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万歳JA全中会長の顔が古賀連合会長の顔にダブって見える
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★「天木直人氏の視点ー(2013/11/15)」★ :本音言いまっせー
TPP反対の旗頭であった万歳章JA全中会長が、TPP賛成の旗頭であった米倉弘昌経団連会長と満面の笑みを浮かべて手を握り合う。
しかもそれを万歳会長の方から「経済界との連携を待ち望んでいた」(11月12日東京)、とまで言って手を差し伸べながら。
11月12日の各紙がいっせいに書いた。
経団連とJA全中が農業強化で経済界と連携することになったと。
すなわちTPPへの参加で農産品の関税削減・撤廃が予想される中、農業の競争力向上のため経済界と協力関係を深めるというのだ。
JA全中がTPP年内妥結に走る安倍政権に屈し、迎合した瞬間だ。
これまで何も知らずにTPPに反対してきた農民たちは、この光景をどういう思いで受け止めただろうか。
私は何度も書いてきた。
万歳章JA全中会長は、早い段階でTPP参加を密かに認めていた節がある、と。
私がそれをはじめて書いたのは5月12日のメルマガ第340号「TPPを容認すると言い出した万歳全中会長」であった。
すなわち万歳会長は朝日とのインタビューの中で「(コメの関税は撤廃ではなく)引き下げになるかもしれないと予想している」と
述べたことがあった。そして朝日はこの発言を「関税率の一定引き下げは容認できる考えを示唆した」と書いた。
その記事を読んだ私は、もはや全中はTPPに断固反対ではなく、安倍政権側と条件闘争に入ったということではないのか、と書いた。
そして10月8日のメルマガ第747号「西川失言でばれてしまった安倍自民党政権と万歳全中会長の密約」で書いた。
自民党のTPP対策委員長である西川公也議員は、関税撤廃の「聖域」であった農産品五項目について早急に農業団体と調整に入る、
と口を滑らせた。
その発言が、ついに日本は農産品までも譲歩するのかという騒ぎに発展し、石破幹事長はじめ自民党幹部があわてふためくことになった。
それは安倍自民党政権と万歳JA全中がTPP参加の裏で取引をしている証拠だと私は書いた。
そして今度の万歳JA全中会長の米倉経団連会長への連携要請だ。
TPP参加容認宣言である。
権力に擦り寄って組織防衛をはかるJA全中のTPP容認に至るホップ、ステップ、ジャンプである。
競争力強化と言う名の下でこの国の農業を大企業資本に売り渡すことである。
どこかで見た光景だ。
そうなのだ。それは労働者の権利よりも自らの保身を優先する労働貴族の姿と同じだ。
万歳章JA全中会長の顔が古賀伸明連合会長の顔にダブって見える。
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