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参院本会議を終え、記者団の質問を受ける日本維新の会のアントニオ猪木議員=13日午前、国会内(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131116-00000515-san-pol
産経新聞 11月16日(土)11時45分配信
今、国会内ではやっている言葉がある。日本維新の会のアントニオ猪木参院議員でおなじみの、「元気ですかーっ。元気があるならなんでもできる」だ。
15日、衆院厚生労働委員会で社会保障プログラム法案が強行採決されたとき、「反対、反対」と委員長席にかけ寄る民主党の山井和則元厚労政務官がテレビの中継にしきりに映り込んでいた。
それを見ていた維新の幹部が、委員会を終えて国会内の廊下を小走りしていた山井氏に「元気だねえ。元気があったから法案もできたんだよね」と嫌みたっぷりに声を掛けると、山井氏は浮かない表情を見せるしかなかった。ただ、そんなフレーズも今後、しばらくは「封印」されることになりそうだ。
猪木氏が、参院の許可なく北朝鮮に渡航していたことで維新から50日間、つまりは年末までに、党員資格を停止するとの処分を受けたからだ。しかも、党副幹事長職も50日間、離れる。猪木氏は周辺に「副幹事長だったのは知らなかった」とうそぶいていた。維新執行部は引き留めもかなわず、渡航させてしまった。猪木氏一人のグリップもままならない維新のガバナンス(統治能力)の欠如にはあきれるばかりだ。
その猪木氏は7日、北朝鮮から帰国した。直後に羽田空港で応じた記者会見では、参院による厳しい処分が迫っていると分かっていながら、なぜか、記者団のマイクを奪うと「元気ですかーっ。元気があれば何でもできる」と第一声を上げた。すぐそばでみていたが、ほおは紅潮し、テンションも高い。思わず虚を突かれて、後ずさりしてしまった。
訪朝の目的はスポーツ交流だったとしきりにアピールしていた。しかも、「18年ぶりに国会に戻ってきたが、今の若い議員は猪木の歴史を知らない。猪木のキャラクターを丁寧に説明したい」と、処分なんてどこ吹く風だった。
与野党5党が参院に懲罰動議を提出の構えを見せたことにも、「本当は『バカヤロー』と燃え上がるところです」と言い出す始末。猪木氏のペースで会見は終わった。
いつもなら「闘魂」をイメージした赤いマフラー姿だが、その日は緑色だった。「本当は赤で来ようと思ったけど、燃え上がるとヤバいからね。暴言を吐くかもしれないから」。訪朝が自己満足と単なるパフォーマンスでしかなかったことは明々白々だった。
平成6年に訪朝して以来、渡航は27回目。翌年に平壌でのプロレスイベントを成功させて以後、日朝の、また、南北を結ぶかけはしとなってきた。
ただ、それが拉致被害者の救出にどれだけつながっているかは疑わしい。北の要人との会談で拉致問題を「ちょっとは話をした」とは明かしていたが、「内容は被害者家族に言わないでといわれていたので、いえません」とだんまりを決め込んだ。
そんな軽率な振る舞いに、タレントのデビィ夫人はブログで「平和交流をしたいのならば、きちんとした手順を踏むべき。国会議員になったからには国のルールに従うべきだ」と批判していたが、まさにその通りだ。週明けにも参院懲罰委員会で処分内容の審議が始まる。「針のむしろを歩いている感じがする」と、13日に参院本会議で懲罰動議が可決されてようやく事の重大さを悟った猪木氏。近ごろは元気もなくなっているようだ。ついには、同僚議員からとどめを刺すひと言が飛んできた。
「元気があれば何でもできるっていうなら、拉致被害者を全員救出してきてほしい。元気があっても何にもできないじゃないか!」
猪木氏はどう受け止めるのか?(村上智博)
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