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政界地獄耳/平和ボケ語る小池の秘密ボケ
日刊スポーツ 2013年10月30日 20面
★秘密保護法成立のための衆院国家安全保障特別委員会がスタートし、初日に自民党広報本部長・小池百合子が質問に立った。「日本は機密に対する感覚をほぼ失っている平和ボケの国だ」とし、新聞・通信各社が首相の動向を報じる「首相動静」について「毎日、新聞に何時何分、誰が入って何分に出てとか必ず出ている。『知る権利』を超えているのではないだろうか」と疑問を呈した。また米英など主要国の15の新聞について「首相動静のような記事を日々掲載しているものは確認できなかった」と説明した。
★記者たちが「滑った転んだ」と呼ぶ「首相動静」。何時何分滑りました、転びましたと書き込むからだ。確かに首相の箸の上げ下げまで書き込むものだが、米国の新聞には載らないのは当然。しかし、今や地方紙を見れば知事、政令指定都市の市長の動静まで細かく書かれている。これを秘密に対して平和ボケというのはいかがなものか。
★早速、官房長官・菅義偉が会見で火消しに及んだのはこんなことまで秘密にしようとしているのかと小池発言が逆効果と受け取られかねなかったからだ。というのも小池は第1次安倍内閣の首相補佐官(国家安全保障問題担当)でこの間題に取り組んできた第一人者の1人。それがこんな理屈では先が思いやられるということだろう。
★そもそもこれは何かと秘密が多い政治の世界で逃げも隠れもせず堂々とオープンにするという首相サイドの覚悟の表れの発露だろう。意図的に官邸で面会して新聞に名前を載せたい向きもあるだろうし、財務相・麻生太郎の首相時代は夜会食する高級店に注目が集まった。それも含めて一挙手一投足に集中し、国民に見せることが目的。海外にないどころか、我が国の民主主義の進歩した部分ではないか。国会議員の秘密ボケのほうが問題だ。 (K)
- 政界地獄耳/アベノミクスならぬアベイズム gataro 2013/11/06 18:01:33
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