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2013-11-14 07:23:20
「特定秘密保護法の成立に一切手を貸さなかったという実績が、次の総選挙では評価されるはず。民主党が頼りです。同法を廃案に追い込んで下さい」と、民主党にファックスしました。しかし、こちらの声は届かなかったようです。
民主党は昨日11月13日の臨時役員会で、政府の秘密保護法案に対する対応を協議し、民主党としての独自案をまとめて与党と協議する方針を決めました。与党案には問題点が多いとし、特定秘密の範囲や基準、指定期間など50項目の問題点をまとめた結果をもって協議に入る方針だそうです。
結局、政府案の修正に応じるのか、同法に反対して対決するのか、あいまいなままです。民主党は党内にさまざまな意見が多すぎて求めることができず、例によって立ち位置をきちんと示せません。だから、会期末までずるずると協議を長引かせて「継続審議に追い込む戦略」のようです。
自民は維新の会と修正協議に入っており、「第三者機関の設置。30年後に原則公開」などで妥協すれば維新を取り込めると踏んでいます。自民が避けたいのは、与党だけの強行採決。”民主主義的に協議して成立させた”形を取りたい。そのために、一党でも野党を取り込みたい。だから、維新さえ取り込めば、民主がどんなにあがいてもほったらかしでいい。
特定秘密保護法案に対して、各党の立場は、民主、維新、みんなの三党が「第三者機関の設置などを主とする修正案」で法案に賛成する。生活の党、社民党、共産党の三党は、「政府案は国民の知る権利などを根本的に侵害する」という立場から明確に反対の立場で、廃案に追い込もうとしています。
問題はやはり野党第一党の民主党です。現状では国民の意向を見極めかねて、右を見、左を見て、うろうろしています。下手をすると、自民に取り込まれかねません。
私たちにできることは、民主党の役員、いや全議員に働きかけて、「秘密保護法に反対しなければ、次の選挙では応援しない」と伝えることだと思います。
もちろん、デモで街頭に出ること、あるいは討論集会で議論を深めることも欠かせません。こうした私たちの動きこそが、与党を追い込む力です。いま、この悪法をつぶしてしまわなければ、あとになって後悔しても間に合いません。
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