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競技場建設費用負担、教員留学…「東京五輪」で都民税デタラメ流用
http://gendai.net/articles/view/news/145764
2013年11月9日 日刊ゲンダイ
「子供たちに夢を」とか言って、結局、税金にたかるヤツらが得をするのだ。東京五輪をめぐり、都民の税金のデタラメ流用が始まった。「7年後に祭典が開催される」なんて浮かれていると、まんまとしてやられるのだ。
五輪担当相を兼ねる下村文科相は8日、閣議後の会見で、新国立競技場の建設費について、「猪瀬知事との話し合いで、一部負担をお願いし、了承を得た」と明かした。猪瀬は、「国立なのだから、都に負担を求める必要はない」と支払いを拒否したはず。どうしたことか、それがあっさり覆された。「本体は国がやるが周辺の道路とかは都に関係するから」といったテキトーな言い訳が用意されているようだが、いくら詭弁(きべん)を弄しても約束が違うのは明らかだ。本来使われなかったはずの税金が使われるのなら、「流用」と言わざるを得ない。
そもそも、建設費からしていい加減である。当初は1300億円とされたが、最大で3000億円かかることが明かされた。その後、デザインの簡素化で1800億円に圧縮できるとなった代物。ドンブリ勘定で税金がジャブジャブと投じられてはたまらない。
<この程度なら「駅前留学」で十分>
さらにひどい流用が「教員の短期留学」だ。五輪になれば、大勢の外国人が来日する。だから、いまのうちに子供たちの語学力をアップさせたい。そのために、公立中高校の英語教員を英語圏の大学などに送り込み、能力を強化させる。こんなマンガみたいな計画が、本当に持ち上がっているのだ。留学期間はたったの3カ月で、対象となる人数は200人。外国語指導助手の増員と合わせて、なんと10億円の予算を計上する予定だ。
海外での滞在経験が豊富な同志社大教授の浜矩子氏(国際経済学)も呆れた。
「大人になってから海外に3カ月暮らしたところで、何らかの変化が出るとは考えられません。そもそも生活感のある会話を交わす機会さえ得られないでしょう。税金から旅費や滞在費、生活費を出してやって遊びに行かせるようなもの。クレージーとしか言いようがない。この程度の研修なら駅前留学で十分。五輪だグローバル化だと浮かれ調子でテーマを設定するのは、軽薄の極みです。“五輪に向けていろいろとやってます”という打ち上げ花火に無駄遣いができるほど、都の財政は余裕があるとでもいうのでしょうか。安易な発想で政策課題を掲げるべきではありません」
競技場建設費の分担だって、「カネを出せばデカい顔ができる。次の選挙で落選していても、予算を付けた当事者となれば、五輪でのVIP待遇が望めるかもしれません。知事の考えは大方そんなところでしょう」(浜矩子氏)。
どうやら都民の税金と自分のカネを区別できないらしい。
こんな都政はゴメンだし、お祭り騒ぎに乗じた暴挙も絶対に許してはダメだ。
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