http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131119-00000009-sasahi-pol
AERA 2013年11月25日号より抜粋

　ワンフレーズで国民世論を味方につけ、突破する。政敵が攻めるほど燃える。小泉純一郎元首相（71）はそんな男だ。さまざまな場面で発信を始めた小泉氏に、安倍晋三首相が「今の段階で（原発）ゼロを約束することは無責任だ」と反論すると、闘争心に火がついた。

　11月12日の日本記者クラブでの会見で、これまでの論から踏み込んだのは、原発の「即時ゼロ」を明言し、それを決断する安倍首相の資質にまで迫った点だ。もはやターゲットは完全に自民党、安倍政権である。

　原発推進論者であり、かつて小泉内閣の官房長官を務めた細田博之幹事長代行もさすがに、「全部やめてしまえというのはあまりにも暴論だ」（13日、自民党のインターネット番組で）と反論するが、表だって盾突くのは少数派。菅義偉官房長官は「安倍首相はできる限り原発依存度を低減させていく方向だ。小泉さんは信念に基づいて発言している」と火消しに躍起だ。

　一方、脱原発陣営は小泉氏の“宗旨変え”に困惑しながらも、おおむね歓迎の姿勢だ。京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏は、こう評する。

「正直、小泉さんは嫌いです。小泉構造改革で弱者を切り捨ててきた。しかし、一連の発言はまっとう。とりわけ面白いのは、即ゼロと言い切ったところです。政財界、電力業界は無責任だと言う。私も散々言われてきました。それに対して小泉さんは明確に反論している。この論理が正しいのは明らかです」

　秋の園遊会での「手紙事件」で物議を醸したばかりの山本太郎参院議員も、こう語る。

「小泉さんは、自民党をぶっ壊すと言って日本を壊してしまった。だから、あまり期待できない。だけど原発ゼロ、さらに即時ゼロという点は国民感情をよく理解している。脱原発、脱被曝、そして反TPP。米国と一戦交えても、そこまで決断できるのか。注目しています」

コメント
01. 2013年11月19日 17:12:30 : X8K3Jt2Lhg 好きか嫌いかって問題じゃあなくってー
02. 日高見連邦共和国 2013年11月19日 17:41:30 : ZtjAE5Qu8buIw : C7Wqvb1wZA 一つだけ確実に言える事は、現役の在野の政治家に“ロートル・小泉純一郎”に勝る“役者”が居ないってこと。 どっちにしても、現時点で小泉“不”純一郎が、“既得権益守護陣営”に属しているのは議論の余地はない。 そしてこの風景は、日本人の名誉ある“自主独立”を志向する陣営から見れば“敵はかなり苦しい”って状況だ。 小泉“不”純一郎の昨今の発言に苦言と疑問を呈する私に、カミさんは 『彼かりに勉強して“脱原発”を言っているようだから良いんじゃない？』 と素朴に言ってくれる。私は、 『過去の総理としての自分の所業に、反省や悔恨の意の表示が無い限り、コイツが何を言っても信じるに足らず』 とだけ答えている。 だが、私のカミさんのいう事にも一理あるんだ。 “敵陣営”の思惑がどうあれ、我々“反（脱）原発”を志す者たちは、こと『反（脱）原発』に関わる発言は、 “誰の・どのような”発言であろうと、ある部分で許容し、感情的な反発を抑え、 忍耐と理知ある反応を心がけ、我らが主張に利するように努力せねばならない。 さて小泉純一郎が、国家と国民の将来を本気で憂い、正しい政治イシューの収斂に向けて“転ぶ”ことに、一縷の望みをかけようか。
03. 日高見連邦共和国 2013年11月19日 17:43:18 : ZtjAE5Qu8buIw : C7Wqvb1wZA ０２です。誤記訂正 ×（誤）：　『彼かりに勉強して“脱原発”を言っているようだから良いんじゃない？』 ↓ ○（正）：　『彼なりに勉強して“脱原発”を言っているようだから良いんじゃない？』
04. 2013年11月19日 18:27:01 : FfzzRIbxkp 昔話の中に、当時の天皇様の夢の中でお釈迦様がお告げを授けて・・。 なんていうくだりが　わんさか。 ということで、太郎さん、次はお釈迦様に祈願しよう。
05. 2013年11月19日 18:34:58 : asQab0oZ5c 脱被曝、そして反TPP。米国と一戦交えても、そこまで決断できるのか。注目しています」 そんなこと言うわけないが。山本も自棄になってるのかな。反原発派は、自民に反原発を其の手から毟り取られるのヨ。わからんのか
06. 2013年11月19日 20:26:33 : 6QZezQkmbM 05さん きみはどうするの。わかっているなら答えてくれるか。 反原発デモには参加するのか。注目だけかな。
07. 2013年11月19日 21:12:51 : H0VBjBGOMA ドン小西　山本太郎のスーツ姿を見て「あの件も、計算ずく？」と考察 http://dot.asahi.com/wa/2013111500050.html
08. 2013年11月19日 21:53:43 : dEqdQrxnL2 ここにきて、突然、小泉元総理が脱原発を言い出したのも、小泉氏とブッシュとの間で交わされたと前々から囁かれている福島に核の最終処理場を造るという密約を果たすことが最大の理由に違いないのです。 が、もう一つの隠された狙いは、こうです。 小泉政権の時、ブッシュに言われるままに福島第一原発の安全装置を、わざわざはずさせたこと、そしてもこれも同じく原発耐震研究のための多度津工学試験所をわざわざスクラップにしたことを二度と穿り返されないようにするためであると考えるのは、うがった見方でしょうか。 http://ameblo.jp/neomanichaeism/entry-11703470699.html
09. 2013年11月19日 22:20:56 : KGVkL1JFTW ＡＫＢオタクなのは賛同できないが、下品な漫画は嫌いだが、だからって小林よしりんの反原発まで否定しようとは思わない。 だから、コイズミの反原発も丸ごと否定しようとは思わないけど、よしりんと違ってこいつは政治家、しかも総理大臣だったわけだし。 考えが変わることは人間だからあるだろうし、変わった方向が反原発なのは喜ばしい限りだが、 『あの時はそう思ったんだから仕方ないじゃないか！！』 じゃなく 『あの時は間違ってました、間違ったことしてました、すみませんでした、これから、あの時の分も頑張ります』 であるべきなんじゃないかと、思ったりする。些細なことかもしれないが。

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