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毎日新聞 11月26日(火)22時18分配信
法案への反対が噴出した翌日に強行採決を図るとは−−。衆院本会議で26日、特定秘密保護法案を強行可決した与党などに福島県民から怒りの声が上がった。原発事故などに関する情報が「秘密」に指定されるのではないか。前日の25日に福島市で開かれた地方公聴会では、意見陳述した7人全員が反対や懸念を表明。だが、その声は反映されなかった。「どこまで福島をバカにするのか」。拙速な結論に憤りが渦巻いた。【喜浦遊】
意見陳述した福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長は「昨日の今日とはびっくりした。非常に残念。何のための公聴会だったのか、私は何のために出席したのか、こうなっては分からない」と突然の採決にあきれた様子。さらに「拙速に過ぎる。議論に議論を重ねるべきだ」と語気を強めた。
同様に意見陳述した荒木貢弁護士(福島県弁護士会)も「県民の気持ちを踏みにじった」と憤りを隠さない。「言い訳に使われる可能性を感じながら、それでもみんな一生懸命に話したのに、その思いをないがしろにされた」。だが、法案が成立したわけではない。荒木弁護士は「慎重に検討してほしい」と改めて念を押した。
会場に駆けつけたが、傍聴できなかった三春町の無職、大河原さきさん(61)は「闇討ちのような公聴会だった」と憤る。傍聴券は政党ごとに割り振られ、つてのない一般市民は公聴会の開催すら知らない人も多かったという。「福島は採決に向けたこまの一つだった。声を上げても伝わらない。政治家に受け止める気持ちがないことが悲しい」と話す。
同様に傍聴できなかった郡山市の主婦、森園かずえさん(51)は「陳述者の率直な声がブレーキになるかと少し期待していたが、どこまで福島をバカにするのか」と声を荒らげ、「国との信頼関係がここまで崩れると、法案だけでなく今後の復興作業の一つ一つに影響してしまう」と懸念した。
東電福島第1原発事故の国会事故調査委員会委員を務め、大熊町から会津若松市に避難している蜂須賀礼子さん(61)は「住民の命に関わる情報は秘密にしないと信じている。国も原発事故で学んだはず。国として守るべき秘密と命に関わる情報はきちんと区別して扱ってほしい」と注文をつけた。
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