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2013年11月03日
最近、重苦しいテーマが多いので、敢えて“ミーハー趣向”で、本日はお茶を濁すことにする(笑)。どのような対象であれ、ランキングと云うものは、庶民の興味が集中するもので、結構、ランキング自体が影響力を持っている、と考えても良いだろう。米経済誌Forbesが恒例の「世界で最も影響力のある人物」番付100人を発表した。コンセプトの底流にエコノミーが強く意識されている部分もあるようだが、概ね常識的な評価基準で番付が出来あがっている印象を強く持った。ノーベル財団の平和賞選考基準よりも遥かに信頼性がある感じになっている。
「世界で最も影響力のある人物」の1位には、2年連続1位だったバラク・オバマを2位に蹴落とし、ロシアのウラジミール・プーチン大統領が選出された。今年もオバマが選ばれていたら、Forbesの信頼が地に落ちるところだったが、そのようなドジは踏まなかったようだ。Forbesによると、「プーチン氏はロシア国内の統治を強めている。一方、オバマ氏は任期2期目の大統領としては異例の速さで影響力を失いつつある。最近では米政府機関閉鎖の混乱が良い例だ」と評価し、前述の決定を行った、と明確に理由を開示している。オバマのレームダックは見るも無惨なのだが、プーチンの政治決断はダイナミックに世界を席巻したと言えるだろう。
米国家安全保障局の元職員スノーデン氏(米当局は訴追)が行き場を失い立ち往生していた危機を、米国の顔色を見るでもなく、人道的見地から(?)、ロシアへの一時亡命を認めた。また、プーチンはシリアアサド政権の化学兵器使用疑惑で、イランのフセイン政権と同様、アメリカのごり押しで抹殺されかけていたところを救い、中東を大戦禍に巻き込む暴挙を未然に防ぎ、高得点を上げた事になる。Forbesは「今年のシリアとNSAの問題をめぐる対局を見ていた人なら、個人の影響力の構図が変わったことが誰の目にも明らかだろう」と評論している。
3位には中国の習近平国家主席が選ばれ、これも順当な順位である。4位はフランシスコ(Francis)法王、5位はドイツのメルケル首相と無難な選択になっている。6位にビル・ゲイツが入っている点は、どうしてかな?という疑問もあるわけだが、長者番付の常連であり、彼の財団が、何らかの世界規模の仕掛けを考えていると云う情報をキャッチアップした故の6位なのかもしれない。たしかゲイツ財団は“種子バンク”への興味とか、アグリビジネス及び地球の人口問題(無論減らすこと)を真剣に考えているだけに、番付6位の意味は、相当に興味深い。
そう言えば、何となく記憶しているが、ビル・ゲイツ氏が、軽井沢町内の敷地2万2,000平米に別荘を建設中で、長野・軽井沢も一部放射能汚染があったのではないか、と疑問が投げかけられている軽井沢に別荘となると、HATENAな気分になるのだが、真相は闇の中だ。20年のオリンピック見物が目的と云うのも馬鹿げている。やはり、財団が計画している奇想天外な悪夢の計画が、福島原発跡地の有効利用とか、東日本全体をどうにかしてしまうなんて事にはならないと思うが、TPPや日米共同体の流れを考えると、無きにしも非ずの「嫌な予感」がしないでもない。
あぁ横道に逸れてしまった(笑)。Forbes の番付は、6位のビルゲイツに続き、7位バーナンキFRB議長、8位がサウジ国王、9位がドラギ欧州中央銀行総裁、10位デューク・ウォルマートCEO、11位がキャメロン英首相等々と続く。その他の主だった世界に影響力のある人物として目につくのは、投資家のバフェット氏、李克強中国首相、ベゾス・アマゾンCEO、ブリン・グーグル創業者、ラリーページ・グーグルCEO、オランド仏大統領、ルセフ・ブラジル大統領、印政治家・ソニア・ガンディー、イラン・ハメネイ等々がランクインしている。
面白い点は、黒田日銀総裁が39位で日本人の最高位。続いて44位に豊田章男、45位に孫正義、(46位に北朝鮮・金正恩、47位に韓国・朴槿恵大統領)、57位に漸く日本首相・安倍晋三を上げて貰うことが出来た。恭悦至極である(笑)。もしかして、ランクインしていないのではないかと、悪魔の期待に胸躍らせたが、真ん中よりチョイと下に番付されている。日本に住んで、NHKはじめ各社テレビを視聴し、大手新聞を読んでいるだけの国民が思えば、Forbesの番付は明らかに間違いだと指摘するだろう。特に、韓国の朴槿恵大統領以下だとは、憤怒に堪えないだろう(笑)。
まぁForbesとしては、どちらでも構わないがレディーファーストの気持だったのかもしれない。それよりも、世界経済における影響力だけでランキングを選んでいない点は、プーチンが1位に選ばれたことからも判るわけだが、安倍晋三にしてみれば、自分が任用した僕の日銀黒田総裁が20番近く上位にランクインされていることが、納得がいかないと云うか、不愉快で堪らないに違いない。時に男と云うものは、こういうクダラヌ嫉妬で心が揺さぶられ、あらぬ行動をするものだが、少しは期待でもしておこう(笑)。今回のForbesランキングで面白かったことは、安倍と黒田の逆転現象だが、気持が悪いのは、ビル・ゲイツが6位にいることだ。そして、その彼が軽井沢に別荘を建てている話と、種子バンクの関連性などである。皆さまも、各自、この選考を評価してみるのも面白い試みだ。
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