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2013-11-24 07:23:55

　人類は「自由が尊重される社会」を作るために営々と努力してきたのではなかったでしょうか。そして、そのために論陣を張るのが、ジャーナリズムの役割だったはずです。ところが、大手新聞の一角が、みずから「自由を制限する」ことになる論陣を張るようになりました。

　特定秘密保護法案に対する論陣です。例えば、本日11月24日の朝日新聞朝刊に「特定秘密保護法案をめぐる各紙の主な社説」の一覧（3面）が掲載されましたが、「廃案」を求める新聞は朝日、毎日、東京、信濃毎日、西日本、琉球新報などに対し、「明確に言えない」に分類されているのが読売を筆頭に日経、産経、福島民報などとなっています。

　「明確に言えない」グループは、基本的には特定秘密保護法は必要だという認識です。世論の雰囲気から見て今の段階では「必要だ」とあからさまに言うことがはばかられうため、「明確に言えない」と態度をぼかしているにすぎない。

　しかし、今回の特定秘密保護法案は、本日の朝日紙面に掲載された大石康彦・青山学院大教授のコメントにあるように、「社会の自由の根幹に関わり、ジャーナリズムの根源が脅かされるかも知れない問題」です。大石教授は「人々の自由がまずあり、それを守るのが政府だその原点に立ち返り、メディアは主義主張を超え、自由を守るために一致結束してほしい」と訴えています。

　しかし、そうした切実な心からの願いは、読売新聞には届きそうにありません。実は、新聞協会は声明を発表し、その中で、「（秘密保護法案は）憲法が保障する取材・報道の自由が制約されかねない。結果として民主主義の根幹である『国民の知る権利』が損なわれる恐れがある。その点に関して強い危惧を表明する」と、訴えました。その新聞協会の現会長は、読売新聞グループ本社社長の白石興二郎氏です。

　ところが、読売はその声明をホゴにするかのように、法案成立にエールを送る論陣を張っています。それを如実に示すのが、昨日の社説で、タイトルは、「与野党の修正案は評価できる」でした。評価できる修正案がまとまったのだから、成立させるのですよね、と成立催促社説でした。

　問題を複雑にしているのは、国防のために機密が必要な分野があることです。例えば、「暗号」などはもともと知られないように知恵を絞るモノで、これを公開してしまえば暗号の役を果たしません。

　読売の論陣はそこを根拠に、「必要な機密を守るために同法が必要」という単細胞的論調です。実に荒っぽい。きちんと思考を練った結果としての論調ではなく、「成立ありき」の社説でした。

　読売は、戦後復興の過程でアメリカの諜報機関CIAの援助を受け、CIAの庇護のもとで、アメリカの「広報宣伝紙」の役割を引き受けて”大新聞”にのし上がりました。現在も脈々とジャパンハンドラーズの広報宣伝紙の役割を果たしています。ジョセフ・ナイ、リチャード・アーミテージ、マイケル・グリーンなどのジャパンハンドラーズのコラムを大々的に掲載し、忠実な宣伝氏に成り下がっています。

　今回の特定秘密保護法案の成立を強力に要求しているのも、後ろに控えているこうしたジャパン・ハンドラーズです。当然、日本国民のためではなく、アメリカの産軍複合体の役に立つ法律として運用することが狙いの一つです。

　読売新聞は、ジャーナリズムのあるべき姿をとっくに放てきし、日本国民を裏切る存在に成り下がっています。

コメント
01. 函館の犬。 2013年11月24日 10:58:47 : bhbAK3m6MJQx2 : LmoQeKcT1I 日テレは脱原発デモも、ジャーナリストが秘密保護法暗に反対表明してることすら報じない。こんなのが報道機関か。部長クラスはふんぞり返って年収数千万か。 秘密保護法案が通過する前から秘密かよ、戦時中国民に都合の悪いことは報じない翼賛会と同じことしてるぜ。 自殺者ばかり出るテレビ局。
02. 反イルミナティー 2013年11月24日 11:28:22 : 8sqkYzoHc0Yxw : wsa5f3bToY ゴミ売り＝ＣＩＡ白豚猶太ポダムの機関紙＝インキチキイカサマ球団 巨珍軍と老害長嶋を気持ち悪いくらい賛美(プ＝お陰で有能な若手野球選手が日本の球界を嫌がって海外へ流失(プ＝東京ドームの８９３応援団には持ち込み禁止の楽器を見て見ぬふり(プ＝原監督の不倫。８９３絡みの問題でも即効でスルー(プ しかもその８９３が謎の死←こわ〜(プ [１２削除理由]：アラシ
03. 2013年11月24日 12:52:14 : hnXCfvpR02 左巻きの人に都合が悪い在日犯罪や韓国の異常行動については相変わらずメディアスクラム組んで隠してるし、心配する事はないかと。
04. 2013年11月24日 14:23:18 : QBrYpzDGwo 最高法規である憲法の理念が常に頭の中にあり、その引き出しに常に手を伸ばして明るみに曝して事の真実を追求する法曹の高い意志、バイアスをかけずに本音でものを言い、立場優先ではなく是々非々で意見として他人を尊重する寛容性、空気を読んで大勢に付くような風土がない国民性、主権者、納税者が税の使途について議会を通じて関与出来、通達や行政指導などという疑似法律で世の中を回すことをしない政治、等々、成熟した国家であって始めてこの法律を通す事が出来る。 　　しかし、法治国家とは名ばかりで、憲法理念、国家公務員法原則、行政手続き法原則すら熟知されておらず、国民は生涯に一度も裁判所に行ったこともない、このような法的に未成熟な国の状態は、戦前と全く変わらないのである。 　　従って、いくら必要な法律であったとしても、成熟した法治国家でなければ使いこなせない、両刃の剣となる法律もある。 　　幼児に銃を持たせれば暴発する危険性は１００％である。
05. 反イルミナティー主義 2013年11月24日 17:33:33 : c/WVv5CaliQ7M : wsa5f3bToY >>03 白豚猶太ポダムゴミ売り工作員乙！！(プ [１２削除理由]：アラシ
06. 2013年11月25日 04:05:49 : hnXCfvpR02 >>5 「報道・思想信条の自由を守れ！なお、特定秘密保護法案に廃案を叫ばないのは危険思想！」なんて矛盾を抱えた人にとってはその程度の煽りでも「よくできました」ってところですかな
07. 2013年11月25日 11:27:06 : SfJARe3pmE >>04 QBrYpzDGwo ＞幼児に銃を持たせれば暴発する危険性は１００％である。 はぁ？ 国民は幼児か？ 国民は幼児だから、バカだから、マヌケばかりだから、それに引き換え自分達は優秀だから、何でもかでも秘密裏の内に国家の中枢をなすたった一握りの頭の良い人間だけで日本の全てを決める方が間違いが無いとでも言いたいのか？ あんたまるでヒットラーだわ！ 　　　　おごれるもの久しからず　ただ春の世の夢の如し お迎えがくる前にカネゴンの姿からたとえ一日でもいっぱしの人間の姿や心を取り戻してから昇天されることを心からお祈り申し上げます。
08. 2013年11月25日 13:16:51 : QBrYpzDGwo 　０４さん、私は比喩的に日本の今の法治状況を「幼児」と表現しているのです。法治国家であるからこそ、法律を作るのでしょう、このような法案を含めて。 　　だが、それならば、法治国家として相応しい状況というのがある筈で、それを成熟と表現し、そうでない状況を幼児、と表現したのであって、属人的に、誰が幼児だとか、反対に誰が優秀だとか、ということではありません。 　　例えば司法試験に受かった後で入る司法研修所では、将来の判事、検事、弁護士が共に修習する中で、実地訓練としての憲法理念、労働法理念に沿った学びは全くないと弁護士に聞いたことがあります。国の最高法規を使った実地訓練がないということは、最高法規が充分に精査されることがない、要は、最高法規といえども、その原理原則に沿った政治、行政が殆ど骨肉となっていない社会である、ということだと思います。 　　また、判事、検事、弁護士はそれぞれの志が違うにも拘わらず、教官が向き、不向きを判断し、統治機構や中枢には社会的な批判精神のない者を肩たたきするなど、あからさまな選別が行われています。 　　今後、このような法案が成立すれば、情報開示の際に秘密を漏らしたとして公務員の守秘義務違反が問われ、部内での処罰も考えられますし、処罰に懲りて多くの資料を見せないことが無難、という雰囲気が作られ、情報開示が後退する可能性は高いです。 　　情報開示をする公務員は主権者にとって必要な情報であれば出したいでしょうから、炭鉱のカナリアの役割すらするわけです。 　　軍事、国防といっても、結局は血税から予算が支出されるのですから、どこから、どのような武器、兵器を購入するか、これを秘密とされれば際限ない軍事支出に歯止めが効きません。軍事、国防ですら主権者、納税者が知る必要がある情報は沢山あります。スパイ活動以前に、血税の使途を問わなければなりません。 　　ところが、情報開示してしまって処罰を受けた公務員の釈明はどこにも場所がなく、あるとすれば人事院ですが、人事院の公平調査権というのが誤って使われていると思います。まず、人事院としては、第一に上級公務員による下級公務員への処罰の内容と、処罰者、被処罰者双方を呼び出し、事情を聞かなければならないと思います。そしてそれをしっかりと書面にし、今度は所轄大臣まで稟議し、所轄大臣に意志とサインによって主権者代表として、主権者が雇用している公務員の処罰を承認するべきです。 　　　ところが、現在の懲戒処分の状況は、部内の上級幹部による末端公務員への処分辞令の発出で終了です。そして人事院のやることと言えば、終了した処分について審理するだけです。これで公平審査と言えるのか、全く公平ではなく、公僕が同じ公僕を淘汰してしまう、主権者不在の状態を是認しているのです。 　　　軍隊にもあったようなまがりなりの軍法会議に匹敵する釈明の機会も与えられずに、情報開示した公務員はひっそりと部内で処罰を受け、それが他の職員への見せしめになるのです。 　　　国には憲法、国家公務員法、行政手続き法、労働法など、良く読めば目から鱗のような条文も多々ありますが、決してそれは使いこなされてはいない。 　　　裁判官の抱える案件は２００件とも言われ、充分に精査する余裕もない。同じ研修所で選別を体験した弁護士に対して判事、検事が上から目線であるなど、法曹の環境も三者が対等に切磋琢磨出来るようにはなっていない。 　　　弁護士の数も圧倒的に他国と比較して少ないなど、法治国家として、かつこのような法案を通すにあたって、全く成熟していないと思っています。 　　　幼児、という言葉はあくまでも比喩であり、日本のシステムそのものに対して表現したものであり、個人を指したものではありません。 　　　法治国家として成り立っていないという実感、そして両刃の剣ともなるこのような法案、これをして銃と表現し、幼児的な法治システムに銃を持たせれば戦前の治安維持法のように運用される可能性がある、即ち暴発する、と思います。
09. 2013年11月25日 13:59:47 : 4WBlyyVJiQ 読売が裏切る？なにを今さら、 主は政治記事かくのだから読売の正体は分かるだろう
10. 2013年11月25日 14:04:13 : 4WBlyyVJiQ ３の奴さ、在日犯罪かくすのに何が左翼に都合が悪いんだい？具体例書いくれ、俺は在日の通名？日本人名は絶対に廃止すべきだと思う、日本人の犯罪でも在日だと言う場合があるかもだからだ、逆に在日にも言える、つか、在日の裏を書いたらお前らが困るんじゃね？在日右翼在日カルトとかさ〜

11. 2013年11月25日 16:10:46 : sy9aFtnJag 在日の通名、日本名は無くすべきに大賛成。
12. 2013年11月25日 16:42:55 : 98HWiPLErs >>10 朝鮮人犯罪者を通名だけで報道したり「韓国は友好国だ」と連日デマを垂れ流して現実から目を背けさせてるのは、自分達が異常な反日民族とドップリのキチガイ集団だってバレないためじゃないですか。何を今更。ちなみに在日右翼在日カルトがどれだけ困ろうが特に関係ないっす
13. 2013年11月25日 18:44:45 : VBOZ3aeT92 読売のドンが日本の支配者で 総理をやらせてやるから 俺の言う通りにやれと いうことではないのか、 消費税増税、大企業減税など
14. 2013年11月25日 21:30:43 : 7hkAhmUz6k もういい加減ゴミ売り、３Ｋに期待のかけらでも寄せるのはやめないか。明らかに米国犬新聞と大本営を社是とする機関にいまさら、何を言ってもらいたいのか。みんな人がいいよね。
15. 2013年11月26日 08:53:29 : 7a485pUwzQ 自由なくして何が人生か、社会の公器は個人の自由を保障する事に存在価値がある。 存在価値のないものに対価を与えることが問題である。 国民において自由の価値を知り得ないものは不幸であると同時に自由に対しての冒涜者である。 自由を獲得するためにどれだけの国民が血を流しただろうか。 自由を妨害する国民はそれが無意識であっても非常に有害である。 日本は今以上に自由な社会にならなければ滅びてしまう。

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