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「核を持てば米国が日本を攻撃する」と言った米国務長官
http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/f9bf4ff3ec46148d4ce48f3e9a1539be
★「天木直人氏の視点ー(2013/11/10)」★ :本音言いまっせー
テレビ東京系の放送局にテレビ愛知がある。
放映範囲が愛知県近辺に限定されているローカル放送局だという。
そのテレビ愛知が今年の8月頃から毎週土曜日の夜7時半から9時までの
ゴールデンタイムに「激論!コロシアム」という政治討論番組を始めた。
ビートたけしの「テレビタックル」や、やしきたかじんの「そこまで言って委員会」
を真似た番組であるがもう少しおとなしくまともな議論をする番組だ。
その番組から私は時折出演依頼を受けることがある。
昨日9日も以来を受け名古屋を往復した。
その日のテーマは「核武装論の是非」を中心とした日本のあるべき
外交・安全保障政策であった。
賛成論者の代表としてあの田母神元陸幕長が出演し、反対論者が私というわけだ。
田母神氏が登場するとたんに議論はもはや真面目なものと受け取られなくなるので
残念なのだが、それでも私は日本が核兵器を保有する事は「ありえない選択」であると
持論を述べた。
その理由はいくつかあるが、やはりなんといっても一番大きな理由は米国が
それを許さないからだ。
そしてここからがこのメルマガの本題である。
私はキオスクで週刊エコノミスト最新号(11月12日号)を買い、
その中に小松浩毎日新聞編集委員の「東奔西走」というコラムを見つけた。
そのコラムは、「ケネディ新大使に託された米国の対日メッセージ」と題して、
皮肉な事に安倍自民党政権の最大のパートナーである米国は同時に
また最大野党になる、と書いている。
すなわち国内的には野党がなくなってやりたい放題の安倍政権に
立ちふさがるのが米国であるというのである。
すなわち米国は、自らの国益にとって最優先の特定秘密保護法案については
早期成立に向けて強い圧力をかける一方で、アジア外交には「多様性」と「寛容」を
日本に求め、安倍首相の歴史認識をけん制し、集団的自衛権行使の容認や
敵基地攻撃能力の保持などには安倍首相に慎重を求めている。
その米国のメッセージ役として送り込まれるのがケネディ新駐日大使だというわけだ。
私が注目したのはそのコラムの中に書かれていた次のくだりである。
「・・・日本の安保政策は米国の思惑を離れては存在しない。
安倍首相の父である故安倍晋太郎氏は外相時代、親しかったシュルツ米国務長官と
雑談で何かの拍子で日本の核武装が話題になった時、シュルツ氏から
『シンタロウ、その時に日本を攻撃するのはソ連ではないよ(米国だ)』とジョークで
言われたという。日本の核武装は地域の安定を損ない米国の国益に反するから
認めないということだ・・・」
このエピソードは1980年代前半の話しで、外務省の中でも知っているものは
限られている。
おそらく小松氏は安倍外相に近い外務官僚からこのエピソードをオフレコで聞き、
もはや時効になったからとエコノミストで明らかにしたのだろう。
小松氏が書いたからもう大丈夫だ。
私は「激論!コロシアム」のなかでこのエピソードを披露した。
特定秘密保護法案が成立すると、この話を打ち明けた外務官僚も小松氏も、
そして私も処罰の対象となるというわけだ。
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