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2013-11-12
どういう訳か急に「原発ゼロ」を言い出した小泉純一郎元総理が本日午後、都内の記者クラブで講演する予定です。大きな話題となることは必定で、当然のことながら政府・与党は甚だ迷惑顔です。
反旗を翻した元総理に対し、自民党は反論を迫られていますが、石破幹事長と高市政調会長は互いに責任を押しつけ合っていて、日頃の威勢の良さはありません。真っ向から批判すると、党が分裂しかねないという懸念があるようです。
小泉氏の脱原発路線が本気とは到底思えませんが、なかなか面白いことになって来ました。これで与党の勢いが弱まれば、多少事態が改善されるかも知れません。特定秘密保護法案の審議では政府は防戦一方ですが、こちらにも影響するのではと淡い期待を抱いています。
こうした騒ぎの中、意外な人物が脱原発陣営に加わりました。細川護煕元総理大臣です。細川氏は約1カ月前に小泉氏と会談し、「原発ゼロ」方針で一致したようです。これで一層、「脱原発」なるものが怪しくなって来ました。
東京新聞は、本日付で次のように報じています。
(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013111290071127.html)
原発ゼロへ共闘 細川・小泉元首相「国民運動を」
細川護熙(もりひろ)元首相(75)は十一日、都内での本紙のインタビューで、安倍政権の原発再稼働路線を「犯罪的な行為だ」と批判し、「原発ゼロ」に向けた活動を国民的な運動に発展させたい考えを示した。講演会などで「原発ゼロ」を主張している小泉純一郎元首相(71)と会談したことを明らかにし「目的を達成するまで、主張し続けていきたい」と述べた。国民的な人気のあった首相経験者二人が立場を鮮明にしたことで、脱原発運動に新たな局面がひらける可能性がある。
細川氏は、安倍政権の原発推進政策に関して「ごみの捨て場がないのに再稼働しようとするのは、理解できない。原発について、根本から問い直さなければいけない」と強調した。
「原発ゼロ」を目指す活動について「政局的な連携でない方が広がっていく。幕末も薩長土肥が攘夷(じょうい)で一致した」と、政党レベルではなく、国民運動として発展させていくべきだと訴えた。
小泉氏とは約一カ月前に会談した。具体的な会談の内容は明らかにしなかったものの、「核廃棄物の最終処分場がないのにもかかわらず、再稼働を進めることに反対なのは、小泉さんと同じだ」と述べた。
ただ、「政局レベルの話ではない」と、自らの政界復帰や小泉氏と脱原発新党を結成することは否定。「原発ゼロ」を訴えることで連携し、国民運動推進の一翼を担っていく考えを示した。
細川氏によると、会談は、フィンランドで建設中の核廃棄物最終処分場を視察した話を小泉氏から聞くために申し入れたという。小泉氏は十二日午後、都内の日本記者クラブで講演する。
細川氏は、安倍晋三首相が九月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で、東京電力福島第一原発事故の汚染水漏れ問題について「状況はコントロールされている」と発言したことについても「首相の言葉をどれだけの人が信じたか疑問だ」と批判した。
<ほそかわ・もりひろ> 1938年生まれ。上智大卒。新聞記者を経て参院議員(自民党)、熊本県知事を務めた後、92年に日本新党を結成。93年に衆院議員に当選、首相に就任したが、8カ月で辞任。98年に政界引退し、神奈川県湯河原町を拠点に陶芸、ふすま絵などアーティストとして活躍。
両者が会談した1カ月前は、ちょうど東京五輪が決定した頃です。プレゼンで「アンダーコントロール」と発言した安倍総理に対し、細川氏は危険なものを感じたのでしょう。各方面から福島第1原発事故の情報がもたらされているはずで、この発言が命取りになると判断したのではないでしょうか?
太平洋の放射能汚染が広がるにつれ、国際社会からの批判は厳しくなってゆきます。外圧には殊の外弱い日本ですから、非難の大合唱となれば、安倍は下痢を起こしてまたしても退場という展開になりかねません。流れを読むのが得意な二人だけに、彼らの共闘は無視できません。
安倍政権が潰れるのは願ってもないことですが、小泉・細川両人が後継内閣に口を挟むことだけは止めてほしい。小泉氏は言うまでもありませんが、細川氏は野田内閣を成立させたという大きな前科があります。彼らは壊すのは得意でも、創り上げるのは不向きで、悪い結果にしか至りません。
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