http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/269.html
Tweet |
http://km2295.iza.ne.jp/blog/entry/3219220/
2013/11/13 06:25
丹羽元中国大使は「日中首脳会談が未だに成されないとは、日中首脳は「バカ」というしかない」と評したが、果たしてそうだろうか。中国の習主席は日本の安倍首相との会談に「尖閣諸島領有権の棚上げ」を認めることを条件にしている。
そんな条件付きの会談に日本の首相がノコノコ出掛けることはあり得ない。それでも丹羽元中国大使は日中首脳会談を行えというのだろうか。中国が手にする国益は大きいが、日本が失うものは計り知れない。
「嘘も百万遍吐けば本当になる」という言葉がある。中国は世界へ向けて「尖閣諸島の領有権」が中国にあると大嘘を宣伝している。その様は韓国朴大統領が世界へ出掛けては「従軍慰安婦」問題を繰り返し言及して日本を非難するのに似ている。
詳しい経緯を知らない外国人は韓国や中国の主張が丸々正しいと思わないまでも、何割かは正当性があるのではないかと勘違いするだろう。そこが韓国や中国のツケ目なのだ。
日本政府は世界の大使館員や外交官を総動員して正しい情報を発信すべきだ。尖閣諸島の領有権が日本にあることを史料を掲げて主張すべきだし、「従軍慰安婦」に関しては全くの捏造に過ぎないことを世界に知らすべきだ。そして北方領土に関してもロシアが火事場泥棒を働いたに過ぎないとという史料と史実を掲げて世界に説明すべきだ。当然竹島に関してはたとえ日本単独になろうとも国際司法裁判所に対ソすべきだ。
今まで相手の立場を慮って沈黙を守っていて、何か良い進展があっただろうか。奇しくも元総理の小泉氏が「靖国参拝をしなくて何か良いことがあったのか」と安倍氏の姿勢を批判しているが、まさしくその通りだ。安倍氏は首相に就任した折には靖国を参拝すると明言していたが、就任後は8月15日にも秋の例大祭にも靖国参拝を見送った。しかしそれにより中国も韓国も態度をいささかも軟化しなかった。
相手の様が強盛の時こそ毅然と我が意を主張すべきで、相手の様が衰退した時に叩くのは潔い態度とは云えない。中国がいかに経済大国であろうと、日本政府は毅然として対処すべきで、それを政権就任後10ヶ月も日中首脳会談を行わないのは「バカ」だという御仁の見識を疑う。尖閣諸島の共同開発や棚上げ論に乗れないのは明らかではないだろうか。
韓国大統領は敢えて日本を避けているようだが、韓国経済がいつまでそれを許すだろうか。日本は朴大統領が反日強硬姿勢を転換しない限り、会談を日本から持ち掛ける必要はない。韓国なしの極東政策を日本政府は真剣に模索すべきだ。これほど捏造した「従軍慰安婦」と史実を歪曲した「歴史」認識を日本に迫る破廉恥国家を相手にする必要はない。韓国に対するすべての援助や支援の手を引いて、日本はただ対岸の国の様を見守れば良い。それだけのことだ。
中国は反日政策の愚をそろそろ骨身に沁みて来たようだ。中国にとっても反日政策は巨額な損失をもたらす。ましてや日中関係がこれ以上悪くなると西洋諸国に続いて日本企業や日本からの投資が中国から撤退するだろう。
日本の戦略としても対中強硬策を採って対中包囲網をアジアで展開して、それらの国々の舵取り役になる方が日本の経済にとっても大きな益をもたらすだろう。すでに中国は安価な労働力を提供する場でなくなりつつある。魅力の薄れた国にいつまでも拘泥させる親中派の意図が何処にあるのか分からないが、少なくとも毅然として譲歩しないことが丹羽元中国大使の云うほど「バカ」な戦略とは思えない。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK156掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。