http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/145.html
Tweet |
http://www.amakiblog.com/archives/2013/11/09/
2013年11月09日
2プラス2閣僚協議で米国のケリー国務長官、ヘーゲル国防長官が来日した10月3日、そろって千鳥が淵墓苑に献花したことがあった。
この時、私はこれは靖国参拝を行なおうとしている安倍政権に対するけん制のメッセージだと書き、当時の多くもそう受け止めたが、もちろんそうではないとする意見もあった。
きょう11月9日の毎日新聞「昭和史のかたち」という連載コラムで、聞き語りノンフィクション作家の保阪正康氏が、この疑問に見事に答えている。
やはりあの墓参は米国の明確なメッセージであり、けん制どころか強い怒りのあらわれであったのだ。
その背景は10年前の小泉靖国参拝問題にまでさかのぼる。
当時米国務省は靖国神社の政治的位置付けについて在米日本大使館に日本の見解を質したことがあったという。
その時日本大使館の書記官が「あそこはあなたの国のアーリントン墓地と同じですよ」と答えたという。
さすがの米高官たちも、これには激怒したという。
いうまでもなくアーリントン墓地は、米国のために戦った兵士たちを宗教、民族に関係なく追悼する施設で敗者への慰霊も祭礼の対象になっている。いわば米国民にとって神聖な場所だ。
それに反して靖国はA級戦犯を合祀した政治的神社であり、なによりもその中にある戦争博物館である遊就館には米国の日本占領、東京裁判を否定する反米史観が掲げられている。
米国高官が日本の書記官の軽率な発言にアーリントン墓地が侮辱されたと怒るのも無理はないと保阪氏は当時思ったというのだ。
よりによってその時の書記官と同じ言葉を安倍首相は米国で口にした。
米国が怒らないはずがない・・・
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。