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衆院経産委員会で民主党の辻元清美氏の質問に答える小泉進次郎政務官=10月30日、国会(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131104-00000540-san-pol
産経新聞 11月4日(月)22時2分配信
10月30日に内閣府兼復興政務官として初めての国会答弁に臨んだ。やや緊張の面持ちを隠せない小泉進次郎氏の前に立ちはだかったのは、「ソーリ!、ソーリ!」と父・小泉純一郎元首相に挑んだ、辻元清美衆議員議員だった。
父・純一郎氏の「原発ゼロ」発言や使用済み核燃料の処理をめぐり追及を重ねる辻元議員。原発政策への自身の姿勢を重ねて問われた進次郎氏は、「父は父、私は私。父の考えに子供が何だって答えないといけないのか」と切り返し、「政府の一員の政務官として全力を尽くす」と述べた。
11月1日には第2次安倍内閣で9月に起用された副大臣、政務官が資産を公開。進次郎氏は不動産や預貯金などについて「なし」と報告。保有する資産は「自動車1台」とだけ報告した。報道陣の取材に応じた進次郎氏は「人生はシンプルな方が楽だ」と説明。山本太郎参議員の天皇陛下への手紙受け渡し問題にも苦言を呈した。
■10月30日午前 衆議院経済産業委員会(国会内)
(辻元清美議員)−−難しいのは使用済み核燃料をどこにどう保管していくのかという問題です。昨日、小泉(純一郎)元総理が社民党の党首と会ったというニュースと合わさって、『父は父、私は私』と(進次郎氏が)答えていらっしゃる。かつて私は「ソーリ!、ソーリ!」で、あなたの父の小泉元総理と激しく激論を戦わせたが、改心されたのかなと。かつては「ソーリ!、ソーリ!」だったが、連携できるところはしたいと思います。『父は父、私は私』(というが)、私(進次郎氏の)の意見を聞きたいんです。使用済み核燃料について、核のゴミのつけをこれ以上残していくことは避けなければならない。1日も早く、脱原発に向けて国の政策の方向性を変えるということです。あなたの意見で結構です。お父さんの意見について言ってくれと言っているのではありません
「ご指名ありがとうございます。辻元政務官(言い直して)、辻元委員におかれては今、お話があった通り父も大変、委員会などでお世話になりました。私も昨日言いましたけれど、『父は父、私は私である』と。父の考えについて子供はどう思うかといわれれば、原発のことだけに限らずね、色んな問題がそういわれてしまえば、何だってここに呼ばれて答えなければいけないのかなと」
(辻元議員が「あなたの意見。あなたの」と発言)
「父は歌舞伎が好きだが、私も落語や文学も大好きでしてね。そういった父の考えを踏まえて、辻元委員はご質問されていると思いますが、辻元委員もかつて国交副大臣をお務められて政府の一員の立場におられたので、政府の一員ということがどういう意味かはよくご存じの上での質問だと思いますが、私は政務官という政府の一員として、福島の将来のために、福島にツケを残さないために、明日も会津若松(市)に行って、大熊町の町長とお会いする予定でいますが、福島県全体が県の方針として『原発はもういらない』と県民の皆さんの方針を出されていることは理解しておりますので、何よりも汚染水、廃炉、そして賠償、また帰還の促進、そして除染。これら4点について復興政務官として全力を尽くしていきたいと思っています」
−−使用済み核燃料が残っていくことは避けられない。そして一日も早くストップしなければならないじゃないですか。そのためにはその方向に国が舵を切る、ということについてどうかと、あなたの意見を聞いている
「使用済み核燃料の扱いについて、これは誰もが何とかしなければいけないという思いを共有していると思います。辻元委員は舵を切ると言ったが使用済み核燃料の問題に対して何とかしなければいけないというのは、舵を切るという表現ではなくて、さらに努力をしなければいけない。脱原発をしようと、そうではなかろうと、この使用済み核燃料をどうやって解決していくかは必ず取り組まなければいけない。それが後世にツケを残さないための不可欠なことだというのを理解しています」
−−今のご答弁は、今まで自公以前も含めて、ずっと政府がしてきた答弁です。要するに舵を切るが怖いからだ。舵を切らないと減らないと私たちは認識したわけですよ。今、政府でも対策会議がスタートしたので引き続き質問していきます。私は将来へのツケを残すと。政務官の立場も分かる。しかし、政府のなかで、どれだけ自分の思いを達成するかも、実際、政務官としてチャレンジしていただきたい。引き続きまた質問します
■11月1日午後 副大臣、政務官の資産公開(国会内)
−−政務官として初めての資産公開。資産報告したのは車1台で土地建物はゼロだった。あまり資産にはこだわらないのか。資産は持たない方がいいという考えか
「資産にこだわらないというよりも、人生シンプルの方が楽だからね」
−−物はあまり多く持たない方がいい?
「政治家の場合、特に先が見通せるような人生じゃないでしょう。次の選挙で落選するかもしれないし。家の中の物もね、できる限りすっきりとシンプルに。ただでさえ、複雑な道のりを歩いていますから」
−−昨日(10月31日)、山本太郎参議員が園遊会で天皇陛下に手紙を渡したことに各所から批判の声が挙がっている。自身の考えは
「天皇皇后両陛下が、原発の問題を含めて、被災地にどれだけお心を寄せておられるかというのは、震災直後から毎週のように足を自ら運ばれ、また最近では皇后陛下がお誕生日のときに、『これからも被災地に心を寄せてまいりた』とね、ああいう温かいお気持ちをさまざまな場面で身を以て表しておられるので。ああいった行動は控えるべきだったのではないかなと。天皇皇后両陛下、誰よりも被災地の状況にお心を砕いておられますよ」
−−国会議員が陛下に手紙を渡すと、まさに政治利用ということになってくるという批判については
「言った通りです。控えるべきだったと」
−−父・小泉純一郎の原発ゼロ発言。今週もいろいろな反応が出ている。政務官として、責任ある原発政策、あるべき原発政策をどう考えるか
「政策は原発の政策に限らず何でも責任ある政策を作らなければいけないと思っていますし、政府の一員という政務官という立場においては、自分が抱えているあらゆる分野において責任ある政治姿勢、活動をやっていかないといけない。そういったことに関してあえて言うのであれば、今さまざまな、この前、父も社民党と会っていましたけど。かつては政策的に敵対したようなね、そういった方々が今いろいろコメント聞いているといろんな所で違いはあっても、原発の部分では一致できるか協力したいと言っていますよね。何で他の政策ではそうできないんでしょうかね。例えば国会改革とかね、社会保障とか、さまざまな分野で全体では反対の所もあるかもしれないけど、一致する一点を大切に見てね、前向きに協力してくれればいいじゃないですか。原発の問題で一点で協力するといえるのだったら、他の問題でもなぜその姿勢が取れないのかね、私はそこら辺、ちょっと疑問ですね」
−−小泉元総理が「元総理」の立場で原発について発言するのは、責任ある立場での発言といえるか、それとも自由な立場での発言なのか
「自由な発言が許されている環境でもあると思いますし、自分の発言は自分で責任を取るというのは、政治家に限らずね、みんな誰もが負わなければいけないことじゃないですか」
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