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「幽霊が出る」と噂の絶えない首相公邸=東京・永田町(鈴木健児撮影)(写真:産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131109-00000525-san-pol
産経新聞 11月9日(土)11時15分配信
現在開会中の臨時国会で最重要法案と位置付けられているのが国家安全保障会議(日本版NSC)創設関連法案と特定秘密保護法案だ。いずれも国の危機管理態勢を強化することが狙いだが、法案審議では、危機管理に関連し、安倍晋三首相の就任以来の私邸暮らしが改めてクローズアップされている。
「首相がなぜ公邸にお住まいにならないのか不思議でならないが、危機管理上、公邸にお住まいになることが初めの一歩ではないか」
5日の衆院国家安全保障特別委員会で、民主党の近藤洋介氏は、首相が私邸から約8キロの首相官邸に通勤していることを危機管理面から問題視した。
これに対し、菅義偉官房長官は「首相が公邸に住むか住まないかに関わらず、政府の危機管理に遺漏のないよう万全を期している」と反論。具体的な対応策として「オートバイでの移動とか、そういうことも含めて、首相が公邸に住んでいなくても、どんな事態があっても15分以内に官邸に参集できる態勢を作っている」と述べ、早期の公邸への引っ越しを否定した。
首相が私邸暮らしにこだわる背景について、首相側近の1人は「首相に一番いい形で、過ごしやすいところで過ごしてもらって、仕事をしてもらいたい」と説明する。昭恵夫人が「自由な生活が束縛される」として公邸暮らしを嫌がっているという見方も根強い。
首相の私邸暮らしが長期化していることに対応し、大災害などで公用車が使用できない場合のオートバイ通勤は本当に想定されているという。その際は「オートバイの後部座席に首相に座ってもらうことになる」(政府高官)。
ただ、ここに来て、首相が公邸に宿泊する回数が増えている。10月に7回、11月に入ってからも、8日までに4回公邸に泊まっている。
「翌朝の早い時間から国会答弁の打ち合わせがあるため」というのが官邸側の一般的な説明だが、「昭恵夫人が軟化した」との見方もある。実際に昭恵夫人は10月25日に首相とともに公邸に泊まっている。
また、公邸で要人と密会しているとの噂も根強い。私邸だと人の出入りが記者から丸見えだが、公邸ならば、官邸からの地下通路などを通じ、こっそり入ることも可能だ。
しかし、現在のセカンドハウス的な公邸の使い方の問題点は、意外にも朝食だという。夕食は宴席となることが多く、ケータリングで食事が用意されるが、朝食は、常駐の料理人がいないため、秘書官らに買ってきてもらうしかない。公邸での首相の朝食は「バナナやヨーグルトといった簡単なものが多い」(官邸スタッフ)。
危機管理の点からいえば公邸暮らしが望ましいとはいえ、激務に備えて公邸でリラックスできないのも問題だ。官邸内では「きちんと首相の身の回りの世話をするスタッフを公邸に置くべきだ」との案も出ている。首相が公邸に引っ越すのは、そういった環境が整った時なのかもしれない。(桑原雄尚)
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