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《秘密保護法》 言論人が総決起集会 文太兄ぃ「トドメの悪法になる」(田中龍作ジャーナル) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/576.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 11 月 21 日 00:03:00: igsppGRN/E9PQ
 

「秘密保護法案、廃案」の要請文を手渡すTVキャスターたち。手前(後ろ姿)は橋場・内閣情報調査室参事官。=20日午後、内閣府門前 写真:筆者=


【秘密保護法】 言論人が総決起集会 文太兄ぃ「トドメの悪法になる」
http://tanakaryusaku.jp/2013/11/0008237
2013年11月20日 20:33 田中龍作ジャーナル


 マスコミ界の大御所、作家、評論家、夕刊紙社長……言論に携わる著名人たちがきょう、「特定秘密保護法案」の廃案を求めて総決起集会を開いた。

 平成の治安維持法と言われる秘密保護法案は、みんなの党が昨日与党案賛成に回ったため成立が現実味を帯びてきた。言論界を支えてきた重鎮たちが危機感を表明した―

 「安倍晋三は日本を北朝鮮並みにしようとしている。進めている人の個人の責任を厳しく問いただす。谷垣法相はスパイ防止法に反対していた。反対なら辞めるべきじゃないか」。こう厳しく指摘するのは評論家の佐高信氏だ。

 川崎泰資・元NHK政治部記者(1934年生まれ)は、安倍晋三首相の危険性を強調した―

 「何とかに刃物」じゃないが、この男(安倍首相)にこの法案を与えたらとんでもないことになる。右翼軍国主義者と自称する人物が首相になるということは国際的に通らない」。

 社会部記者だった原寿雄・元共同通信編集局長(1925年生まれ)は、警察の性格をよく知っている―

「この(会場の)中にも警察の尾行がついている人がいる。今は警察の尾行を批判できるが、法律(秘密保護法)ができたら“内偵している、合法だ”ということになる」。


小中陽太郎さん。自らが描いて特高警察ににらまれた高射砲の絵を持参した。小中さんの後ろは作家の澤地久枝さん。=平河町 写真:筆者=
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/2013/11/e6b0274e021c2d1e614856ec108cb5db.jpg


 作家の小中陽太郎氏(1934年生まれ)は昭和15年(1940年)、ゾルゲ処刑の年に神戸から上海に向かう船の中で特高に尋問された。高射砲を描いた絵を持っていたからだった―

 「“坊やこれは何で書いたんだ?” “クレヨンだよ”。特高は外国のスパイが特殊インクで書いたのかと思い捜査した。70年間倉庫に入れたままだったが、探して持ってきた。子供の書いた絵が問題になる。これがスパイ法のバカバカしさだ」。

 きょうの集会には俳優の菅原文太さん(1933年生まれ)も駆けつけた―

 「こういう法律が出てくるなんて考えもしなかった。戦後初めてでしょう。私は戦争中の時代をかすっている。その頃は異常な時代だったから考えられないことが沢山あった。この法案が通ればトドメになるのかと思うくらい悪法。娯楽と騒々しい中に放り込まれて、考える事をなくしてしまった中で、こんなものが突きつけられている。ここにいる皆さんが考えつかないような時代になる」。
 
 治安維持法の時代に生まれ育った彼らの言葉には有無を言わさぬ説得力があった。

 言論人と表現者だけではない。政界からも一人だけ参加者がいた。辻元清美議員だ。辻元議員は国会内の事情を解説した―

 「与党は26日の衆院通過を目指している…(中略)私が森まさこ大臣を追及していたら、維新の議員からヤジが飛んで来る。これまでのような与党対野党の図式とは違う異常な状況。(国会の)外で盛り上がっていることが、(国会)内での歯止めになる」。


「国民が不幸になる」と警告を発する菅原文太さん=写真:筆者=
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/2013/11/93ce72ac02c10ac1e01a4cb13d1fb470.jpg


 集会の後、岸井成格氏、田勢康弘氏らTVキャスターたちが、森まさこ特定秘密保護法案担当相に同法の廃案を求める要請文を手渡すため内閣府を訪れた。

 だが森担当相は国会審議を口実に会おうとしなかったため、内閣情報調査室の橋場健参事官が要請書を受け取った。場所は内閣府庁舎の門前だ。「庁舎内でのカメラ撮影はNG」となったためだ。

 キャスターの鳥越俊太郎氏は「門前払いです。ここでしか渡せないのが日本の現実です」と悔しがった。


          ◇

「特定秘密保護法案」の廃案を求めるメディア関係者総決起集会
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1680

日時:11月20日(水曜日)午後3時〜
場所:砂防会館(永田町)別館3階「穂高」
 
要請文(案)私達は現在国会で審議中の「特定秘密保護法案」の廃案を強く求めます
(文責):呼び掛け人の1人、鳥越俊太郎
 
新聞、テレビ、ラジオ、雑誌、インターネット等日本のメディアに関わる仕事に携わっている私たちは、11月20日午後、東京都内で一堂に会し、今国会に上程されている「特定秘密保護法案」の法制化に対する強い危惧の念を共有・確認しました。
私たちメディアに関わる者は、基本的に国民の知る権利に奉仕し、行政機関や強大な組織が持つ権力の使われ方を、国民の立場に立って監視する事がジャーナリズムの一端を担う者に課せられた役割だと認識しています。
 
この法案が成立すると、取材・報道の自由が著しく制限され、ひいては国民の知る権利が大きく侵害され事になりかねません。行政機関の情報公開は世界の大きな潮流です。秘密の多い国家は息苦しく、非民主的な国家である事、そしてそれが戦争と言う悲惨な道につながりかねない事を過去の歴史から私たちは学んできました。以上の様な理由により、私たちはメディア関係者総決起集会の名に於いてこの法案に反対し、貴下に於いて然るべき対応をされん事を強く望みます。
 
賛同者(50音順)
青木理、赤江珠緒、飯田昌宏、池内紀、石丸次郎、板垣英憲、魚住昭、江川紹子、
大沢悠里、太田昌克、太田和彦、大谷昭宏、岡留安則、小川和久、荻原博子、角田光代、
桂敬一、金平茂紀、鎌田慧、神浦元彰、香山リカ、川村晃司、神林広恵、潟永秀一郎、
菊池泰博、岸井成格、北村肇、見城美枝子、小中陽太郎、小山唯史、近藤勝重、
佐高信、篠田博之、渋井哲也、下桐治、白石草、神保哲生、菅原文太、鈴木崇司、
鈴木琢磨、須田慎一郎、高野孟、高橋茂、田島泰彦、田勢康弘、棚原勝也、田原総一朗、
土江真樹子、寺田俊治、鳥越俊太郎、西山太吉、藤井誠二、二木啓孝、原寿雄、
古川柳子、牧太郎、真々田弘、三上智恵、三井直也、南丘喜八郎、室井佑月、森達也、
山中幸男、吉岡忍、吉富有治、吉永みち子、与良正男、綿井健陽

 

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コメント
 
01. 2013年11月21日 00:49:17 : FfzzRIbxkp
特定秘密事項が40万件くらい、政府がよくわからない感じで作ってるよね。

だったら、特定秘密でないものを最低でも80万件くらい、ちゃんと国民に知らせなよ。

特定秘密でないものが政府によって隠蔽されたら、政府の刑事責任をどうするのかも記しなよ。

特定秘密でないものがちゃんとわかっていたら、こんなに混乱しないよ。

特定秘密でないものがちゃんとわかっていたら、警察のでっち上げミスも防げる。

特定秘密でないものがちゃんと示されないのに、
特定秘密の権利を主張するのはやめなさい。


02. 2013年11月21日 05:57:48 : DY5UF9p3s2

「特定秘密保護法案」??? ただの隠ぺい法案だろう。

安倍を馬鹿だといったら、国家の秘密を外部に漏らしたということでパクられるのか?



03. 2013年11月21日 08:40:43 : sl3Oo0EgYo

    >マスコミ界の大御所、作家、評論家、夕刊紙社長……言論に携わる著名人たちがきょう、「特定秘密保護法案」の廃案を求めて総決起集会を開いた。
 
    大いに結構だ。しかし、この法案は与党ら多数の勢力で可決されるだろう。その後、この著名人たちはどうするのか。

    次の国政選挙で、この法案を成立させた自公らに反対の意思表示をしてもらいたい。「特定秘密保護法案」反対の党を支持する「決起集会」を開いてもらいたい。

    「特定秘密保護法案」反対の勢力が勝てば、成立したこの法律を廃止に持っていくことが出来るのだ。

    


04. 2013年11月21日 18:10:15 : QBrYpzDGwo
 日本人はそれでなくても寛容性に乏しい。というのは、その場の空気を読んで大勢に付くという「立場重視」の風土にまみれているからだ。
  先生の顔色を見て行動するような幼児性が顕著である。思えば、情報弱者であったことにより、国民が思いもかけない敗戦宣言を皮切りに、一気に米国の市場を器にして高度経済成長に突っ走った。
  それには護送船団という政、財、官が本来は対立すべきであるのに融和しながらとりあえず民の人権は脇においた国家一丸のシステムが必要だったのである。
  このため、企業においても、教育においても、議会においても、裁判においても、行政官が全て取り仕切ってくれたために多くの国民、経営者、政治家その他は大した苦労や努力もせずに、補助金や補助対策で暮らすことが出来たのだ。
  だが、結局のところ官僚主義という肥大化したモンスターを育ててしまった。
  今もまだ、自主独立、従って他者への寛容の精神においては発展途上であり、いわゆる幼児性を持っている。
  従って、この法案をハンドリングすることは日本国民には出来ない。萎縮や自粛が始まること必至である。恐いのは、官僚より国民自身の萎縮、自粛なのである。
  

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