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2013年11月05日
菅官房長官が11月4日、都内で講演し、「(民主党政権は)政府の関与なしで東電にやらせる道を選んだが、見直しをするところまで来ている」などと話したらしい。
まだこんな事を言っているのか。
「国の関与」はとっくの昔に記者会見で宣言していたではないか。
その後政府は何をやったというのか。
莫大な原発事故処理の経費はもはや東電だけでは負担仕切れないから国民の税金を投入すると言っただけだ。
金をばらまくのは誰でもできる。
しかもその金は自分の金ではなく国民から強制的に召し上げる金だ。
急ぐべきはその金を使ってどうすれば汚染水の流出を食い止め、除染や被曝者の救済を行い、そして廃炉や廃棄物処理を行なうかということだ。
それを国が示し、行なうことだ。
しかhし、どれ一つとっても、何一つできていない。
これを要するに国が関与しても何も出来ないという事だ。
いや、何も出来ないからこそ東電任せにして国の責任逃れをして来たのだ。
国とは誰か。
それは官僚であり、その官僚に依存するしか能のない政治家たちだ。
官僚に解決できる筈はない。
官僚は人に仕事を命じる事は得意でも、自らの行動で、自分の手で、何も出来ない、やろうとしない連中だ。
解決できるはずがない。
その官僚にすべてを依存する政治家はもっと解決できない。
無能を認めずウソを繰り返して誤魔化す。
そして決して責任を取らない。
彼らのお得意芸だ。
菅官房長官が「国の関与」発言を繰り返すのはまさしくヤルヤル詐欺である。
文句があるのなら一つでもいいから国の手で国民の不安を取り除いてみろ。
被曝者の一人でも救ってみろ。
行き詰まっているのは東電だけではない。
この国を動かしている官僚と政治家たちこそ行き詰まっている(了)
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