http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/799.html
Tweet |
http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-1127.html
2013-11-04
来日したアーミテージらが自民党幹部と会談し、歴史認識問題で自重を促したと報じられたことが波紋を広げています。米国戦争屋が方針転換し(オバマ政権の軍門に下り)、子分の安倍政権の面々が真っ青になったというわけですが、実際はそうではなく、単なる早とちりのようです。
問題の報道は次のようなもので、毎日新聞は1日付で次のように報じています。
(http://mainichi.jp/select/news/20131101k0000m020154000c.html)
アーミテージ氏:自民幹部に「慰安婦問題に触れないで」
来日中のアーミテージ元米国務副長官が自民党幹部と東京都内で会談し、歴史認識問題を巡って「従軍慰安婦問題に触れないでほしい」として強い懸念を伝えていたことが31日分かった。安倍晋三首相の靖国神社参拝に関しても「これまで積み上げたものを全て壊すインパクトがある」と強調した。
日中、日韓関係の悪化を憂慮する米政府内の雰囲気を間接的に伝えたものだ。会談に同席した米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)幹部は慰安婦問題について「米政界のロビー活動は韓国が上手だ。日本が強硬姿勢を続ければ米議会が背を向ける」と指摘。旧日本軍の関与を認めた「河野談話」の見直し論が高まれば、日米関係にも悪影響を与えかねないと警告した。【竹島一登】
米国からすれば、日米関係の基本は東京裁判にあり、これを否定する動きは容認できません。この点は、歴代自民党の歴史認識に目を瞑って来た米国戦争屋も同じです。周辺国が文句を言わない限り、容認してきただけで、基本スタンスは変わりません。
ところがこれだけ騒ぎが大きくなり、特に同盟国の韓国が批判を強め出すと放置できません。韓国はベトナム戦争に派兵しており、軍事同盟という点では日米より米韓の方が緊密ですから、日韓の揉め事は困るわけです。
日韓がいがみ合っていたら、肝心の極東戦争に誘導することができません。米国戦争屋の描く戦争の構図は、中国・北朝鮮VS日本・韓国で、米国は後方支援するというものですが、今や対立の構図は中国・韓国VS日本・北朝鮮に変質しつつあり、想定外の展開となっています。日韓に基地を置く米国としては、これでは困るわけです。
会談の中身は記事からしか窺い知れませんが、米国政府が「日中、日韓関係の悪化を憂慮」しているのは事実としても、アーミテージら米国戦争屋はそうではありません。
会談に同席した米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)幹部というのはマイケル・グリーンのことではないかと思いますが、彼らは「従軍慰安婦」のことを問題視しており、韓国ロビーの巧みさにも言及しています。米国戦争屋は、日韓関係の悪化を懸念しているのです。日中関係は付け足しでしょう。
モンゴル系の謎の企業が朝鮮総連本部ビルを落札するというまさかの展開になっており、安倍政権の関与も窺われることから、その辺の真相を探りに来たのではないかと思います。「北朝鮮と裏で交渉するな」というわけです。そのついでに日韓関係修復を命じたのでしょう。
いずれにしろ米国戦争屋の本性は変わりませんから、彼らの動向には充分注意する必要があります。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。