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地方選での調整手腕が問われる石破茂幹事長(写真:産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131119-00000091-san-pol
産経新聞 11月19日(火)7時55分配信
自民党の石破茂幹事長が来年1月の沖縄県名護市長選を控え、米軍普天間飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設を容認する候補者の一本化に向け調整に躍起だ。しかし、成果が上がらないと、菅義偉(すが・よしひで)官房長官が調整に乗り出し、党内では高村正彦副総裁が移設反対の沖縄県選出議員への働き掛けを強化。石破氏の調整力が問われている。(力武崇樹)
「普天間飛行場の移設は辺野古しかない。何とか普天間の固定化を避ける判断をしていただきたい」
18日朝、石破氏は党本部で沖縄県連の翁長政俊会長と会談し、辺野古移設を県連が容認するよう深々と何度も頭を下げた。翁長氏は「月末までに結論を出したい」と答えた。
県連が容認に転じれば、市長選に出馬表明した末松文信(ぶんしん)自民党県議も容認を明言しやすくなり、容認派の島袋吉和前市長が出馬を辞退する環境が整う。候補者一本化に向け、党執行部が描いてきたシナリオであり、移設に向けた最重要の工程ともいえる。
ただ、石破氏が一本化に向け照屋守之県連幹事長と初めて会談したのは、市長選まで約2カ月に迫った13日。島袋氏が9日に那覇市内に選挙事務所を開設し、選挙準備を本格化した後だった。
もともと、島袋氏は末松氏サイドに「移設容認を明確に打ち出せば、自分は出馬せずに支援に回る」と伝えていた。これに対し、石破氏は県連の政策転換を優先させ、当面は末松氏に県内移設の是非を明言させない戦術を選び、不信感を募らせた島袋氏が出馬を固めた。慌てた石破氏が島袋氏に電話で「何とか考え直してくれ」と翻意を促したが後の祭りだった。
そもそも、政府・自民党は、「官邸は知事」「党本部は派閥(議員)」と一本化への働き掛けを行う役割分担を申し合わせていた。だが現在では、石破氏の下で候補者調整に当たっていた島尻安伊子参院議員=沖縄選挙区=に菅氏が直接指示するようになり、安倍晋三首相と連携する高村氏が、党所属衆院議員3人に翻意を促そうと積極的に働き掛けている。
18日昼、国会内で翁長氏に会った菅氏の口調は強かった。「県外移設はあり得ない。党本部の方針に従うべきだ」と迫り、「県連の要望を聞いていると普天間が限りなく固定化する」とも述べ、苦言を呈した。
県連幹部からは「石破氏は形ばかりの交渉で、本気で説得しようとする気迫が感じられない」と不満も漏れる。石破氏が一本化について「党本部として関与できる範囲は限定される」と発言したことに「一本化に失敗したときの責任回避を図っている」(政調関係議員)との声も出ている。
その石破氏は最近、周囲にこう漏らした。
「名護市長選のことを考えると、夜も眠れない」
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