http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/802.html
Tweet |
朝日新聞の11月1日の一面トップは「大学入試に新テスト」でした。
教育再生会議が大学入試についての提言をまとめて安倍首相に提出したものです。
しかし、こういった専門家の提言がいかにいい加減で、また、ある意味、植民地勢力の意を受けたものかは、典型例が原発政策でしたが、いろいろな例がよく示しています。
入試改革については、5教科入試をセンターと個別の大学できちんとやればいいのです。そして、もう一つは卒論を完全に義務化して、インターネットで卒業後10年間ぐらい公開すればいいのです。
そうすれば、高校教育も大学教育も今よりずっとましになるはずです。
http://yamaguchijiro.com/?eid=1182
2013.10.22 Tuesday 11:20
入試改革の愚
安倍政権が打ち出そうとしている政策は、国民を欺くものばかりだが、大学教師としては教育改革の議論も看過できない。教育再生実行会議は、各大学の2次試験で学力試験に代わって、人物評価によることを打ち出した。文科大臣は、1点差で合否が分かれる試験はやめるべきだと毎日新聞に語ったそうである。
1点差が気に食わないなら、百分の1秒差で勝敗が分かれる陸上競技も無意味である。文科大臣はオリンピック担当も兼ねているので、東京オリンピックでは百分の1秒差に泣くという不条理を廃止して、予選通過者全員に人物評価を行ってメダルを決定すると提言すればよい。
日頃はグローバル競争が好きなメディアも、こと入試になると競争を排斥する。知識偏重の弊害だって?冗談はやめてほしい。今の日本は知識をあまりに軽んじている。国の指導者からして、科学も論理も無視して、意志の力を連発しているが、まさに神風の世界である。
貧乏球団の広島カープがCSに進出し、話題になった。カープは足が速く、肩が強い選手を集めて、猛練習でよいチームを作った。超エリート校以外の大学も同じである。我々が試験を行うのは、知的な意味で足が速く、肩が強い若者を集めるためである。18歳の若者にどんな人物になれというのだ。
東京新聞10月20日
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。