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2013-11-06 06:57:09
芥川賞作家の池澤夏樹さんが、「怒りはどこへ行った」と怒っています。世の中を良くするためのエネルギーの根源が怒りだという認識から、「その怒りはどこへ行った」と、疑問を投げかけているのです。朝日新聞11月付け夕刊に、「怒りはどこへ行った」というタイトルのコラム(5面)を寄せていました。
副見出しには、「社会主義を捨てるか」と、あきらめのようなつぶやきが取られています。しかし、文末の結論では、やはり「もうしばらく社会主義者でいることにしよう」と、決意の社会主義者宣言をしています。
書き出しは、「かつては社会主義を信じていた」と、過去形です。社会主義を標榜するソ連が崩壊したとき、「人間は利で釣らなくても、社会全体のために働く(はず)」という理想的な社会は成り立たせられないとの結論が出たように見えた。
その後、曲折を経て、最近の日本で出てきたのが、「リベラル保守」という考え方。中島岳志が提唱している立場で、「歴史の風雪に耐えた制度や良識に依拠し、理性を超えた宗教的価値を重視する「保守」と、それぞれに異なる道をたどってもめざす理想は一つであるという「リベラル」との接合。
それはいいかもしれないが、そこに欠けているものがある。欠けているのは、「怒りだ」と指摘。「目前のあまりの不正と矛盾に対する抑えようのない怒り」「自分の無力がわかっている分だけ苛立ちが募る」
「内部で圧力が高まると一気逆転を夢見るようになる。スタート地点ではテロリズムかもしれない。過激なデモかもしれない。それが国家的な範囲まで広まると革命になる。先の絵図が描けないままの転覆。例を挙げれば今のエジプト」
「だが、化け物のような国際資本に吸血される貧しい国々を思うと、あるいは浮かれる自民党政権とこの国の格差拡大や最下層の困窮を思うと、怒りもまた自分の中の大事な資質であると気づかざるを得ないのだ」と、怒りの向く先を明確にしています。
朝日新聞の紙面を使ってのあからさまな「倒閣宣言」ははばかられる。だから、筆を抑え、隔靴掻痒の感はぬぐえませんが、よく読むと、分かる人には伝わる仕掛けです。
それが伝わった人は、どう行動に移せばいいのでしょう。「怒り」は、気持ちよく発散しましょう。倒閣です。歴史的に見ると、安倍政権を倒閣することが正しかったことが検証できるはずです。倒閣運動を起こすのは、今でしょう!
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