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苦境に落ちるマスコミ。日本のマスコミもいずれネットに殺される。
日本のマスコミも死んでいくのは、あとは時間の問題になった
http://www.bllackz.com/2013/11/blog-post_16.html
2013年11月16日 Darkness - ダークネス
かつて、マスコミは「スクープ」を発表することで売り上げを上げていた時代があった。ある1社だけが重要な情報をつかんで、それを発表することによって他社を出し抜き、売り上げを上げる……。
その売り上げアップの方程式「スクープ」はもちろん、今でもマスコミの世界で生きている。
しかし、もうスクープの時代ではなくなってきていることに私たちは気付いている。もうこの方程式は時代遅れになりつつあるのだ。
気付いていないとすれば、それはマスコミだけだ。
もう、スクープの代わりとなるものが生まれている。それは、スクープと同じような衝撃を与えるにも関わらず、マスコミを経由しない。それはスクープよりも赤裸々で生々しい。
あまりにも生々しすぎて、逆にマスコミは倫理観から扱うことができず、マスコミ自体が置いてけぼりにされてしまう。マスコミが扱うことすらもできない危険なものがどんどん拡大しつつあるのだ。
■すべて剥き出しになって流出している
2012年、あるいじめ事件をマスコミは報道した。自殺したのは中学生2年生の未成年で、加害者も未成年だった。
マスコミは未成年の加害者の実名報道はできないのが基本だが、インターネットではそんなことにお構いなく、実名が漏れていた。いとも簡単にそれは漏れ出して、それがまた別の問題を引き起こしていた。
実名報道は是か非かとマスコミが議論などしている間に、インターネットではあっさりと「暴露」と「流出」が起きていたのである。
マスコミは企業から広告をもらって存続しているので、広告主の不都合なことはいっさい書くことができない。だから、原子力発電所の危険性については、まったく警鐘を鳴らすことができなかった。
なぜなら、電力会社は有力な広告主だったからである。2011年3月に福島第一原発が爆発してからも、マスコミは当初それを隠蔽してきたし、その直後から起きた多くの反原発デモもマスコミは隠蔽してきた。
ところが、インターネットでは福島第一原発がメルトダウンしていることはマスコミが一行も書かない間に、「暴露」されていたし、反原発のデモの光景も「拡散」されていた。
マスコミが、広告主に遠慮している間に、インターネットではあっさりと「暴露」と「流出」が起きていたのである。
2013年、鈴木沙彩という三鷹の女子高生が殺害されていた事件があって、彼女を殺した男がインターネットに彼女の裸の写真や性行為の動画をばらまいた事件があった。
マスコミではそんな画像を1枚も載せることもできないし、そもそもそれを報道することすらも倫理的に問題であるという自主規制すらも働いた。
しかし、インターネットはすべて剥き出しになって流出していて止まらない。それはそれで憂慮すべき問題なのだが、これが現実だ。
■インターネットの方が先を行っている
なぜ、スクープの時代ではなくなったのか、こういった数々の事件を見ると分かってくる。マスコミのスクープよりも、インターネットの方が先を行っているのである。
その善し悪しは別にして、客観的に起きていることを見ると、もはやマスコミなど足下に及ばないほど、ありとあらゆる剥き出しで「暴露」され、「流出」している。
どこかの企業が何らかの個人情報を漏洩させると、マスコミは「漏洩した」という事実を述べることができる。しかし、漏洩した中身を報道することは絶対にできない。
漏洩した中身をマスコミが剥き出しのまま報道したら、それこそマスコミが漏洩に荷担したことになる。しかし、インターネットでは、漏洩したという事実ではなく、漏洩した内容が剥き出しに置かれている。
インターネットは「現場」になっているのだ。
だから、マスコミはインターネットに対抗することが不可能になってしまっているのである。
マスコミの得意なもののひとつとして、有名人のインタビューや本音を探る企画があるが、こんなものも意味をなくしてしまった。なぜなら、芸能人自体がインターネットを使い、本音を発言しているからだ。
ツイッターやフェイスブックで発言した内容は、マスコミを経由しなくても一般人が自由に触れることができる。それはマスコミという検閲を通さないし、タイムラグもない。
自分が気になる有名人がいれば、フォローすればいつでもリアルタイムに有名人の言動を知ることができる。しかも、マスコミがフォローしないタイプの有名人ですらもインターネットではフォローできる。
これではマスコミが勝てるわけがない。その結果として、マスコミは今のビジネスモデルで生き残ることが不可能になり、次々と規模を縮小し、記者をリストラし、会社自体が売り飛ばされている。
■恐竜のような巨体では、もう時代に対応できない
インターネットによる「流出」と「暴露」は、かつてのマスコミのスクープとまったく同じ役割を果たしている上に、その範囲と暴露度のレベルは格段に上だ。
今は、何でもかんでもインターネット上で「暴露」されることによって、かつてのスクープに取って代わっている。
マスコミは単にインターネットを後追いしているだけだ。さらに、後追いした上に事実を隠蔽したり、ぼかしたり、歪曲したりするので、信頼性すらも失いつつある。
広告主も、マスコミに広告を出稿するよりもインターネットに広告を出稿した方が効率が良いという事実に気がついて、マスコミに広告を出す意味を見い出せなくなりつつある。
だから、知名度もブランドもある新聞や雑誌が次々と消えていくことになる。
2013年8月には名門のワシントン・ポストも身売りされたし、11月16日には、フォーブス誌ですらも、身売りしなければならなくなったことが報じられている。
しかし、そうなって誰かが驚いただろうか。いや、もう新聞や雑誌の名門ブランドが身売りするという話は誰も驚かない。そうなると誰もが分かっているからだ。
日本では朝日新聞等が大きな販売部数を保っており、ひとまず安泰に見える。しかし、現状はどうなのか。
実は、多くの悪評が聞こえて来ている。売れていない。売れていないので、あがいている。
部数の減少を押し売りで売ったり、販売店に無理やり押しつけて販売数を「水増し」したりして、現状は足元が揺らいでいるのである。
いずれ、あと数年のうちに、私たちは日本の巨大新聞社が音を立てて傾いていく姿を見ることになる。彼らのような恐竜のような巨体では、もう時代に対応できなくなっている。
スクープなど追いかけても無駄だ。もう新聞社が出すようなスクープなど、たかが知れている。まして偏向報道に明け暮れるようでは生き残れるはずがない。
マスコミは、インターネットによって殺される。その流れが止まらない。あとは時間の問題だ。
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