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ウイグルやチベットなど少数民族が死を賭して弾圧不正を訴える中国・・・
先鋭化する中華思想。。。漢民族による歴史的中国支配の誤魔化しが背景に透けて見える。
過去の中国政権では、周辺少数民族が連携し、圧倒的多数派の漢民族を支配した。。。「秦」はペルシャ系、「元」はモンゴル族であり、「清」は満州族で、それぞれが、現在の漢民族支配(中国共産党)によって弾圧されているウイグル族やチベット族と関係が深い。
恐らく、ソグド人などによる交易を通じて、我々日本人とも古くから交わっているだろう。中国に来住したソグド人は、漢文書による行政上の必要から漢字名を持たされたらしく、その際には出身都市名を示す漢語が姓として採用された。
サマルカンド→康
ブハラ→安(安禄山など)
キッシュ→史(史思明など)
タシケント→石
私は、古事記を編纂した「太安万侶」は、「ユダヤ教圏、ペルシャ安息国から来た貴人の男性」という意味で、恐らくは通商に長けていたソグド人だと考えている。。。こうした史実を宮内庁は知っているだろうが、日本統治の根源を揺さぶる歴史書の真実を明らかにしようとしない。
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さて、太安万侶の事は明日にでも書くとして、今日は中国共産党の民族弾圧のことだ。
共産主義政策を執りながら貧富の格差拡大で国内に不平不満が渦巻く中国では、政権の中核を為すエリート層が、民衆暴動の発端と為り得る少数民族の反乱を過剰に警戒し、歴史を隠し、罪の無い人々を弾圧している。
先日、天安門、共産党施設前と、立て続けに爆破騒ぎが起きた。
中国政府は火消しに躍起となり、マスコミ統制も強化している。
巨大国家中国が悲鳴を上げているようだ。。。
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現在の国家主席・習近平は、漢民族が支配する中国共産党の高級幹部の子弟等(特権的地位にいる者ら)で構成する「太子党」に属しており、当然のように中華思想を重んじる。
「太子党」という呼び名は、マスコミによる俗称で、特に本人たちが名乗っているわけではないが、中国の共産党一党支配によって世襲的に受け継いだ特権と人脈を基にして、中国(あるいは華僑社会)の政財界に大きな影響力を持つ。太子は日本語の「皇太子」、英語の「Crown Prince」と同じ意味だ。
その習近平率いる中国政府が、ウイグル族やチベット族弾圧を強化する背景には、中国における「漢民族支配の正当性」を揺るがしかねない歴史的背景を隠す動きが存在する。
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漢民族以外の異民族を遠ざける中華思想― 中国は、中華思想において「世界の中心」と自らの存在を誇示し、周辺地域を方角によって南蛮(なんばん)・東夷(とおい・とうい)・北狄(ほくてき)・西戎(せいじゅう)と呼び区別または差別してきた。
しかし、中華文化形成に寄与し、中国における漢民族支配を決定付けた秦の始皇帝は、そもそも古代漢民族が「西戎」「犬戎」と蔑んでいた異民族だった。。。秦の統一国家建国には、現在弾圧を受けているウイグル族やチベット族が深く関与していた。
そうした、漢民族以外の中国統治の歴史が隠されている。兵馬俑の発掘が進まない理由は、中国における漢民族支配を否定する「史実」(ペルシャ系の人骨など)が埋まっているからだ。
長い歴史の中で、漢民族は周辺異民族と融合しながら膨張を続けて来た。。。現在のウイグル族やチベット族は、過去に中国を支配しながら、権力に浴さず故郷の地に留まっている穏健な人々であって、今の中国支配者層の先祖と言っても過言ではない。
ところが、現代漢民族形成に寄与したウイグル族やチベット族を、漢民族政府が弾圧するという矛盾が生じている。
現在の中国では、漢民族同士の貧富の格差が極端に進み、共産党支配を受ける民衆の怒りが頂点に達している。。。その爆発を恐れる支配者層の弾圧の矛先が、中国支配の歴史的正統性を有するウイグル族やチベット族に向けられているのだ。
歴史は繰り返される。。。
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日本においても、遺伝学的調査から、弥生時代以降、中国・朝鮮半島のみならず、世界の人々との混血が盛んになっていたことが明らかだ。。。ところが、一部の日本人は、「皇国天皇論」「日本人単一民族説」など間違った思想・歴史観に支配され、中国人や朝鮮人を差別・敵視する愚かな行為を繰り返している。
ヘイトスピーチ活動などが、日本の国益を毀損するだけの愚かな行為だと、分からない人々が少なからず存在するというのは哀しい現実だ。
お隣の韓国でも、学生が反日行動に参加すると、学業の評価が上がり、就職に有利になるそうだ(先日のニュースで見てびっくりした)。。。まったく、偏狭なナショナリズムというのは恐ろしいばかりである。
今後、世界の平和構築には歴史的検証が重要になる。
東洋には解明されるべき多くの史実が眠っている。それだけが救いのような気がする。。。
(此処までの元記事 http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/11/post_d479.html)
(以下、記事転載)
【中国連続爆破 社会のひずみ 要因では】
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh201311100090.html
再び中国で衝撃的な事件が起きた。内陸部の山西省にある共産党ビル前での連続爆破だ。先月には、少数民族のウイグル族とみられる3人が乗った車が北京の天安門前に突っ込む事件が発生したばかりである。
中国当局は連続爆破の容疑者として、41歳の男を拘束した。男は動機を「社会に報復するため」と話しているという。今回の事件も、いまの中国社会が抱える問題が背景にある可能性は高いだろう。
事件による緊張が続く中、共産党の第18期中央委員会第3回総会(3中総会)がきのう、北京で開幕した。中長期的な経済政策を決める重要会議だ。
強まる庶民の不満に向き合い、社会を安定に導く道を示すことができるのか。習近平指導部の姿勢と対応が問われよう。
山西省の連続爆破は6日朝、省都の太原市で発生した。市中心部にある省共産党委員会のビル周辺で8回にも及ぶ爆発があり、1人が死亡し、8人が重軽傷を負った。
当局は3中総会を前に、手製の爆発物を仕掛けたとみられる容疑者の男を捕らえ、事件は「既に解決した」と説明している。早々に幕引きを図りたいという思惑が感じられる。
香港の人権団体によると、男は司法の不正を訴えるため、たびたび陳情していたという。当局は事件を公正に捜査し、背景を明らかにする必要がある。
むろんテロや暴力を許容することはできない。
だが中国では、開発を優先させる土地の強制収用や、官僚の不正などに不満を抱いた庶民が暴力事件を起こすケースが急増している。
こうした状況の下で開かれる第18期3中総会は、重い役割を担っているといえよう。5年に1度の重要会議は、中国の大きな経済政策の方針を定める場となってきた。
現在の改革・開放路線に転換したのは、1978年の第11期3中総会だ。93年の第14期には社会主義市場経済体制を確立する方針を打ち出した。その結果、高度経済成長を実現し、世界2位の経済大国となった。
しかし貧富の格差は大きく広がり、社会不安につながっている。格差の程度を示し1に近いほど不平等を意味するジニ係数では、中国は2010年に0・61で、警戒ラインとされる0・4を大幅に超える。日本や米国は0・3台にとどまる。
さらに肝心の経済成長にも陰りが見られる。不動産バブルや、銀行融資以外の金融取引「影の銀行」のリスクが取り沙汰されている。今回の3中総会では、これらの懸念を払拭(ふっしょく)する政策が打ち出されるのか、注目される。
共産党の総書記に習氏が就任して1年。民主化を訴える活動家の弾圧や言論統制を強めている。社会の安定を図る狙いかもしれないが、逆効果であると言わざるを得ない。
「中国の夢」の実現を目指す習氏は、海洋強国の建設を掲げる。大切なのは、外に膨張することよりむしろ、自国の社会のひずみを直視することだろう。
それなのに共産党は3中総会に合わせ、習指導部の政策を否定的に報じないよう求める通知を中国メディアに出した。違反すれば「厳罰に処する」という。少なくとも、こうした報道規制は直ちにやめるべきだ。
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