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福島市長選で当選を確実にし、花束を手にする小林香氏(左)と妻の幹子さん=17日午後6時23分、福島市太平寺、山本壮一郎撮影 :朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/TKY201311170087.html?ref=com_top6
2013年11月17日18時39分
福島市長選で現職の瀬戸孝則氏(66)が新顔の元環境省職員小林香氏(54)に敗れた。原発事故から2年8カ月たったが、進まない除染や復興に対する有権者の不満が反映された。
福島市の主婦、中川恵理子さん(44)は、小林氏に一票を投じた。震災時、市からの支援が不足していたと感じ、その後の市内の除染の遅れも目につく。「市長が何をしているのか全然見えなかった」
4年前は瀬戸氏に投票したという。「小林氏を積極的に選んだわけではないが、とにかく変わって欲しい」。そんな思いを込めた。
「現職にだけは入れないと決めていた」。福島市から山形市に避難する女性(41)は13日、山形市役所で不在者投票をし、顔も政策も知らない小林氏に投票した。
2011年7月、三女(5)と次女(15)を連れて避難した。自宅がある福島市渡利地区の空間放射線量は、毎時3マイクロシーベルトになったこともある。「瀬戸氏は安全ばかり強調して、市民の不安を無視している」
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福島市長選、新顔の小林氏が初当選 現職ら2人破る
http://www.asahi.com/articles/TKY201311170065.html
2013年11月17日22時39分 朝日新聞
福島市長選は17日、投開票され、無所属新顔で元環境省職員の小林香氏(54)が、4選をめざした無所属現職の瀬戸孝則氏(66)、共産新顔で党地区委員長の山田裕氏(58)の2人を破り、初当選した。投票率は49・10%(前回38・18%)。
福島県内の首長選では、東京電力福島第一原発事故後の除染や復興の遅れに対する住民の不満から、今年に入って郡山市、富岡町、いわき市で現職が相次いで落選。現職による政策の継続か、新顔による刷新かが焦点の一つとなっていた。
小林氏は「停滞感を打ち破らなければならない」と市政の刷新を強調。除染の加速や、除染した土を一時的に保管する仮置き場の早期設置を訴え、支持を広げた。瀬戸氏は実績を強調し、自民、公明、社民の市支部から推薦を得て組織を固めたが、及ばなかった。
原発事故後、福島市では除染対象の住宅が11万5千世帯にのぼり、市の除染が終わったのは18%。原子力規制委員会によると、福島市の14日の空間放射線量は毎時0・29マイクロシーベルトと東京都新宿区の4・5倍で、通学路で除染が手つかずの場所もある。約6千人が県内外に自主避難を続けている。
安倍政権は、福島原発事故への対策で国が前面に出る姿勢を明示し、除染などを国費で負担する方針を出したばかり。放射能被害が解消しない福島県で、県庁所在地でも現職が大敗したことは、政権の復興策に影響を与える可能性がある。
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