http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/115.html
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http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-885.html
2013/11/08 09:28
自民党では、山本太郎議員に対する処分として参議院議長による厳重注意処分と皇室行事への出席自粛を求める案を固めていたようです。
事前にそれがマスコミ報道で出てしまったため、自民党議員から反発が出て仕切り直しだそうですが、党内はまとまっていないのでしょう。
「自民の「厳重注意」処分案、事前に漏れ結論持ち越し」(産経2013年11月7日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131107/stt13110719180009-n1.htm
NHKの報道では「自粛」ではなく「禁止」になっています。(NHK2013年11月8日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131108/t10015893901000.html
しかし、出席禁止とは一体、何でしょうね。招待されないというのであればもちろん出席は無理ですが(その是非も問われますが、それはさておき)、参議院でそのようなことを決められるのか疑問です。
私は、厳重注意処分も不当だと思います。もともと厳重注意処分などという処分はありません。処分というよりは「お説教」です。
「山本太郎議員 辞職の必要なし! 自民党に問う、徳田毅議員は辞職しない?」
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-882.html
もちろん山本太郎議員のやったことは未熟そのものですが、だからといって議員としての資質まで問われるような問題ではありません。参議院の秩序を乱したものでもありません。
厳重注意処分というのは、ある意味では苦肉の策として出てきたものと思われます。いくら何でも辞職勧告だとか除名というのは明らかに異様であるし、諸外国からみれば、アホな国にしか見えなくなります。戒告処分にする根拠もありません。その意味では自民党の国会運営にはまだ良識が残っていたということでもあります。
それがわからないのは極右議員ばかり。
天皇陛下に対し奉りと騒ぐ方がどうかしているのです。それが辞職勧告やら除名やらにまで至るのは明らかに異様なのです。
そういえば、私のブログではまだ触れていませんでしたが、世耕弘成官房副長官は辞職だと騒いでいます。
「「山本氏に議員の資格なし」 世耕副長官」(産経2013年11月2日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131102/stt13110211130001-n1.htm
この世耕弘成氏もあの従軍慰安婦問題で強制はなかったと米国で意見広告に名前を連ねた一人です。
「日本軍「慰安婦」 強制を否定/安倍首相が賛同/米紙に意見広告 4閣僚も/国内外の批判は必至/昨年11月」(赤旗2013年1月6日)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-01-06/2013010601_01_1.html
ところで橋下徹氏は辞職の必要なしと発言していたのですね。
「進退問題、「議員辞職の必要はない」橋下市長」(産経2013年11月6日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131106/stt13110614230004-n1.htm
この橋下氏は、この一件が起きた直後には、「陛下にそんな振る舞いをするなんて、あってはならないことだ」と発言していたのですが、今回の橋下氏の発言は、
「辞職ということではないのではないか。『天皇の政治的利用』という言葉が独り歩きしている」
「国会議員として非常識極まりない」
「これだけ大騒ぎになり、いろいろ反省もしているだろう。しっかり国会議員の活動をやってもらいたい」
というものですが、この部分では橋下氏の発言は極めて真っ当です。
橋下氏は「辞職だ」とまでは騒いではいなかったのでしょうが、さて辞職だと騒いでいた議員たちはどうします?
今回の件で一番、醜態をさらしたのは辞職だ、除名だと騒いだ極右議員たち、それを煽ろうとしたネトウヨたちだったということになります。
もちろん、醜態で終わらせてはいけません。今回の件を教訓に彼らの危険性を認識することが一番、重要なのです。
◇
<参院>山本太郎氏は皇室行事の出席禁止処分 議運理事会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131108-00000031-mai-pol
毎日新聞 11月8日(金)11時22分配信
◇猪木議員は懲罰動議の提出決定
参院議院運営委員会は8日午前の理事会で、秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した山本太郎参院議員(無所属)に対し、山崎正昭参院議長が厳重注意した上で、皇室行事の出席を認めない処分を決めた。一方、参院の許可なく北朝鮮を訪問したアントニオ猪木参院議員(日本維新の会)については、懲罰動議を参院に提出することを決定した。
山本氏の処分については8日午後、山崎氏が山本氏に伝達し、13日の参院本会議で報告する方針。猪木氏の懲罰動議は自民、民主、公明、みんなの党、共産の5党が8日に共同提出する見通しだ。
維新の松野頼久・国会議員団幹事長ら幹部は同日午前、国会内に猪木氏を呼び事情を聴取。猪木氏は「議運の許可が出る前に北朝鮮に渡航したことは大変申し訳ない」と陳謝した。維新は猪木氏に対する処分を検討する。【影山哲也、飼手勇介】
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