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日本は中国に対抗することができるのか?
軍事衝突の可能性は、中国の一方的な防空識別圏設定で高まった。
日本がここで屈したら、次は沖縄、その次は九州と奪われる
http://www.bllackz.com/2013/11/blog-post_26.html
2013年11月26日 Darkness - ダークネス
尖閣諸島沖漁船の問題が発生したのは2010年だった。それ以来、日本と中国の対立はどんどん悪化していった。
2012年には中国では反日暴動が起きて日本企業は破壊と略奪の対象となり、韓国では当時の大統領だった大統領だった李明博という男が竹島に上陸して、「ここは韓国の領土だ」と言い放つ事件も起きた。
これによって、やっと日本人は「国が侵略されつつある」という意識を持つようになった。
中国・韓国が明確に悪意を持って日本を侵略しつつあるのは、すでに多くの人が知っていた。しかし、日本人は長い間「見て見ぬふり」をしてやり過ごそうとしていた。
2010年の尖閣諸島を巡る問題も、多くの日本人は「事なかれ」と「先延ばし」で問題がうやむやになって消えていくと思っていたフシがある。
しかし、外交問題は「事なかれ」も「先延ばし」も通用しない。なぜなら、日本が必死で問題を避けようとしても、侵略の意図が相手にあれば、それは執拗な挑発となるからだ。
■東シナ海の上空の制空権を取りに来た中国
2013年11月22日、中国国防省は東シナ海の上空に防空識別圏を設定すると発表している。
防空識別圏とは、国外からの航空機が不法に侵入しないように監視するための空域のことだ。中国はこれを一方的に設定すると発表したのだが、それは日本の防空識別圏を大きく侵略するものとなっていた。
日本の防空識別圏を奪い取る形で防空識別圏を拡大しているのだから、これもまた一種の領土の侵略だ。
2013年11月22日、中国は一方的に現状を変更し、日本は明確に領土を侵略されたのである。
当然、日本政府は驚倒してこれに抗議し、安倍晋三首相も25日には、「わが国固有の領土である尖閣諸島の領空があたかも中国の領空であるかのごとき表示をしており、全く受け入れることはできない」と述べた。そして、このように重大な言葉を付け加えている。
「中国による力を背景とした現状変更の試みには、わが国の領海領空を断固として守り抜く決意で対応する」
これに対して中国の解放軍報は、「国家主権を守ろうとする中国軍の決意を見くびってはいけない」と強調し、「中国の防空識別圏設定にあれこれ言う権利は日本側にない」と日本の抗議を完全に突っぱねている。
また、在日中国大使館は24日に、日本に滞在している中国人に対して、緊急事態に備えて連絡先を登録するよう呼び掛ける通知を出していると言う。
「日本との緊張を高める必要のない挑発行為だ」と主張するアメリカに対しても、「アメリカは情勢を緊張させる日本の危険な行いを助長するような誤ったサインを二度と送るべきでない」と言い放った。
■中国は確実に、この海域の制空権を取りに来ている。
現在、オバマ大統領はNSA(米国家安全保障局)のスパイ疑惑問題から、オバマケアの運用失敗の大失態まで、国内問題で窮地に落ちて影響力が急激に減退している。
中国は、そのタイミングを見計らって制空権を取りに来ているので、これは非常に意図的な動きである。行き当たりばったりに持ち出したのではない。
敵が弱っているときに攻撃を繰り出していくというのは、兵法の基本中の基本だ。まさに兵法の基本通り、計画的に動いているのである。
つまり、今回の中国の動きは、ただの脅しではない。日本を侵略するための、時期と方法をよく考えて練られた戦略的な一歩なのである。
そういった意味で、今回起きているこの防空識別圏の設定は、東アジアの「軍事衝突」を巡る大きなターニングポイントになったと言うことができる。
ウォール・ストリート・ジャーナルは11月6日の時点で、まるで今回の問題を先取りするかのように、オピニオンでこのように述べていた。
「東シナ海は無人航空機によって始まる世界初の戦争の舞台になるかもしれない。中国と日本は領土問題解決の道を素早く見いださないのであれば、軍事衝突に向かうことになる」
日本が東アジアの戦争に巻き込まれつつあるというのは、すでに奇異な見方ではない。
それが避けられない方向性であるというのは、どこか平和ボケした日本人でも、やっと気付くようになっている。この問題は、現在は「対立」だが、その先には「衝突」が待っている。
■日本が屈したら、次は沖縄、その次は九州と続く
日本は1945年から極端な平和主義を標榜するようになり、国民の多くもその平和主義を疑うこともなく受け入れてきた。「戦争よりも経済」というのは、多くの日本人にとって共通認識だったとも言える。
しかし、1990年以降のバブル崩壊から日本はゆっくりと衰退を見せるようになり、その長い衰退によって日本の国力が衰えていることを周辺国も気付くようになった。
だから、「溺れた犬は叩け」とばかりに周辺国は侵略行動をあからさまに行うようになってきているのである。
何度も言うが、敵が弱っている時に思い切り攻撃的行動を起こすのが兵法の基本である。
その兵法を徹底的に研究し尽くしているのが中国なのだから、弱った日本を見て中国が何も行動を起こさないのであれば、その方が不思議だ。
今回の中国の防空識別圏設定は、尖閣諸島を確実に取るための方策であり、日本がここで屈したら、次は沖縄、そしてその次は九州と続いて行くことになる。
また、韓国は韓国で日本の竹島を実効支配しているが、その次は「対馬も我が領土」と言い出して実効支配に向けて動いて行くことになる。
日本の領土が今、危機的な状況になっているというのは、多くの日本人が気付くようになっている。もう日本人は「平和主義」が意味のないものだと理解しつつある。
このまま平和主義を標榜していたら、どんどん領土をむしり取られるのだから、日本人が長らく持っていた平和主義も、もう死んでしまったと言えるかもしれない。
東アジアの対立は、やがては衝突となるのは避けられない。私たちは、やがてどこかのタイミングで、戦争に巻き込まれる覚悟をしなければならない。
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