弾道ミサイルは憲法上問題ない
B戦術核の使用は違憲ではない――と縷々述べた。
この講演に田原、故筑紫らが関係し、サンデ―毎日がこれをスクープするや、「オフレコ破り」とテレビで怒ったのが「正義の味方」筑紫哲也であった。
笑っちゃう。
これが民主主義である。
民主主義のジャ―ナリズムである。
大阪のあんちゃんをすっかりその気にさせたのは、もとはと言えば、TBSだった。
大阪のあんちゃんに事実上の土下座謝罪をしたのは朝日新聞だった。
外務省機密漏洩事件で「本社見解とおわび」という全面謝罪文を掲載し、以後、沖縄密約事件の追及をすっかりポシャってしまったのはどこの新聞か。
「機密漏洩事件…美しい日本の美しくない日本人」という新聞批判の大キャンペーンをつづけて、売り上げ部数を大いに伸ばしたのはどこの週刊誌か。
あのとき、どこの新聞記者、テレビ記者が、からだをはって西山太吉記者を擁護、援護したか。
勇気ある個人は、ほんの数人をのぞき、ほとんどいなかった。
西山さんと女性事務官がともに既婚者でありながら、肉体関係をつうじ機密情報の授受があったなどと、おもしろおかしく連日ワイドショ―で(下ネタ仕立てで)報じたのはどこのテレビ局だ。
ほとんどすべてのテレビ局だったではないか。
世論は下ネタ仕立ての報道に興味津々、よろこんで飛びつき、大いに消費したではないか。
いまさら正義面するな。
被害者面をするな。秘密保護法を呼びこんだのは世論であり、クソバエだらけのマスコミであり、なんだかいばりくさったいわゆるジャーナリストたちである。
わたしはけふもエベレストにのぼった。(2013/11/26)
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