08. 2013年11月25日 23:44:21
: zu5SeWmuHI
2013/11/25 民主党海江田代表「政府原案、野党4党による修正案どちらも反対」、強行採決は時期尚早 特集 秘密保護法 民主党の海江田万里代表は25日、民主党本部での定例会見で、特定秘密保護法案について「政府原案、野党4党による修正案のどちらにも反対」の姿勢を示し、民主党としては野党4党の修正案にも「合意しない」と明言。「一部の野党が与党の補完勢力になった」と述べ、政府与党および修正案に合意した一部の野党を牽制した。26日に強行採決が見通されていることについては、「早すぎる」と回答した。秘密保護法案修正の野党共闘の可能性については、「与党に擦り寄った一部の野党とは一線を画する」と発言。民主党の修正案において、「他の野党で協力してくれるところは協力してもらう」と述べた。 特定秘密保護法案をめぐる民主党の姿勢 IWJは秘密保護法案について、「国民の間から廃案を求める声が聞かれており、そういった声があることを受けての党の見解はどうか」と質問。海江田代表は、「廃案は結果であり、その過程の段階では、自分たちの対案をもってしっかり意見を表明していく」との考えを示した。
また、これに関連して海江田代表は、同日開催された福島での公聴会に触れ、「地方公聴会だけでなく、中央でも公聴会を開くべき」との考えを表明。さらに、原発情報が秘密になってしまうのではないかという懸念の声に対しては、「安全保障の問題とは関係のない、放射能飛散など国民の健康に直接影響するような情報は開示されなければならない」との認識を示した。 さらに、情報を検証する第三者機関については、「秘密指定をチェックする検証機関の設立が、法の施行には間に合わないだろう」と述べ、「期間設立の時期も定められていないことは問題である」と指摘。同法案に対して民主党は、対案を新聞に意見広告として出したたことを報告した。 その他、会見では、中国国防部が尖閣上空に防衛識別区域を設定したことに関して「厳重抗議し、撤回を要求する」と、党の方針を明らかにしたほか、食品の偽表示問題について、森まさこ担当大臣宛に対策本部から申し入れ書を提出。ガイドラインの早期作成や不当表示防止法の見直しなどを求めたことを明らかにした。 (IWJ・野村佳男、安斎さや香) ☮http://iwj.co.jp/wj/open/archives/113365 ======================================================================== 2013/11/25 みんな・渡辺代表が会見 特定秘密保護法「与党の対応を評価」 特集 秘密保護法 「官僚組織は旧式の人事制度にとらわれていて政策のイノベーションが起こせない」――。 みんなの党の渡辺喜美代表は、25日に日本外国特派員協会主催で行われた記者会見でこう述べた。しかし、渡辺代表の言う「イノベーション」には、憲法の解釈変更による集団的自衛権の行使容認や、特定秘密保護法の成立、TPPへの参加、国家戦略特区の創設までもが含まれている。今回の会見で渡辺代表は、官僚組織のあり方を批判する一方で、安倍政権のTPP参加や国家戦略特区法案、みんなの党が提示した秘密保護法修正案への合意について「評価している」と語った。 ☮http://iwj.co.jp/wj/open/archives/113363 秘密保護法案「みんなの党の要求を丸呑みしてきた政府与党の対応を高く評価」 今月18日に、みんなの党は、特定秘密保護法案を巡る修正案で自民党、公明党と大筋合意をした。みんなの党が出した修正事項は、例えば、秘密の指定及び解除について国会に報告するとともに公表するようにすること、将来的に内閣におけるチェック機関を作れるようにすることなどである。安倍政権は、みんなの党の修正要求をただちに呑み込んで回答してきたと言う。これを踏まえ、「みんなの党の要求の大半を丸呑みしてきた政府与党の対応を高く評価する」と渡辺代表は語った。 官僚組織の仕組みを批判 渡辺代表は「1940年前後に確立した統制型システムを変えていくには、総合的な構造改革が必要である」と主張した。渡辺代表によると、1990年代に構造改革に優先して選挙改革が進められてきたことが、日本の衰退の決定的な要因となった。そのために旧式の人事制度をいまだに採用している官僚のあり方を変えていかなければならないと渡辺代表は述べる。 集団的自衛権 提案を今国会中にまとめる さらに渡辺氏の批判の矛先は、そのような古い統制型システムを堅持している官僚組織のひとつである内閣法制局に対して向けられた。内閣法制局は、現行の憲法で集団的自衛権が認められるという、みんなの党が提示する憲法解釈の前に立ちはだかる存在である。憲法で自衛権の行使が認められているのに集団的自衛権の行使は認められていないとする内閣法制局の見解について、渡辺代表は「大変苦しい解釈」であると批判する。みんなの党は、憲法改正によらず、憲法解釈の変更によって安全を守ることができるよう、集団的自衛権についての提案を今国会中にまとめることを予定している。(取材:IWJ 石川優、記事:IWJ 遊佐香子) ======================================================================== |