http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/821.html
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「往復交通費1460円のなぞ解き」(EJ第3665号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/379327183.html
2013年11月05日 Electronic Journal
第5検察審査会に「なりすまし審査員」が入り込み、議決に参
加していた問題について10月29日のEJ第3661号から4
回にわたって、その要点を述べてきましたが、かなり複雑な話で
あり、資料も多いので、そのすべてをEJでご紹介することは困
難です。
「和モガ」氏は、この問題について、2012年10月14日
〜12月8日まで、次の連載を書いておられるので、詳細を知り
たい方は、そちらを参照していただきたいと思います。
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東京第五検察審査会 解体新書(全14回)/阿修羅
http://bit.ly/1ghZUxl
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なお、URLは連載の最終回のページです。なぜ最終回のペー
ジかというと、このサイトを開くと巻末に1回〜13回のURL
が出ているので、便利だからです。「和モガ」氏の主張に対して
多くのコメントが寄せられており、それも参考になります。
架空議決にせよ、なりすまし審査員にせよ、小沢事件を審査し
た東京第5検察審査会が何らかの不正をして起訴議決をしたこと
は間違いないと思われます。「和モガ」氏の最高裁への告発状が
どのような結果になるのか、石川知裕氏の上告の結果と合わせて
注目されるところです。
情報開示資料をていねいに調べると、なりすまし審査員ではな
いかと推定される疑惑の審査員ないし補充員は次の3人です。
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2009年第4群/109801(審査員)
2009年第1群/117927(審査員)
2010年第3群/133566(補充員)
―――――――――――――――――――――――――――――
これら3人のうち、109801と117927は審査員です
が、133566は審査員の人数が11人に満たないときに、く
じで選ばれる補充員です。これらの3人に共通していることは、
3人とも宣誓書を提出していないことです。
このうちの117927については、誰でもわかる違反事項が
あります。詳しいデータは、東京第五検察審査会/解体新書の第
13回に出ていますが、117927が請求した往復交通費が次
のようになっていることです。 http://bit.ly/1f9d0Kc
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宣誓書の提出 往復交通費
117927 なし 1460円
―――――――――――――――――――――――――――――
「和モガ」氏は、この往復交通費「1460円」に着眼してい
ます。第5検察審査会の管轄は、東京都特別区と島嶼部ですが、
往復1460円は島嶼部から霞が関に来るにしては低過ぎるし、
東京都内からでは高過ぎるのです。「和モガ」氏は次の理由から
117927は他県から来ていると指摘しています。これは完全
なルール違反になります。
―――――――――――――――――――――――――――――
特別区内であれば730円は掛かるはずがない。片道730円
となるのは北千住経由の東部鉄道で埼玉県北葛飾郡杉戸町の杉
戸高野台駅、池袋経由の西部鉄道で埼玉県飯能市の東吾野駅、
泉岳寺経由の京浜急行線で横浜市金沢区の能見台駅、北千住経
由のつくばエクスプレスなら千葉県流山市の流山おおたかの森
駅などの駅となる。この117927番は東京都ではなく他県
から審査会にやってきているのである。
──東京第五検察審査会 解体新書/第11回より
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上記疑惑の3人に共通する現象があります。それは、3人に対
応するかのように、途中から審査会議に参加しなくなる審査員が
いることです。そのため、なりすましができるのです。
問題は、疑惑の3人は選定くじで選ばれていなくても、いずれ
も正規の審査員もしくは補充員であり、東京地裁に振込口座を登
録していることです。そんなことができるのでしょうか。
第5検察審査会のスタッフが協力すればの話ですが、いくつか
方法はあると思います。小沢審査会より後の群に、くじではなく
恣意的に審査員としては入り込むのです。そして、東京地裁に振
込口座を登録します。振込口座は実名が必要であり、正規に登録
する必要があります。この場合、氏名番号は当然のことながら、
正規の小沢審査会のメンバーのそれよりも高い数字になります。
しかし、属する群の検察審査会には全欠するのです。一度も出
ないので、宣誓書は提出する必要はないのです。そのうえで小沢
審査会に欠席している審査員になりすまして審査会議に参加し、
議決を行うのです。これなら、宣誓書を提出しないで、堂々と旅
費・日当を請求できるのです。他の審査会の出席状況を調べると
かなり欠席者はいるし、全欠者も見受けられます。
本来出席しなければならない群の審査会議を欠席し、他の審査
会議に欠席者になりすまして出席し、旅費・日当を請求する──
とんでもない話ですが、全資料を突き合わせないかぎり、犯罪事
実は発覚しないのです。東京地裁は、検察審査会から提出された
請求書に基づき、債主内訳書を作成し、指定口座に振り込みを行
うので、露見することはないのです。
実は、2012年7月に森ゆうこ元参院議員は参院決算委員会
において第5検察審査会のこうした疑惑に対し、最高裁を追及、
あわせて裁判所における会計経理などの状況を徹底的に調査する
よう委員長に要望し、認められています。決算委員会の山本委員
長(当時)は、会計検査院にこの検査を要請し、会計検査院は、
同年9月4日に会計検査院法第30条の3の規定に基づき、当該
検査を実施することを参議院に通知してきています。
それから1年が経過して、今年の9月に会計検査院から検査報
告書が届いていますが、きわめて腰の引けた検査を行い、「問題
なし」と結論づけています。─── [自民党でいいのか/87]
≪画像および関連情報≫
●参議院決算委員会での森元議員の質問
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2012年7月30日の参議院決算委員会で、森ゆうこ議員
が質問するというので聞いてみた。当初の質問は、最高裁の
公共調達としてのシステム関連調達の質問である。最高裁の
システム調達はほとんど1社調達で、入札率は100%に近
いことを最高裁の経理局長に問いただした。経理局長は、予
定価格を業者から参考価格として出させていると述べた。こ
れに対して、会計検査院の局長に1社入札は高くなるので好
ましくないと言わせる。この質問までは、森議員は一体何を
聞いているのか疑問に思っていた。つまり、最高裁を困らせ
るための質問か、ぐらいに聞いていた。その次の質問が検察
審査会用に作られたハンドブックの話であった。総額54万
円と額は少ないが、この納品書、請求書にも日付が書かれて
いない。一般社会の取引では、日付がない確証はありえず、
最高裁経理局長にもそれを認めさせ、今後このようなことは
しないと言わせた。これに対して森議員は、最高裁は国会か
らもアンタッチャブルだとたかを括っているのではないかと
かなり厳しく述べた。さらに、会計検査院の局長に平成22
年の都道府県の会計処理での裏金の事実を正した。この裏金
を調査した結果、この裏金操作は納品書の日付など不正に操
作されており、例え日付が付いた支払い調書があったからと
いっても、入と出をきちんとデータで裏付け、検証しないと
分からないと言わせた。 http://bit.ly/NgH3zJ
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